ヒゲリンが遠くの街へ引っ越すかもしれません。
前々から、やりたい仕事があって、そのことを僕等格ゲー仲間に話してくれていたのですが、引っ越し先が僕の住んでいる地域からだとだいぶん遠いので、なかなか会うのは難しくなりそうです。
僕にとって、ヒゲリンは部長ともう一人の師匠だった。
同級生でありながら、対戦では彼のレベルの高さに憧れを抱いていて、基本戦術・応用戦術、そして自分のプレイスタイルを確立させてくれた人物でもあるんです。
ヒゲリンの凄いところは、どんな状況下に置かれても、決して諦めず、自分のバトルスタイルを貫き通すこと。
彼のバトルスタイルは、所謂『ガン攻め』で、それはどれほど難しいことか、格ゲーをやっている人ならば分かる筈!
知識を入れ、経験を積む毎に、格ゲーのプレイとは大人しくなっていくもの。経験を通して、攻めれないところでは我慢して様子見に徹する謙虚さを学び、知識を通して、ローリスクな牽制や連続技から起き攻めで自分が有利に立つことを考える。
それは、格ゲーで強くなっていくのに必要不可欠なスキルで、やっていくのが当たり前。やらなければ、いつまでも強くなれない。
…普通はね。
だけど、ヒゲリンはそれを『日々の研究』と『洗練された技術』でカバーして、対戦でどんなに強者と当たっても、そのバトルスタイルを決して止めることはしなかった。
そのプレイに、上級者までも魅了されて、いつの間にかヒゲリンの周りには人集りが出来ていくー…。
格ゲーは、決して勝敗だけでなく、こういう楽しみ方もあるんだよ!と身近で教えてくれた人物でしたね。
そんなヒゲリンが居なくなるのは凄く淋しいことですね。
願わくば、ヒゲリンには此方に残って欲しいですが、もしどこかへ旅立つことになったとしても、彼のバトルスタイルは僕等が継いでいこうと考えています!
閲覧有り難う御座いました!