お待たせしました!
ん?誰か待ってたかな。まぁいいや、そういうことにしておこう!!
ということで、正規ナンバリングタイトル、KOF15が発売ということで、これまでのナンバリングタイトルを振り返りたいと思います。
今回は『オロチ編』です!
恐らく、KOFシリーズの中でも、一番メジャーではないでしょうか。KOFしない人でもオロチ編の設定は知ってたりするんでね。
はい。僕の周りの話なんてどうでもいいですね(笑)
では、さっそく紹介…に入る前に!KOFのお話は全て三部作構成ということを頭に入れて頂くと幸いです。
もともと、ドリームマッチの位置付けだったKOFなんですけど、94が結構な人気だったものだから、95からデッカイことやろうぜとなって、KOF95からオロチ編が始まります。
■KOF95
KOF開催の主催を勤めるのは、本作のラスボスでもあるルガールさん。
●KOF94
●KOF95
ルガールさんは、94で「俺こそが最強だー!俺の強さの証を残したい!!」という身勝手な理由で格闘大会を開催し、自分が倒した相手を剥製にしてそれを眺めながらワインを飲むという変態です。
しかし、そんな変態ルガールさんも、オロチを凪ぎ払う草薙の力には敵わなかった。まぁね、ルガールはもういいオッサンですよ、対する草薙くんは留年はしてますが、高校生です。絶対の力と自信を持っていたルガールさんは、『たかが炎を手から出せる子供(ガキ)』に負けちゃって、プライドズタズタになったんですね。
■草薙 京(KOF95~97の主人公)
そこで、ルガールさんはオロチの力という未知なる力に手を出し、草薙の力を超越しようと試みて、またやられるというですね。
ここまでがKOF95の話。
因みに、ルガールさんの小ネタにエンディングは必ず自爆するというのがあります。
ものすご~くプライドの高いルガールさんは、お前らにやられるぐらいなら自爆して死を選ぶって感じなんですね。
ただ、なんだろうな。色んなアニメや漫画でこういう男気ある悪者っていっぱいいて、北斗のラオウなんかケンシロウより好きだったんですけど、…ルガールさんは悪役としては小さく見える。
やっぱ、銅像コレクションはアカンよ。なんかさ、誰も相手してくれないから、承認欲求を満たすために自分の勝った証を残しましたって見えるじゃん。
ボスとしては、安っぽく見えるんだよなぁ~。
はい。ここら辺、「意義あり!」って人もいるとも思います。その時は、コメント欄にて僕にルガールさんの格好よさを教えて頂ければ幸いです。
では、次いきましょう。
■KOF96
ここから、物語がゴロッと変わります。
前回までは、お金持ちのルガールさんが個人的に開催した大会だったのですが、96からは民間企業も巻き込んだ一大イベントになってまして、規模も拡大しています。
ここら辺の設定を考えながら、格ゲーの背景に目を向けて貰うと、ちょっと面白いかなって思いますね。公式には語られることは少ないですが、想像しながらゲームをプレイする、これこそが開発者の仕込みの部分ではないかと思います。
話を戻して、95でルガールが使用した『オロチの力』とは一体なんなのか。その本質に本作では迫っていきます。
本作のKOFの主催者は神楽ちづるという女性で、草薙京と同じオロチを封じる能力を持っています。
■神楽ちづる
彼女は、KOFキャラの中でもキーパーソンなので、他のナンバリングでも出てきますから、是非とも名前を覚えておいてください。
まぁ、能力はぶっ飛んでても、年は普通のガールですから、そんなガールがどうやって民間企業まで巻き込んだ大きな大会を開催できたのかは疑問が残るところですが、どのみちね、一人の男によって滅茶苦茶にされるっていうね。
それこそが本作のラスボス、ゲーニッツさんです。
■ゲーニッツ
ゲーニッツさんは、オロチに仕える四天王の一人です。
オロチの意志を組んで行動する者をオロチ一族と言うのですが、その中で特に優れた8人をオロチ八傑集(はっけつしゅう)、8人の中で取り分け強い4人をオロチ四天王と呼びます。
四天王は、目に見える自然の力を使うことができるようで、ゲーニッツの場合は『風』を使います。
あれだけ整備されていた会場を滅茶苦茶にするほどの力を持っているのですから、少なくとも小さなハリケーンぐらいは容易に作れてしまう力を持っていると推測されます。
…普通に考えて、京に勝てる訳もなく、あまり知られてませんが、オフィシャルストーリーで京はゲーニッツに1回敗北しています。まぁ、野試合ではあったので、京の経歴には傷は付きませんでしたが、…そういう問題ではありませんよね(笑)
京的にはプライドがズタズタで、オロチ四天王の力を思い知らされる訳です。
そういう意味では、自分の力を過信していた京が初めてガチで負けた相手ということで、己を見直す機会にもなった訳ですね。
最終的に、なんとかゲーニッツを倒すのですが、四天王でこれだけの力を持っているのに、敵の大将のオロチはもっと強いんじゃね?となり、最終決戦に向けて走り出す、というのが96までのストーリー。
■KOF97
そして、97ですよ。
97は、オロチ編最終作ということで、一気にオロチ四天王が3人も登場します。
じゃーん!
