ということで、続き。
無計画のまま、盆休み身内戦の日はやって来ました。
とりあいず、集合時間にみんな来てくれたので、みんな揃ったかなと思ったら、ハクビシンくんが「サラブレッドさんがまだ来ていません」という報告をしてきた。
いつも時間に律儀なサラブレッドがどうしたんだろうと思いながら電話をすると、実家の琵琶の木が台風の影響で折れてしまい、風で飛ばされると危ないので、雨の中、その処理にあたっているとのことでした。
その日は、台風で暴風雨になっていたのですが、この日を逃すと盆休みと言えど、次にこれだけのメンバーは集まらないだろうという話になり、中止にできなかったのです。
当然、こういう不足の事態は予測していたので、ならサラブレッドは今回見合わせでいくかい?と聞いたら、「いや、片付けたらそっち向かうから、あと20分待っててくれ」という話に。
計画中にイレギュラーが発生し、当日にもイレギュラー。不測の事態の連続で、幸先不安しかありませんが、それでもなんとか1時間遅れで出発!
今回は、ヴァンパイアセイヴァーとKOF98UMとKOF13CX、そしてランブル2をやる予定だったので、車内ではその話で盛り上がったのですが、着くと学生達がブレイブルーで盛り上がっていた。
「一応、隣空いてるけどどうする?」と話すと、サラブレッドが「じゃあやろう!」という話になり、さっそくKOF98UMの対戦会開始!
僕らオッサンみたいに、ゲームを楽しみながら対戦しているチームだったら問題ないんだろうけどなと思っていたら、…やっぱりそんなことはなくて、途中までギャーギャー騒いで罵声を浴びせ合っていた学生くん達が突然大人しくなったので、チラリと視線を隣に寄せたら、こっちをガン見していた。
こういう騒ぐ人達には2通りの人間が居て、1つは僕のような素人が、周りのことを何も考えずに、対戦が楽しくて、つい思いを言葉にしてしまう人間と、あともう1つが周囲を寄せ付けないために、意図して罵声や奇声をあげる人間。
まぁ、もしかしたら本人達にそういう意識はないのかもしれませんけど、今回の学生くん達なんかは、そういう意図がなくても、そういう風に見えてしまった。
何故なら、急に「あのオッサン達うっぜぇ」とかいい始めて、背後から解説を始めたから。
あんまりこういうのは気分が良くないので、僕は声を掛けて、「されますか?」と聞きました。
ここでも、する人間としない人間が出てくるのですが、まぁ自信があったのでしょう。フン、と鼻で笑った学生くんの一人が、僕の言葉には何も返答をせず、颯爽(さっそう)と乱入!
クラウザー・庵・表ギースと、ちょっとよく分からない組み合わせ(まぁ僕も人のことは言えないけどw)だけど、クラウザーと庵は強キャラだから、多分98UMやってるのかな?と思いながら、対戦を見ていたら、ハクビシンくんが影二1人で学生くんをやっつけた。
「俺にやられるなんて、解説してた割りには、あの子達、大したことないッスね」と彼等に聞こえるぐらいの声で言ったから、学生くん達は大激怒!
ハクビシンくんは、思ったことをすぐに口にする人間で、多分僕が背後から解説されていたことに気付いていたので、わざと聞こえるように言ってくれたんでしょうけど、…もうね、こっちとしてはハラハラドキドキですよ。
学生くん達は、3人で対戦をしていたので、1人の実力はそうだとしても、あと2人の実力は未知数。というより、1回試合したぐらいでは、まぐれで勝つということもあるから、野試合の真骨頂は3試合目の、相手の癖を読めるようになってからぐらいからが、お互いの実力が本当に分かってくる対戦になる。
ハクビシンくんは、それを分かっておらず、目の前の結果のみを鵜呑みにして、そんな言葉を発してしまったので、さぁ大変!
学生くん達はマジ切れして、「アイツ分からせてやる!」とか言い始めました。
楽しい対戦会をする筈だったのに、いつの間にか、ピリピリした知らない人との野試合になっちゃって、またしてもイレギュラー発生!
