このブログを作成しているときはちょうど秋真っ盛りです。
なので、このテーマが非常にしっくり来るのですが、更新するときは11月最後の週なので、「何故にこのテーマ!?」と思われるかもしれませんが、最後までお付き合い下されば幸いです。
さて、いつもなら格ゲーの話の前に日常の話、この場合は格ゲー以外の本の話をするのですが、如何せん紹介したい格ゲーの本が沢山あってその余裕がありません。
それでも、その1からその4ろに別れちゃいますが、最後までどうぞ宜しくお願い致します!
格ゲーの本と一口に言っても、ムックを始め、様々なジャンルの本がありますから、今回はジャンル分けしつつ、その中で自分の好きな本を紹介したいと思います。
■ムック・攻略本
とりあいず、僕のお気に入りを並べてみました。
ムックとは、雑誌と専門誌を足して2で割ったような内容の造語で、簡単に言えば中途半端に知識をつけたいという人向けの本となります。
そのため、技の説明からゲームの攻略、イラストの紹介、そして開発裏話など、内容はてんこ盛りで読みごたえは充分です。
なにぶん、昔の記事ですので、今参考になるかと言われると微妙な話ですが、読み物としてはグッドです。
ライターの熱き想いを感じて貰えれば幸いです。
さて、ここからは下記3冊の思い出話。
●アルカディアエキストラVol.91 ストリートファイターX鉄拳 Defeat at the Crossroad
皆さんご存知の通り、ストクロは家庭用しか出ていません。
アーケードしかゲームはしない僕は、ストクロのアーケード稼働を楽しみにしていましたが、叶わぬ夢となりました。
そんなとき、ゲーマガからストクロの攻略本が発売され、それでも嬉しかったのですが、そのあとアルカディアからムックが発売されたんです。
それが上記に紹介している一冊ですね。
いやぁ~、ね!
ゲーマガのは、めっちゃ薄かったんですけど、本編はめっちゃ厚いし大ボリュームです。
内容はというと、初期に発売されたムックなので、基本的なことしか掲載されていませんが、そもそもムックはそんなもんです。
ネットなんかで、「○○に対応してない、参考にならない」と揶揄されていますが、発売される前にその記事を作成しているとなると、ネットで発見される前には『その人たちは分かっていた』ことになる。
それを考えると、攻略本やムックのライターって凄くないですか?
僕は、そういうところも見ながら、読み物という認識でこういうのを見ています。
●CAPCOM VS SNK MILLENIUM FIGHT 2000 OFFLCIAL GUIDE BOOK
なぜレアリティも高く、人気もあるカプエス2ではなく、カプエスの攻略本を紹介したのか。それには大きな理由があります。
それは、カプエスの攻略本には梅原の考える攻略が掲載されているから。
梅原とは、格ゲーのプロゲーマーで、主にカプコン系の格ゲーを得意としているプレイヤーです。
今は、eスポーツやプロゲーマーという言葉が浸透し、格ゲーに対する周囲の認識も変わりつつありますが、まだ格ゲーが「努力しても所詮はゲーム、将来の為には必要のない代物で、時間を費やすだけ無駄の塊」と呼ばれていた頃、それでもこの人のプレイは見ててすげぇ!とゲームをそんなに知らない人でも魅了させていたプレイヤーです。
攻略本に有名プレイヤーの攻略を掲載するなんて、どの本でもそんなに見たことないのに、カプエスじゃあ写真掲載付きでやってるんですね。
これは、他のムックや攻略本と一風変わっていて、面白い試みだと思いました。
ただ、ゲームの内容が結構地味で、自由度も低く、おまけに対戦相手がいないとき、CPU戦やってて面白くないというのがありまして、あまり人気がないタイトルでしたが、まぁね、興味がある方は攻略本だけでも覗いてみてはいかがでしょうか。
●ALL ABOUTシリーズ16 ストリートファイターゼロ2ALPHA
最後は、オールアバウトのゼロ2アルファの攻略本について。
アーケードで稼働したストゼロシリーズは全部で5本あります。
ストゼロ、ストゼロ2、ストゼロ2アルファ、ストゼロ3、ストゼロ3アッパー。
この中で、ゼロ3アッパーだけは攻略本やムックがありませんが、あとはあるんです。
ただ、ストゼロやストゼロ2、そしてゼロ3は色んな会社が本を出版してくれたんですけど、ゼロ2アルファに関しては、僕が知っている限りこの本1冊だけです。
ストゼロシリーズは、三十代の僕にとって世代のゲームでドハマりしたので、全てのタイトルの本を揃えたいというのがありました。
ただ、ゼロやゼロ2、ゼロ3は球数が多いのですぐに手に入りましたけど、ゼロ2アルファは球数が少ない上に、スタジオベントスタッフという当時は人気のある攻略チームが出版してたので、まぁ売ってあるところを見たことなかった。
ネットではちょくちょく出回っていたのですが、云千円とちょっとお高く、そこまでして買いたくねぇなと思っていた所にふと立ち寄った古本屋で200円であったので、まぁ即買いです(笑)
内容は、エキストラキャラと殺意リュウの解説になっていて、既存キャラは文字のみの解説となっていますが、それでもないよりあった方がマシで、マイナーチェンジでもきちんとやってくれるというのが良いですよね。
これがもう少しあとになると、ネットの普及で同じタイトルでもアップグレードごとにキャラが追加されるという仕様になるのですが、初回は攻略本を出してくれても、もう次は出さないというのが当たり前になり、今じゃゲームの攻略本、特に格ゲーなんかの最新の攻略が当たり前で認知されてるゲームの攻略本など、見る影もなくなりました。
…まぁ、ネットがこれだけ普及し、個人でも簡単に投稿できる時代になった今、最新攻略なんて本を買うよりネットで情報交換する方がよっぽど効率が良いのはわかります。
ただ、情報しか必要としないガチ勢の方はそれでも良いですが、僕みたいな中途半端な人間にとって、それは寂しいですね。
たまにはゲームの攻略本を読み物として目を通すのも面白いと僕は思います。
そこには、あなたの知らない世界が広がってるー…かも、しれません。
■ファンブック
ということで、続いてはファンブックのご紹介。
設定資料集と似たところがありますが、ファンブックはもっとざっくりした、シリーズを総括した本と言えば良いでしょうか。
そのため、設定資料集みたいに深いところまで突っ込んでいませんので、内容は浅いです。
なので、そこまでマニアックなことは知らなくていいけど、一応このシリーズ好きだから、ちょっと目を通しておきたいなという人にお薦め!
