446の素人格ゲーブログ

ゲーセンでゲームをするのが大好きなオッサンの日常ゲームブログ!毎週金・土・日更新!!

【企画63】アダルトアニタ(その2)

今回は、アニタのその後と題しまして、前回(その1)の続きを書きたいと思います。

前回以上に時間を取れなかった今回、小説(と、呼べる代物ではありませんが)を読んでもらう前に言い訳させてもらうと、即席で書いているので、前回以上に設定も文章もグチャグチャです。

読んでいて、疑問に思うところや誤字脱字や文章の稚拙さに不快な気持ちになることもあろうことかと思います。あとは、僕個人の気持ちで書いている部分が強いので、自己陶酔しているように感じることもあるかと思います。

なので、自分のアニタに対するイメージが崩れるのがイヤという方や、446の文章の稚拙さは我慢できんわという方は、ここから先の閲覧はご遠慮ください。

話が長いので、本当に時間の無駄になります。僕のブログのせいで、貴重な皆様の時間を無意味なものにするわけにはいきません。

逆に、「俺はそういう個人の主観で書いた話、大丈夫だから」とか「俺には小学生の息子が居るけど、その息子の作文と同じ感覚で読むから大丈夫」と仰ってくださるような、温かい眼差しで閲覧して頂ける方は、どうか最後までお付き合い頂ければ、僕にとってこれ以上嬉しいことはございません。

■それでは、ここからスタート⬇

ー序章ー

ルーマニアのとある村の山奥には、酷く悲しい目をした魔物が住んでいるという。

地元の者は誰一人近付かないのにその噂が途絶えないのは、エクソシストと呼ばれる悪魔払いが何人も足を運び、魔物を除霊しようと試みるが失敗し、生きて返って来ては村人にそう口走るからだった。

赤い満月の晩、魔物は悲しげな雄叫びを挙げ、村人達に自分の存在を伝える。

ここに居る、と。

魔物の存在に怯えながら、村人は毎日を過ごしている。

ー1ー

エクソシスト(悪魔払い)。それが、彼女・アニタの肩書きだった。

ぱっちりとした目に薄い唇、整った顔立ちに三つ網が特徴的の美しい女性だ。

アニタは、大学を卒業と同時にエクソシストの道に進み、育ての親からもらった最初の任務を遂行するために、ある村へと足を運んでいた。

「まさか、依頼先までは自費で行かなきゃいけないなんてね」

アニタの住む町から依頼を受けた村までは、だいぶん離れていた。それこそ、電車で何回も乗り継いで、バスに乗り替え、最後は道なき道を野宿しながら徒歩で目的地まで歩いていく。

地図を見ながら、本当にこの道で合っているのか、アニタはときどき不安になった。

「せめて、協会から一人ぐらいは誰か付けて欲しかったなぁ。まさか、初っぱなから自分一人で行くことになるなんて…。これじゃあ、新人も育たないし辞めていくってーの」

アニタは、道なき道を歩きながら、協会への不満を一人愚痴っていた。

アニタの職業としているエクソシストは、協会から依頼を受けて任務を完了して初めて給金を貰えるというシステムだった。

協会は、仕事を受けるだけなので、基本現場にはノータッチで、依頼を受けたらあとは自分達で任務を完遂してくれという感じだ。

そんな協会の態度に、現場で奮闘するエクソシスト達は辞めるものも多い。

だが、アニタの場合、依頼をしてくれたのが、今まで自分を育ててくれたガロンという人狼で、人間と接触すること自体危険なのに、それでもアニタのためにとアニタの仕事を引っ張ってきてくれたので、多少キツい仕事でもあまり文句は言えないのだ。

