446の素人格ゲーブログ

ゲーセンでゲームをするのが大好きなオッサンの日常ゲームブログ!毎週金・土・日更新!!

【紹介52】ヴァンパイアムック

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■紹介ムック
ゲーメスト10月30日増刊・ヴァンパイア

■もくじ
・ダークストーカーズ・闇の戦士たち P2~P75
・ヴァンパイアグラフィックス P76~P86
・ヴァンパイアゲームシステム P87~P98
・戦慓!スペシャルコンボ P99~P109
・ヴァンパイア キャラ別完全攻略P113~P175
・開発資料室 P177~P194
・ヴァンパイア用語集 P195~P201
・読者投稿コーナー P203~P216
・ダークストーカー紳士録 P176、P202
・編集後雑記 P217

■攻略記事

(1)ダークストーカーズ・闇の戦士たち

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まぁ、必殺技のグラフィックスが掲載されていて、その性能の解説が書いてある感じですね。当時のムックは、技すべての解説があるわけではなく、対戦でよく使う技以外の解説は、全くと言って良いほどされていませんでした。そして、本作で一番欲しい通常技の解説は、ほとんどありません。更に、この頃はフレームの概念もまだあやふやで、当然掲載されていないので、フレーム目的で購入を検討されようとしている方は注意する必要があります。ダメージやヒット数は掲載されています。

(2)ヴァンパイアゲームシステム

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この頃のゲームは、ゲームシステム自体が少ないので、さらりと説明されて終わりというのがムックでも多かったのですが、ヴァンパイアの増刊は割りと詳しい解説が掲載されています。目押しコンボや空中戦もそうですが、当時は珍しかったガードキャンセルについてなど、攻めの起点となるシステムの解説を分かりやすく説明されていたことに関して、当時小学生だった僕は大変助けられた記憶があります。

(3)戦慓!スペシャルコンボ

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ヴァンパイアというゲームの性質上、どうしてもチェーンコンボが主軸になるので、どのキャラも似たようなコンボになりますが、それでも基本コンボから応用コンボまで、1つ1つ丁寧に説明されているところに、ムック制作者の愛が感じられます。特に、初代ヴァンパイアを始める人には、何と何が繋がるというのが分かりますから、これを見てやると、本作の楽しさが更に上がると思います。

(4)ヴァンパイア キャラ別攻略

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最近のとは違い、CPU戦と対人戦が丁寧に解説されています。まぁ、僕が一番丁寧に解説されているなと感じるところは、各キャラ1体1体の解説がされているところですね。読んでいると、内容的には微妙なものもありますが、そういうところではなく、全部解説してくれている読者への愛・格ゲーへの愛が伝わるところが良いと思います。読んでいて、クスリと笑えるジョークが混じっているところも好きですね。

■資料記事

(1)ヴァンパイアグラフィックス

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ヴァンパイアは、当時のそれまでの格闘ゲームの数倍にも及ぶパターンで表現された、今で言うブレイブルーみたいな映像の革命を起こしたゲームでして、その美しく滑らかなグラフィックに誰もが魅了されました。このコーナーでは、そんなヴァンパイアのグラフィックの魅力が『ゲーメストなりに』紹介されています。

(2)開発資料室

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ここでは、カプコンのお偉いさんとゲーメストの編集部の開発裏話、そしてイラストの設定資料が紹介されています。また、背景のスケッチなんかも掲載されていて、一昔前のイラストの勉強がしたい方なんかにも見るところはたくさんあるのではないでしょうか。あくまで、素人の僕の考えですけど。僕がここで注目したのは、全キャラの勝利メッセージの紹介ですね。あとは、線画で分かりにくくはあるのですが、投げ間合いやCOMの出現パターン、前進スピードやスコア計算、キャラクター相関図なんかがあったのが嬉しかったです。今も昔も、格ゲーは当たり判定や投げ間合いは僕の中で重要なので(笑)

(3)読者投稿コーナー

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ここでは、読者がヴァンパイアという1つの作品に愛を込めて、投稿されたイラストの紹介がされています。イラストには、その時代の流行りの絵がありますけど、こういう投稿コーナーのイラストを見ていると、そういうのが一目瞭然です。イラストを見ながら、当時を振り返るというのも悪くないと思います。また、若い方には、こういうイラストが昔は流行っていたということを、ムックを通して知れるだと思うので、そういう意味でも楽しめるかと思います。

