446の素人格ゲーブログ

ゲーセンでゲームをするのが大好きなオッサンの日常ゲームブログ!毎週金・土・日更新!!

(その609)アーケードモードの存在意義

本題に入る前に、先日私事ではありますが、叔母が亡くなりました。

実母が亡くなり、まだ半年も経たずしての出来事です。

私は直接的なことは何もしていないのですが、子供の頃にお世話になったこともあり、会社には無理を言って、1日だけ公休を頂き、葬儀から精進揚げまで参加させて頂きました。

人間は都合の良い解釈をする生き物ですが、こう立て続けに近しい人の死が続くと、あの世から先人達が呼んだんじゃないかと言う人がいます。

ただ、どうせ都合良く考えるなら、肉親に限りそんなことするとは思いたくないというのが私の心情で、お互いに根拠のない話ではありますが、寝たきりだった叔母がここまで頑張ったのは、実母である私の母を見送ってからせめてアッチへ逝こうという叔母の気持ち的なものがあったのかもしれないと考えたくなります。

何にせよ、四十近くになり、若い頃は意識していなかった『お見送り』というのが辛くなってきました。

いずれは自分もそっちの立場になるのでしょうが、あの世でゆっくりして欲しいと願ってやみません。

はい。ちょっと暗い話になりましたが、それでは本題に移ります。

格闘ゲームは、誰かと対戦することを前提として開発されたゲームであり、現代ではその考えが当たり前となっています。

故に、当時のようにゲームは一人でやるものという認識も薄れている為、一人用のモードで格闘ゲームを遊ぶという考え自体無くなってきています。

ゲームが一人でするものという認識が強かった当時は、対人より一人プレイをする人も結構居ましたが、現代(いま)は一人でCPU戦をゲーセンでやっていると、若い子達がチラチラと後ろから見てきて、クスクス笑って帰っていきます。

時には、ゲーセンスタッフや若い子に「あのオッサン、一人でゲームやって何が楽しいんや」とか言われる始末。

まぁ、あんまり腹立ったから、そいつ等に話し掛けて、乱入したという話はだいぶん前にした(気になる人は雑記を返ってみてください。多分、何個か記事を書いてた筈w)ので置いといて、今回はじゃあCPU戦の特にアーケードモードの存在意義について考えてみたいと思います。

アーケードモードというのは、決められたテーブルに出現するキャラを倒していき、エンディングを目指す一番ポピュラーな一人用モードです。

大抵が7面から8面ぐらいまであり、6面ぐらいから選択したキャラと因縁のあるキャラが対戦するライバル戦、そのあと中ボス、そしてラスボス。場合によっては、条件を満たすことで真ボスが用意されている時もあります。

アルゴリズムは、タイトルによって変わりますが、基本最近の格ゲーは、ラスボス以外はゆるく設定されており、ラスボスだけ攻略法を知っておけば、ワンコインクリアもしやすいものとなっています。

格ゲー本来の目的である『対人戦』とはまた違うスキルが必要で、相手はAIなので超反応は当たり前、なのでアルゴリズムと呼ばれるAIのパターンを覚えて、それに対する対策を立てて倒すということが求められます。

対人みたいに見て反応したり、二択を掛けて崩すという格ゲー本来の楽しみ方はできないので、CPU戦が上手だからと思って乱入しても、対戦ではボロボロだったり、逆に対戦で好成績を残している人でもラスボスを倒すのに時間が掛かったりするのはその為です。

なので、よく考えると、このCPU戦って格ゲー本来の目的とはかけ離れているので、アーケードモードが最近の格ゲーでは疎かになっている意味も分かるし、「今の格ゲーには『ストーリーモード』があるから、余計アーケードモードは要らんやろ」という声も聞くのですが、果たしてそうなのか?と僕は思うわけです。

まず、アーケードモードとストーリーモードは別物です。

ストーリーモードは、主人公を軸に話が進むので、各キャラの役割も決まってるし、主人公とその仲間達を軸に話が進行します。
対してアーケードモードは、選択したキャラが主人公となり話が進行するので、基本お話はifのものとなります。

ifとは、英語で「もし~ならば」という意味ですよね。

この場合のifは、「もし主人公が選択したキャラの場合、物語はこういう風になる」ってな感じです。

だから、最後は全キャラ固定のラスボスと戦うことができて、ラスボスを倒した後の話を拝むことができるんです。

それって、ちょっと面白くありません?

キャラが用意されているだけ、そのタイトルでも違う話を視聴することができるってことですよ♪

そこに、アーケードモードの本当の面白さが隠れているのではないのかなって思います。

だからね、アーケードモードを無くすとか、ボスキャラ抜きの手抜きゲーを作るとか、本当に辞めてくれって思うわけです。

同じタイトルのifストーリーをこれだけ沢山拝めるのは格ゲーだけ!

それでは、またお会いしましょう!

閲覧ありがとうござました!