ー2ー

「もう何日歩いただろう。そろそろ着いても良い頃なんだけど」

アニタ疲労しきった顔で歩いていると、目の前に教会が見えてきた。

「良かった。あそこで聞いてみよう」

地図で確認すると、確かに村へと続く道の途中に教会がある。アニタは、自分が歩いてきた道は間違いなかったのだととりあいず安堵した。

トントン。アニタは、教会のドアを叩き、声を掛ける。

「すみません。旅の者なのですが」

すると、「はい」という声が聞こえ、瞬間ドアが開いた。

「おや、今回は随分とお若い方が来られたようだ」

出迎えてくれた神父は、そう言ってニコリと笑った。

「お座りください。用件は分かっています」

神父は、慣れた手付きで茶菓子ハーブティを用意すると、アニタに差し出した。

「私の庭で採れたハーブで作ったものなのですがね、なかなか美味しいと評判なんですよ」

神父はそう楽しそうに言ったが、アニタはそんな神父がせっかく出してくれたハーブティとお茶菓子を突き返した。

「お心遣い、ありがたく頂戴します。しかし、心外ですわ。エクソシストと分かっていながら、お茶菓子とハーブティまで用意するなんて。まるで、嫌がらせを受けているよう」

アニタがそう笑顔で言うと、神父はまた楽しそうに笑った。

エクソシストは、任務中は人からの施しを受けてはいけない決まりがあった。それは、魔物が人間に化けている場合があるからだ。

いつ、いかなる状況にも対応するために、任務中は常に自給自足の生活が求められる。エクソシストは、ただ悪魔を倒せれば良いというものではない。それ以外にも、様々なスキルを必要とする職業だった。

「ほう。しっかりした方だ。けっこう、頂いていかれる方が多いのですがね。勿論、毒なんて入っていませんが」

「新人だから、単に慣れてなくてマニュアルに従ってるだけですよ」

アニタの少し子供っぽい表情を確認した神父は、それが可愛くてまたクスリと笑ってしまった。アニタは、自分が先程から笑われていることに、少し苛立ちを感じていた。

「気を悪くされたのなら失礼。あなたの目的は、この先にある赤い月の村へ行くことですね」

そう言って、神父は机に地元専用の詳しい地図を広げた。そこには、アニタが協会から渡された地図よりも詳しい地形が掲載されていた。

「神父様。アタシがエクソシストで赤い月の村へ来たというのなら、私の本当の目的も分かりますよね?」

「えぇ」

神父は、自分用に用意したハーブティを口へと運び、アニタの次の言葉を待った。

「資料によると、赤い月の村に派遣されたエクソシストは、その後消息を絶っています。これは、魔物に殺されたという見解で良いのでしょうか?」

「えぇ」

沈黙。

神父の返す言葉は分かっていたつもりだが、アニタはそれでも期待していた。実は、派遣されたエクソシストはどこかで生きていて、単に協会に連絡を取っていなかっただけだと。

だが、予想は悪い方に的中してしまい、アニタを一抹の不安が襲った。

ー3ー

「ふぅ…」

一刻ほど黙ったあと、アニタは一息着き、神父の顔を見て口を開いた。

「魔物の住む場所を…教えて下さい!」

「…分かりました」

神父もアニタの決心を理解したのだろう。それ以上は何も聞かず、雑談もなく、話はスムーズに進んでいった。

そして、5分もしないうちにアニタは教会を去り、再び赤い月の村と呼ばれる村へ歩き始めた。

町や村には様々な伝承があるが、その殆どが権力者が村民や町民に権力者にとって都合の良い解釈をさせるために制作された作り話であり、その伝承自体が『嘘』や『誇張』であることも多かった。

しかし、希に事実であることもあるため、そういうときはエクソシストが調査に派遣される。

赤い月の村の伝承はこうだ。

その昔、その地を治めた権力者が魔物を退治した際に誤って魔力の半分を封印し忘れてしまった。

その時、魔物が雑木林に逃げたため、その雑木林全体に魔物が外に出られない結界を張ったのだという。

しかし、その地は特殊な土地で、赤い月が出る晩になると、魔力が増幅してしまうため、普段弱っている魔物が目を覚ましてしまい、夜な夜な結界から出られない苛立ちから雄叫びを挙げるそうだ。

「資料と証言は一致するけど、不思議なのは村人に危害は一切加えていないのにも関わらず、エクソシストへの依頼が多い。そして、何故かエクソシストだけが消息不明になっている。意味がわからないわね」