サラブレッド以外のメンバーは、パチスロやメダルゲームしてくるわと次々とその場を後にしました。
せめてサラブレッドがその場に残ってくれたことは助かったと思ったら、サラブレッドが僕に言った。
「多分、446じゃあの腕組んでるヤツには勝てないと思ってね」と。
そんなに強いのかと思っていたら、さっきハクビシンくんに倒された学生くんが、目を血走らせ、ハクビシンくんをフルボッコにして、「すみません、446さん無理でした」とハクビシンくんが言ってきた。
相手の学生くんは、COM相手に挑発を繰り返し、かかってこいと言わんばかりの対応。
超面倒なことになってるなと思い、僕はその場から逃げたい気持ちでいっぱいでしたが、たかがゲーム、されどゲーム。学生くん達は、逃げずに対戦を挑んでくれたのだから、僕らオッサンはそれから逃げる訳にはいかないということになり、やむなく対戦。
もうね、こういうタイプとは何度も対戦したことあるので分かるのですが、とにかく結果がすべての人達なので、不利になると待つんですよね。
で、ミスターコンボマンが多いので、素人の僕ではコンボの始動を狙わせるタイミングで、クラークや大門などの投げキャラを用い、コマ投げで勝つことぐらいしかできないのです。
で、何度かその学生くんを倒すと、「あぁあ!くそぉおぉ!」とか叫ぶ訳ですよ。
僕一人だったら、負けていいのでその場から即刻立ち去るのですが、今回はサラブレッド達が居るので、そういうこともできない。
僕もミスターコンボマンなので、学生くんが叫びたくなる気持ちは分かるんです。
こっちは必至でコンボ練習してきたのに、ガード誘発させられて、コマ投げで全部対応されるもどかしさ。そりゃあ、叫びたくもなるでしょう。
まぁ、僕と同じタイプだったからこそ、対策も簡単に取れた訳で、しかも何回乱入してきても、コマ投げキャラを使用してこなかったということは、その学生くんはコマ投げキャラは使えないということ。なので、僕は勝てたのです。
そしたら、当然2人目が来ます。
で、2人目はコマ投げも使えるし、庵で端の固めもしてくる人だったので、こんな苦しい思いまでして対戦したくないなと気持ちがめいっていたら、サラブレッドがブンブンとまた首を横に振る。
しかし、ガーキャンのタイミングまで読んでくるようなヤツとどう戦えと?と僕は思っていたら、意外にラルフやラッキーみたいな変則的なキャラの対策ができていなくて、またガード後に通常投げ狙うと、よく入る人なので、すんなり倒せました。
まぁ、KOFで通常投げを狙ったり、また通常投げが簡単に入ったりする時点で、中級者や上級者から言わせるなら、なんの試合?となるのかもしれませんが、不利になると、一人目同様にガン待ちしてくるので、そうなると、コンボ大好きオジサンの僕はかなり有利に動けます。
何故なら、コンボを当てるために、多少なりとも誘導や崩しを持ってるからです。
で、ガン待ちしてくれるようになってからは、すんなり倒せるようになって、ようやく3人目。
●だいぶん、長くなったので、今回はここまで。
いやですね、ワイワイ言いながら、楽しい対戦会を予定していたので、身内戦一発目から重い対戦となりました。
というより、身内戦なんてやってないですからね。
知らない人と3on3の野試合ですよ。
なんで、盆休みののほほ~んとした時に、こんなガチガチの対戦しなきゃいけないんだって感じでしたから。
普段の生活の束縛から解放されて、楽しくゲームすることが目的だったのに、ガチ戦とか楽しめないですからね。
何のための身内戦か、目的がわからなくなってきちゃった訳です。
さて、次回の話をしますと、まぁ3人目の学生くんには僕はフルボッコにされて、いよいよ僕らのチームの大将のサラブレッドが、相手の学生くんチームの大将と対戦するのですが、これまた不測の事態が発生します。
ということで、続く!
閲覧ありがとうございました!