オロチの覚醒は、96の時にちづるの姉・マキをゲーニッツが殺害することによりさせたのですが、まだ完全ではなかったので、社達がKOFを裏で操ることにより、人間の精神力を集め、オロチを完全復活させようと試みます。
■オロチ
上記が敵の大将のオロチさん。
今の中二病作品と比較すると、大人しめと感じる人も多いでしょうが、当時はこの中二設定に子供達は取り付かれ、その子達がオッサンとなり、現代の作品へと繋いでいるんです。
若い子がね、「必殺技でフィニッシュしたとき、背景が赤と白に点滅するとか意味わからん、キモい」とか言うんですけどね、当時はそれが格好良かったんだよ!
はい。話を戻すと、オロチは地球意志と呼ばれる存在であり、人類を見守っていたのですが、人類が自然との共存を図らず我が物顔でやりたい放題し始めたため、粛正という名の人類撲滅をしようと八傑集を率いて、1回やろうとしたんです。
しかし、その時は京やちづるのご先祖様がオロチの計画を阻止しまして、事なきを得たのですが、今回またゲーニッツが覚醒させちゃったものですから、オロチさんが今度こそ人類滅ぼしちゃうよと立ち上がった訳ですね。
最後は、人類の未知なる力にオロチがついていけず、二度目の敗北で幕を閉じます。
京が父・柴舟と最終奥義無式という技を完成させ、最後はオロチを倒します。
■まぁ、皆さんここら辺の内容は詳しいと思うので、詳細は省きます。
その代わり、今回はちょっとだけオロチ編に纏わる僕の思い出話をさせてもらいます。
このオロチ編のとき、ちょうど僕は小学生だったんですけど、それまでの格ゲーって対戦ゲームという位置付けだったから、こんなに設定がしっかりしているゲームってなかった。
KOF95から97までのCPU戦をやれば、きちんとどこかで話が回収されて、対戦以外にやりがいのあると初めて思わせてくれた作品でしたね。
また、子供心を鷲掴みにする設定が沢山仕込まれていまして、当時は今のバトル漫画みたいな属性を操るというのは結構希(マニアックなものになると結構ありましたけど)で、ドラゴンボールや北斗、幽白みたいな拳と拳がぶつかるバトル漫画が多かった。
それに比べると、炎出せるだけで、地球も破壊できない京なんて強くもなんともないんですけど、その炎を使うという特殊能力に惹かれて、気がつけば好きになってましたね。
それは、オッサンになった今の僕にも影響がありまして、どの格ゲーでもついつい炎属性のキャラを使ってしまいます。
最近だと、電撃文庫ファイティングクライマックスという作品があるのですが、それで最初に触ったキャラがシャナという炎属性の女の子でした。
僕、普段男性キャラから入る人(これもたまたまですが)という周囲の認識だったので、まぁみんな驚いてましたね。
なんにしろ、この作品のお陰で、そこから派生して本を読むことも好きになったし、色んな意味で僕の人生のターニングポイントとなりました。
ざっくりオロチ編を振り返りましたけど、皆さんのオロチ編の思い出ってなにかありますか?
もしあれば、コメントにて教えて頂ければ幸いです。
それでは、明日はネスツ編を振り返るよ~。
閲覧ありがとうございました!