■どんなゲーム？
従来のスト２みたいな地上戦の主体のゲームでありながら、画面のズームアップ等でジャンプ攻撃の間合いが見切り辛いのもあり、これまでのシリーズよりジリジリとした対戦の印象が薄くなり、ジャンプ攻撃からの大ダメージも多少狙いやすくなっている。勿論、対空迎撃はあるので、何回も狙うものではないが、今までのシリーズより自由度が増したようにオッサンは感じた。また、EXゲージ(超必殺技ゲージ)の他に、Ｖゲージという本作の肝となるゲージがあり、このゲームを使用したシステムにより、キャラクターにも個性が明確に生まれ、非常に白熱した対戦が楽しめる。
●どんな人にお勧め？
ギルティやメルブラみたいに、固め時にジャンプキャンセルを利用した崩し等がないので、格闘ゲームの経験がある人ならば、ゲームに入りやすい。新システム等はあるものの、システム自体はそこまで複雑ではないので、覚えることも少なく取っつきやすい。総じて、むかし格ゲーをやっていたけど、今のゲームスピードが早い格ゲーにはついていけないと手をこまねいているオッサンプレイヤーにはお勧めだ。同じオッサンの僕が言うんだから、間違いない！また、連続技も爽快感があるので、コンボ好きににもお勧め。
ただし、エリアルがシステムには備わっていないので、所謂コンボゲーと呼ばれるゲームが好きな人には、待ちや焦らしを意識した対戦になることがある本作は、やっていてイライラするかもしれない。
また、格闘ゲームはキャラゲーと呼ばれるほど、キャラクターのテイストは大事だが、本作は筋肉強調のキャラクターが多いため、鉄拳みたいなスタイリッシュさ、アークゲーやエクサムみたいな二次元としてのイケメンさ、萌えっぷりはそこまで望めない。逆に、そういうテイストがあまり好きではない、泥臭い昔の少年誌みたいなテイストが好きな人にはキャラゲーとしてもお勧めする。←オッサンはこのテイストを愛してやまないので、キャラゲーとしても楽しんでいる。
◆オッサンの本作のアピールポイント
はい。アーケードゲーム紹介コーナーでは、僕の感想を除いて、客観的に紹介していますが、こちらでは僕が好きなゲームを皆さんにお勧めするという形で紹介するので、めっちゃ主観的に書いていきます。
無論、ゲームもゲーセンで仕事が空いた日に月に４回ぐらいしかやってないド素人なので、ゲームをやっている人からするなら、かなりズレた見解になると思いますが、僕と同じような環境の方の格ゲーをやるキッカケになれば幸いです。
このゲームのお勧めポイントは、なんと言ってもオジサンでも気軽にできる分かりやすいゲーム性と、いつ何時でもオンラインを開けば対戦できる気軽さにあります。
●格闘ゲームをする上で、システムは重要ですよね。
いくら操作が簡単でも、システムが複雑だったら、覚えることが沢山ありすぎて、ゲームをする前から疲れてしまいます。
しかしスト５ならば、シリーズ伝統の立ち回りに、プラス追加された新システムを頭に叩き込むだけで良いので、むかしスト２で遊んでいた人ならば、そこまで違和感なくプレイができるでしょう。
●ある程度CPU戦やトレモで練習して、一人プレイを楽しむと、自分の実力がどれぐらいなのか、試してみたくなるのが格ゲーが好きなプレイヤーだと思います。
周囲にスト５をやっている人が居れば良いですが、なかなかそんな都合よくはいないし、仮に居たとしても、リアルで対戦しようと思っても、なかなか時間が合わないのが現実ですよね。
そんなとき、今だったらオンライン対戦ということもできるのですが、このオンラインも過疎化していると、一部の上級プレイヤーしか居ないので、仮に勝てたとしても、手加減されているか、まぐれ勝ちの二択しかないので、納得のいく対戦はなかなかできないでしょう。
対戦というのは、実力の近いもの同士で対戦して、拮抗した試合が展開されることで、自分の中のモチベーションも上がり、｢もっと練習して強くなりたい！｣という気持ちが生まれるので、『自分と同じぐらいの対戦相手が居る』ということは大変重要です。
本作は、ｅスポーツのタイトルにも選ばれていることもあり、大変プレイ人口が多いタイトルで、それこそプレイヤーの実力もばらつきがあり、自分と同じぐらい、もしくは少し強いぐらいの自分にとって都合の良いプレイヤーが見付かりやすいでしょう。
無論、学生なんかは我々オッサンとは違い、やり込む時間を武器にどんどん成長していきますから、オッサンの使う学生貯金なんてすぐに使い終わり、１週間前は勝てたのにもう勝てないということもザラですが、それでも世界中にプレイヤーが居るので、他の格ゲーより楽しくオンライン対戦ができることと思います。
やっと子供の手が掛からなくなり、少し自分のプライベート時間に余裕ができたから、むかしハマってた格ゲーをやりたいけど、今の格ゲー自体よう分からんし、今更システムやキャラの性能を１から覚えるのとか億劫やなと思っているそこのアナタ！
スト５なら、そんなアナタの燻(くすぶ)った気持ちを解消してくれるでしょう。
迷ったなら、まずはやれ！
それでは、また会いましょう！
閲覧ありがとうございました！
