遂に、遂に!!
これが我が家へやって来ました!
この設定資料ですね、最初は2020年の6月の発売だったのです。それが10月に伸ばされ、更に12月25日。
クリスマスに発売って、なかなかオッサンには苛めですよ?
大晦日や正月の準備もあるし、お年玉や、ちょっと前はクリスマスプレゼントの出費もある。
そこに、自分の趣味で5000円ってね、お神に見付かったらブチキレされるパターンです。
因みに僕は、見付かったけど値段を誤魔化しました。
本来、1冊5000円するのですが、お神には1冊1000円と。安かったから購入したと。
そして、ア○ゾンで値段調べられて、ブチキレされた感じです。
◆それでは、ここからはこの本との出会いから、購入までの道のりを書いていきたいと思います。
この本を初めて知ったのは、もちろんア○ゾンです。
何か新しい格ゲーのムック出てないかなぁと探していたら、なんとSNKからファンムックが発売されるじゃないかということで、出たら速攻で購入しようと思ってたんです。
コロナの影響で発売日が延期されましたが、やっとその日がやって来て、でもその日は会社の先輩と県外へ行く用事があったので、用事を済ませてからいざ本屋へ!
県内ではわりとマニアックなものを取り扱っているそのお店に足を運び、ファンブックについて訊ねて見るとー…。
「あぁ。この本はウチには在庫ありませんね。でも、××店にはありますよ。こちらでお取り寄せして、後日引き渡しとかもできますが、どう致しますか?」と、本屋スタッフが冷静に対応してくれたのですが、まぁ僕としてはその日の内に手に入れたかったので、「じゃあ、そこまで買いに行きますッッ!」とスタッフに言うと、「でっ…でも、ここから1時間ぐらい掛かりますよ?今からだと、時間的にも厳しいようなー…」と困り顔をされたので、僕はもう一度行くということを伝え、いざその××店へ!
ちょうど、正月休みが始まったばっかりで、会社の先輩と遊びに行ってたので、その本屋に来店したのが21時とかだったんですけど、本屋って22時閉店のところが多いから、××店まで1時間かかるので、本当ギリギリです。
でも、そもそも6ヶ月も待った
のに、またそこから何日も待つのは僕にとって地獄でした。
だったら、行くしかないでしょう!
一緒に来ていた先輩に無理言って付き合ってもらい、裏道を使ってなんとか1時間で到着し、SNK画集を購入したのでした。
めでたし。めでたし。
え?
特にオチはないよ(笑)
●ということで、前置きが長かったですが、ここから資料集の紹介をしていきたいと思います!
■紹介本
SNK anniversary Fan Book
■価格
4500円(税抜き)
■もくじ
【キャプチャー1】これまでの歩み…P5~P28
【キャプチャー2】ゲーム紹介…P29~P148
【キャプチャー3】ビジュアルギャラリー…P149~P163
【キャプチャー4】インタビュー…P167~P211
【キャプチャー5】EXTRA…P219~P253
■内容
【キャプチャー1】
ここでは、SNKの誕生からどのような事業展開をしてきたかが紹介されています。また、SNKのハードウェアの紹介なんかもされていて、当時、駄菓子屋やビデオ屋なんかでネオジオを遊んでいた世代にとっては、懐かしみながら振り替えることができる一冊に仕上がっています。
【キャプチャー2】
キャプチャー2では、SNKブランドのビデオゲームが紹介されています。ただ、全てのゲームではありません。抜粋されたものが掲載されています。それでも、ネオジオ64のゲーム紹介やアーケードしかしない僕にとっては、家庭用の作品紹介があるだけでも新鮮でした。また、ゲーム紹介のページにコラムとして当時の豆知識なんかを掲載しているところも、僕は好きですね。
アスラ斬魔伝などは、サムスピ作品の中でもストーリーで大切なところにも関わらず、資料の現存数も少ないため、情報が掲載されているだけでも貴重!
ネオジオ世代の人間は、恐らく社会人になってからゲームに触られなくなった人も多いはず。社名がSNKからいつの間にかSNKになっていて、それからどういう事業を展開していっているのかも気になりつつ、ここら辺からムック等の資料を出してくれなくなったこともあり、なかなか情報を手に入れることができなかった人も、これでバッチリです!
【キャプチャー3】
ここでは、SNKブランドのビジュアルデザインが紹介されています。しろー大野さんやノナさんといった、SNKファンなら誰もが知っているイラストレーターの書き下ろしイラストやケロロ軍曹で有名な吉崎観音さんの書き下ろしイラスト等、もうね、見所満載です!