(4)ダークストーカー紳士録

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ヴァンパイアのキャラクターは、何かしらの伝承や今で言う都市伝説的なのが元ネタになっており、そんなキャラクター達の元ネタを紹介しているのがこのコーナーです。ヴァンパイアというと、モンスターや妖怪というイメージが強いですが、パイロンは宇宙人ですし、フォボスは古代兵器。サスカッチに至ってはビッグフットなのでUMAです。また、ビシャモンフェリシアなど、アニメや漫画の表現ではよく見掛けるけど、ルーツを探るとどこから来てるの?というものに関しても、ゲーメスト編集部が全力で記事を書いています。分からなくてもとりあいず記事を書いて自分達なりの答えを出している!そんなゲーメストライターの姿勢が、当時のゲーマー達に評価されていた側面もあったのかもしれませんね。

(5)編集後雑記

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ヴァンパイア編集に携わったライターさん達の編集終了後の雑記が掲載されています。ゲームにまつわるお話から編集時の苦労話まで、そこでしか話されていない内容が目白押しです。そういう、編集の裏の話を知っときたいという方には読みごたえがあると思います。

■ムック推進度
ネット・ナシ
446・🌟🌟🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)

■感想

ムックの感想は、記事の紹介と一緒にしているので、今回はこの時代のムックの思い出を書きたいと思います。

まぁ、僕はこの時代って小学生ぐらいだったので、はっきり言うとムックなんて大層なものは持っていませんでした。

でも、ヴァンパイアのムックとは縁があって、両親が買い物の時に連れてってくれていたショッピングセンター内にあったゲームコーナーにゲーメストムックが置いてあったので、よく読んでいました。

しかも、ビックリすることに、ヴァンパイアの筐体はないのにヴァンパイアのゲーメストムックはあったんです。

僕の住む地元のスーパーにヴァンパイアの筐体を設置しているお店があったので、どうしてもノーコンの全クリというのができなかった僕は、このムックに書いてあることをメモって帰ってました。

するとある日、耳にピアスあけて、金髪で眉ナシのいかにもヤンキーってな感じのお兄様が、小学生の僕に声を掛けてくれたんです。

声を掛けてくれたのは良いんですけど、今でもヘタレな僕は、昔も相当なヘタレでして、あまりの迫力に言葉が出ず、ただただ相手が言葉を発するのを待っていると、「そんなにそのムックに書いてあるのが気になるのなら、お前にそれやるよ」って言ってくれたんです。

でも、僕はそのヤンキーのお兄様への感謝より先に、恐怖の方が勝っていたので、ムックはちゃっかり貰ってその場を後にしました。

このブログに画像を掲載しているムックは当時のものではないのですが、当時もらったムックもこれと引けをとらないぐらい状態の良いムックでしてね。

家でそれを読み返していて、お兄様への感謝の気持ちが湧いてきたんですよ。

で、また両親が買い物に行くときに一緒に着いて行き、お礼を言おうとゲームコーナーに行ったら、僕がヴァンパイアのムックを貰った筈なのに、そのゲームコーナーの本棚の中にはヴァンパイアのムックが置いてあったんですよ。

これ、お兄様に本当のことを聞いてないので、話の真意は分からないんですけど、他の店員さんから聞いた話だと、お兄様がムックを買い直したらしいんですよね。

いやね、これ聞いたら、本当自分が情けなくなっちゃって。

お兄様は、あのあと何故かゲームコーナーを辞めてしまい、結局僕はお礼の1つも言えぬまま、10数年の月日が過ぎてしまいましたけど、あの時「その人のことを何も知らないのに、見掛けだけで判断してはいけない」ということを学習しました。

てなね、ちょっと僕的には切ないヴァンパイアムックへの思い出がありまして、まぁ、このブログをそのお兄様が閲覧してくれているかは分かりませんが、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

あの時は、ヴァンパイアムックをくださりまして、ありがとうございました!

そして、このブログをいつも閲覧していただいている皆様にも、感謝の気持ちでいっぱいです!

いつも、こんな拙いブログを閲覧して頂きまして、本当にありがとうございます!

では、また御会いしましょう!