この世界において、魔物の出現はごく当たり前のことだった。

なので、人間も魔物が危害も加えることがない限り、エクソシストに魔物の駆除を依頼することはそこまでなかった。

しかし、赤い月の村の村民はエクソシストに魔物駆除の依頼を必要以上にしている記録がある。アニタは、それに疑問を感じていた。

「とりあいず、村に行けば何か分かるかな」

アニタは、目の前に見えてきた村を確認し、そう呟いた。

ー4ー

「では、村の方達は誰も魔物を見たことがないのですね?」

「そうじゃ」

赤い月の村に着いてすぐ、村長と呼ばれる初老の男の家に招待されたアニタは、そこで魔物の聞き込みをしていた。

村長は、言葉に訛(なま)りがあるものの、丁寧で解りやすい説明をアニタにしてくれた。

「それでは、最後にもう1つ質問させて頂きたいのですが、我々に魔物の駆除を依頼したのはどなたですか?」

アニタの質問に村長は笑った。

「あんた、おかしなことを聞くんじゃな。そんなもの、協会に問い合わせた方が早いじゃろて」

「確認のためです。答えてください!」

初老の男のいう通りだとアニタも思った。しかし、アニタはどうしてももう一度確認しときたかったのだ。

協会の書類と実際の証言が正しいのかを見極めるためにも。

「儂じゃよ。協会の資料にもそう書いてあるじゃろ」

「…ありがとうございます」

アニタは、立ち上がり、村長に軽く礼をすると、さっそく村のはずれにある雑木林へと調査へ向かった。

「あの娘(こ)が新しく派遣されたエクソシストかい?」

雑木林へ向かうには、村の中心街を通らなければならない。必然的に民家の多い場所を通ることになり、物珍しいアニタの存在は格好の話題のネタとなった。

「また、随分と若い子が来たもんだね。しかも、女の子」

エクソシストで女の子なんて聞いたことがないよ。今度こそ殺されちゃうんじゃないのかね」

「今度こそ」。アニタには、その言葉が引っ掛かった。

(どういうことだろう。赤い月の村に派遣されたエクソシストは、みんな行方不明になっているというのにー…)

アニタは、居ても立ってもいられなくなって、エクソシストのことについて立ち話をしている二人の女性に声を掛けた。

「あの、お話し中すみません。先程お話されていたことでお聞きしたいことがあるのですが、お伺いしてもよろしいでしょうか?」

そうアニタが言うと、女性二人は鬱陶しそうにアニタの顔を見て、溜め息を小さく着いたあと「どうぞ」と答えた。

「先程仰られていた『今度こそ殺される』というのは、どういう意味でしょう?」

「…そのままの意味ですけど?」

女性達は、ひどくアニタに冷たい態度を取っていた。アニタには、それも疑問に感じた。

見ず知らずの人間に警戒心を抱くのは分かる。しかし、これほど嫌悪するには他に理由があるのではないか。アニタは、そう考えずにはいられなかった。

「私の受けた報告では、エクソシストはみな行方不明になっています。村のはずれにある神父さんも仰っていました。なので、私はてっきりー…」

「そんな筈はないわ!」

アニタの言葉を待たずして、二人のうち、一人の女性が声を張り上げた。美しい金髪に派手な貴金属を身に付けた、見るからにお金持ちそうな女性だった。

「あんた達エクソシストは、村から受けた依頼を途中で放棄して、いつもどこかに居なくなるじゃない!生きて返ってどこかへ逃げて、挙げ句魔物を怒らせて、被害を受けるのは毎回私達よ!この宝石だって、そんな任務を放棄したエクソシストが魔物を怒らせて、村で暴れた魔物が私の主人を殺して、協会に裁判起こしたあと、賠償金で買ったものよ!あんた等のせいで村はメチャクチャだわ!中途半端に仕事して、任務は全うせずにそのまま帰る。ふざけるんじゃないわよ!」

「ちょっと、ヘレン。落ち着いて」

金髪の女性は、まだ何か言いたそうだったが、側に居たもう一人の女性の声にハッとなり、それ以上は言葉を飲み込んだようだった。代わりに、「ごめんなさいね、あなたには関係のないことなのに」と謝罪し、アニタに背を向け「あなたには今度こそ期待しているわ」と呟き去っていった。

アニタは思った。

調査報告書と現場の証言にだいぶんズレがある。これは、何かあると。

しかし、とりあいずは元凶となる魔物を見に行かなければ次の行動を取ることもできない。

アニタは、魔物の住むという雑木林の方へ、足早に向かった。

ーつづくー

■感想

ということで、今回は起承転結の『承』ということで、僕的には謎を散りばめて見た感じですが、いかがだったでしょうか?

