今回は、「神楽マキ」と検索ワードにあったので、それをいきたいと思います。
上記の画像は、KOF2003のものです。
マキだけを取り上げるのはこれが始めてかもしれませんね。
神楽マキは、神楽ちづるの双子の姉で、初出はKOF96です。
ただし、アーケードではちづるを使用することはできないので、家庭用のみで登場するキャラクターとなっています。
■KOF96の神楽マキ⬇
ちづると見分けるポイントは、前髪が一本垂れているか、二本垂れているかで見分けることができる(ちなみに二本垂れているのがマキです)のですが、これをゲームで確認できるのはKOF2003からみたいですね。
KOF96のマキは、見て頂くと分かるように、ちづるの色違いなだけのようです。
ストーリー上では、ゲーニッツに殺されたことになっています。では、96で登場するマキはなんなんだ?という話になるのですが、それを語るにはまずマキやちづるの一族が何者かを説明する必要があります。
マキは、草薙京や八神庵なんかと同じ、オロチを封印した一族で、その三家のことをまとめて三種の神器と呼びます。それぞれに役割があって、神楽家は封印したオロチが外に出ないように護る『八咫(やた)の一族』です。
監視役みたいな感じですかね。
咫➡し
まぁ、三種の神器や八咫という単語から連想できる通り、元ネタは日本神話に登場するヤマタノオロチです。KOFの設定では宝物という形のあるものではなく、その三家そのものが宝物の能力を持っていると思って頂けるとイメージしやすいかと思います。
ちなみに、神楽とは表の姓であり、本当の姓ではありません。神楽の本当の姓は八咫と言いまして、それから連想できるように、神楽は八咫の鏡のように封印されたオロチを外に出ないように護る役割を果たしています。
さて、ここからが本題です。
ゲーニッツに殺され、亡くなっている筈の神楽マキ。
しかし、ゲームに度々登場するのは何故なのか。
これは、KOF96とKOF2003では理由が全然違います。
KOF96は、三種の神器チーム(草薙京・八神庵・神楽ちづる)以外は、ちづるがプレイヤーチームの実力をオロチに対抗できるか試すということになっているので、「マキは設定どうなっているの?」というよりは、「ちづるが大会に出場してたら、ちづるポジションでオロチに対抗できる実力を試す人はマキだった」的な『if』で考える方が良いかと思います。
一方、KOF2003は全キャラと対峙する中ボスの設定となっているので、きちんとした設定が存在します。
KOF2003では、『遥けし彼の地より出る者共』という組織が悪いことを企てていて、その計画を実行するのに神楽ちづるを利用し、そこでマキも登場した感じです。
組織の中に、相手の心を操る能力を持つ、牡丹という女性が居るのですが、その牡丹がちづるの八咫鏡の能力を限界まで引き出し、マキの幻影を実体化させたんです。
まぁ、あくまで僕の感想ですが、亡くなった人物を能力で操るなんて、限界まで能力を引き出したからこそできた芸当だとしても、京や庵よりも敵にまわすとヤバイのは僕だけだろうか。
余談ですが、神楽の設定を書くとき、八咫(やた)という漢字がスマホでは変換してくれなくて、他の読み方で拾おうと思って、「あた」やら「さか」を打つのですが出なくて…。
仕方ないから、漢字辞書を引いたのですが、見付けれなくてー…。
「うぉおぉおぉおぉー(怒)」と思って、「し」と打ったら「咫」と変換された!
調べてみると、ウィキぺリアにこうありました。
「咫とは、昔の中国の長さの単位である」
あぁ…。そうなのね(T_T)
これでも、10年以上前の話ですが、漢検持っているオジサンです。
閲覧ありがとうございました!