流石にね、書き下ろしイラストを掲載するのは『悪』だと思うので、気になる方は購入してからじっくり見て下さい。
因みに、書き下ろしイラストに力を入れているので、当時のゲームのビジュアルギャラリーは少なめです。はっきり言って、雀の涙ほどの掲載なので、そっち目的で購入しようとしている方にはあまりお勧めできません。
【キャプチャー4】
ここでは、ゲーム開発者のインタビューが掲載されています。過去のSNKの作品に携わった方々が当時を振り返りつつ、どういう意識を持ってゲーム作りに挑んできたかを聞ける貴重な資料です。
ここら辺は、SNKが好きな人も、ゲームに興味がない人も、なにかしから共感できる部分があると思うので、見聞を広めるという意味でも、色んな人に読んで貰いたいですね。
●インタビュー⬇
●お祝いコメント⬇
池澤春菜さんや石渡太輔さんなど、ゲームやアニメが好きな人間ならば、誰もが知っている有名人のコメントが沢山掲載されていて、それを見ているだけでも楽しい!中でもクスッと笑ってしまったのは、ブレイブルーの生みの親でもある森利道さんのコメント。誰もがSNKに抱いている期待をここで言っちゃってるところが凄い!僕のような影響力のない一般ピーポーが言っても世界はシカトで終わりますが、ゲーム業界に影響力のある森さんがお願いしているということは、もしかしてSNK!やってくれるかもしれないという期待が高まりますね。
【キャプチャー5】
ここでは、設定資料の紹介がされています。過去に紹介されているものから、龍虎3の資料(外伝の元ネタ)まで、ファンなら興味深いものでいっぱいです。また、ギースハワードの異世界無法と題した短編小説も掲載されています。
そして、僕が当時のゲームが好きだったという人に一番読んで貰いたいのが『受け継がれるSNKのスピリッツ』というもの。当時の格ゲーをやっていたものならば、誰もが知っているアーケードゲーム雑誌・ゲーメストの元編集長・石井ぜんじ氏による熱い熱い想いが込められています。
■評価(あくまで私個人の見解です)
ファンムックとしての購入🌟🌟🌟🌟
資料としての購入🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)
●1つのファンムックとしての購入ならば、ありだと思います。寧ろ、これだけ世代を越えて内容を凝縮し、しかも時間のない人にも読みやすいように、ざっくりした紹介にしているのは僕的にグッドです。今のSNKしか知らない若者は過去の作品を振り返ることができるし、昔のSNKしか知らないオッサンは今のSNKの作品を知れる良いキッカケになると思います。
過去のゲームは触れないけど、今のゲームをプレイする時間はないけど、この本を持つことにより、どこかでSNKと関われるなら、僕はそれでも良いかなって思い購入しました。
●では、資料としてこの本を購入した場合どういう感想を抱くか。
はっきり言って、僕は要らないです。
上記で説明しましたが、紹介がざっくりし過ぎていて、ネットで紹介されている情報の半分以下もありません。
資料目的で購入するということは、ネットや過去の資料で調べ尽くして、それでも自分の知らない情報がないか期待を込めて買うということになります。
しかし、残念ながらそういう意味ではゲームの情報は掲載されていません。
本当、雑誌のコラムの1コマみたいな感じで、ゲームの紹介はざっくりしているので、ゲームの情報を仕入れるという使い方はできない本となっています。
とは言え、ネットの情報なんて僕のブログを含めて曖昧なものですし、1ページや2ページ画像を掲載されているぐらいでは判断し辛いものです。
結局ここら辺は、購入するあなたが納得するかどうかが一番の問題ですから、1㍉でも気になったのなら、本屋さんへ行き、中身を確認させてもらうべきです。
こういうファンムックはね、1回購入を取り逃がすと、あとで手に入れようと思ったとき、物凄く苦労します。
本もね、恋愛と同じですよ。
あの女かわいいな、あの男好みやわ、と思ったらすぐに声かけないと周りに取られるのと一緒で、すぐに購入しとかないと、ネットに出てくるからえぇやろと思ってたら、手の届かない値段になってたりする。
後悔することほど人生において無駄はないので、気になったのなら是非とも本屋さんへ!
■感想
まぁ、良くも悪くもファンムックって感じで、僕は好きでしたね。
もうね、宝物です。
チャイルド達にボロボロにされないよう、僕の秘密の本棚にしまい、しっかり保存しております。
それを空いた時間に取り出しては、ニヤニヤしながら見て、お神に「気持ち悪い」と罵られる毎日です。
うるせぇよ!
この気持ちは、オタクにしか分かんねぇんだよ!
いやぁ~、しかしね!
大ボリュームでしたね。
資料としては微妙ですが、ファンムックとしては最高ッスよ、これ。
開発裏話に石井ぜんじ氏のコラム、そして蔵出し設定資料にお祝いコメントの数々。
やっぱね、ゲーム開発してる人は本当好きで仕事してるなぁって痛感しました。そういうの、対談とかコメント読んでるとビシビシ伝わってきますね。
結局、僕はゲームに本気で挑めない半端者でしたが、今はこういうのを購入して、当時を懐かしい思い出の1つとして振り返りながら楽しんでいます。
ネオジオを知る世代にとっては、これ、自分は写ってないけどアルバムそのものですよ。
このゲームハマってやってたなとか、友達と競って殴り合いのケンカにまでなったけど、本気でぶつかり合ったから、その後一生の親友になれたとか、まぁね、その人によっていろいろ思い出が詰まっているのではないでしょうか。
掲載された写真一枚の中に、見た人のぶんだけ思い出を語れるものなんて、そんなにないと思います。それぐらい、当時のSNKは影響力があったんですね。
是非ともね、設定資料としてではなく、1つのファンムックとして、SNK好きな人ならば、購入してほしい一冊です。
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!