まぁ、なにも勉強をしていない素人が、適当なノリで書いている小説なので、文章が稚拙なのとネタがバレバレなのと誤字脱字と単語の使い方が時々間違っているのはお許しください。

って、ほぼ全部ですね(笑)

スト2編集部のコントの方は、先に出てきたキャラがあとで何にも関わらないという放置プレイがよく見られる僕の作品ですが、一応こっちはそういうことがないように、キャラクターに全部意味を持たせる方向で持っていけるよう、素人なりに努力したいと思います。

ここからは余談ですが、先日小学生の書く小説を読む機会がありまして、…いや、本当に凄かったです。

オジサン、感動して涙が止まりませんでした(笑)

まぁ、ジャンルにもよると思いますが、何かを何かの形で表現するのって、自分の経験を肥大化させて表現しないと中身のないものになるので、表現したい形の基本ができるようになったら、あとはいかに色んな経験を積んで自分の慣性を磨くかが重要になってくると僕は考えています。

でも、慣性を磨くということは、ただ自分で経験していくだけではなく、周囲も客観的に見れないと、それを形として表現したとき見ている人や読んでいる人に伝わりません。なので、どうしても自分中心で考えてしまう、というかそこまでの余裕はない学生時代って、自ずと良い作文を書いても主観的な感想が多いので、結局相手に伝わりにくい文章になっているなというのが僕の中の学生時代の作文の印象でした。

僕なんか、オッサンになった今でもそうですけどね(笑)

でも、最近は違いますね。

ここ何年かそういう機会がありまして、僕が知らなかっただけかもしれませんけど、恐らく学校生活や部活の経験を肥大化させて、それを小説に取り込み、目的に向かい仲間同士で努力していくなかで、人間関係の難しさや精神の成長、あとは心の葛藤なんかも見事に表現されていました。

これが、オッサンになると考えた方が変わるので、学生目線で表現されているというのがまた良いんですね。

「あぁ。こういう心の葛藤があるんだな」的なね。

相手に自分の考えや思いを伝えることは本当に難しいことですし、ましてや僕がこのブログでテーマにしている格ゲーなんか下火のジャンルで、しかも書いている内容も薄っぺらい。

でも、ゲームは技術を磨くことや結果を残すことだけでなく、それ自体を楽しむことが重要なんだ、ということを素人目線だからこそ伝えれることがあると信じ、今日まで書いていますが、正直最近は仕事や家庭が忙しくて、なぁなぁになっていました。しかし、こういう学生が必死に我々大人に伝えようとしている作文や小説を見ると、自分も格ゲーに興味のない人や格ゲーをやりたいけど一歩を踏み出せない人のきっかけにどうしたらなれるかを、もう一度真剣に考えることができますね。

もととも、このブログを始めた理由がそういうのなので、素人の僕でも格ゲーを楽しめるというのを、これからも色んなネタを入れながら伝えていけるよう、努力していきたいと思います。

さて、盆休みもとうとう今日で終わり!

明日からキツいキツい、お仕事が始まります。

最初の一週間は身体が慣れないので、誠に勝手ではございますが、明日から一週間はブログをお休みさせて頂きます。

次に皆さんにお会いするのは、8月27日(月)です。

もちろん、ブログは毎日覗きに来ますので、皆さんのブログの投稿やコメントがある場合は、気付いたときに返信させて頂きます。

27日(月)一発目のブログは、盆休みの身内戦やCPU戦、あとは見物事情からいきたいと思います。

今回の盆休みは、けっこう格ゲーをされている方も多く、身内以外の方とも楽しめましたので、そういうのも書いていけたら良いな、と。

そのあとは、8月の質問返答とTポイントのお知らせをさせていただき、検索事情へと戻ろうと思います♪

それでは、またお会いしましょう!

閲覧ありがとうございました!