格ゲーのファンブックって、他のジャンルのゲームに比べると本当に少ないんですよ。
なので、出してくれただけでも貴重なんです。
ということで、今回はそんな貴重なファンブックの中から、僕がお気に入りの3つをご紹介!
●SNK Annivesary Fan Book
一番最初に紹介するのは、SNKファンなら「よくぞ出してくれた!」と言いたくなるような1冊です。
これ、格ゲーだけでなく、SNKが出した懐かしいゲームも紹介されていて、ぶっちゃけ僕が生まれていない時代のゲームも載っています。
他にも、ネオジオ筐体の解説やネオジオのハード、開発裏話は勿論、某有名人達からのお祝いコメントまで、読み応え充分です。
実は、この本ってコロナの影響もあって、発売が延期・延期になり首をなが~くして待った本でして、その割にゲームの解説も少なく、ざっくりしたもので、だけど4500円+税って高いだろ!と最初は思っていたのですが、ファンブックなので今から思うとこれぐらいの内容なのかな、と。
正直、格ゲー以外はあまり触ってないので、特に初期のゲームは知らないものばかりです。
そういう意味では、かなり読み応えのある1冊でした。
●ストリートファイター メモリアル・アーカイブ
Beyond the World
ー「ストリートファイター」から「ストリートファイターⅤ」までー
まぁ、ファンブックとしてはありでしょうが、設定資料としては酷い出来ですね。
なので、ざっくりストリートファイターはこんなのだと知りたい方は購入をお薦めします。
ストリートファイターシリーズ30周年を記念して制作された本作の最大の魅力は、30周年ということでたくさんのイラストレーターや漫画家、デザイナーからお祝いのイラストが来ていて、それを見るのはオモロイです。
あとは、30周年ということで、いろんな開発者が対談をしています。
それと、ネットでシャドルー研究所というストリートファイターシリーズのキャラクター紹介されているサイトがあるのですが、その紹介画像がそのまま掲載されているのも面白いです。
キャラクター紹介というと、プレイアブルキャラのみを連想される方も多いでしょうが、こちらはダットリーの執事・オルトーの紹介だったり、サブキャラの紹介も充実しているので、ネタとして覚えておきたい方にもお勧めです。
●VAMPIRE GRAPHIC FILE
最後に紹介するのは、ヴァンパイアグラフィックファイル。
カプコンの格闘ゲーム、ヴァンパイアシリーズのグラフィックをまとめた1冊です。
ファンブックなので、ざっくりしている上に、どのキャラの紹介も中途半端で、一見すると何に焦点を当てたい本なんだろうとなりますが、やっぱりこれも、ざっくり「あぁ!こんなのあった、あった」ぐらいで楽しみたい人には丁度良い1冊です。
貴重なのは、媒体が本のなかではグラフィックファイルぐらいでしか紹介がない、アーケードやコンシューマーのヴァンパイアシリーズの紹介やアーカイブのグッツ、ヴァンパイアシリーズの書籍やアニメ、フィギィア等、格ゲー以外のメディア展開の紹介もされていることです。
ここら辺は、ファンブックならではと言いますか、正直ヴァンパイアの格ゲーにしか興味のない僕なんか全然知らなかったのですが、僕の友達に腐女子の方がいまして、その娘が自慢げに言うわけですよ。
「え~知らなかったんですかぁ?しかも、446さんが使ってるデミトリの声優って、檜山さんじゃなくて大塚さんなんですよぉ」って。
ちょっとイラッとしましたね。
でも、拝見したら確かに大塚さんでした。
■さて、今回はムック・攻略本とファンブックの紹介でした。
読書の秋、テーマとしては面白いと思い作成してみたは良いですが、作成する時間が半端なく掛かりますね。
これだけで心折れそうなのに、皆さんは物凄い長く読み応えのあるブログを作成されている。
本当に尊敬します。
オラも、12月ぐらいは頑張ります。
ということで、その2に続く!
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!