革命を起こした伝説の格ゲー、遂に降臨ッッ!！
とうとう、これを語る日が来てしまったのですね。
■CPU戦の流れ
１面から７面・通常試合
８面・ラスボス(三島平八)
なんと言ったら良いか。
あれだけオープニングで格好つけといて、最後はマワシ一丁の平八と戦います。
｢死に損ないがぁーッッ!！｣
あんたの格好の方が死に損なってるよ。一体なんなんだ。マワシの平八って…。
鉄拳タッグでのCPU戦での適当具合を受け、今回はナムコも頑張ってくれるだろうと思っていたら、甘かった！
まさか、マワシを付けた平八がラスボスなんて。
がっかりを通り越して、もう意味が分かりません。
鉄拳のオープニングは、毎回クールで派手なアクションがあるので、ぼく個人としては大好きな演出で、特にこの鉄拳４は、鉄拳３の物語をよく知らない人も、一八や平八が今から何をしようとしているのかが、上手く表現されていて、世界観がスッと入ってくる演出だったので、僕は好きでした。
でも、ふたを開けると、面数は１つ減ってるし、ラスボスは平八だし、全体的にシステムが地味になってるし、なんかちょっと違う感じがしました。
とりわけ、CPU戦に関して言えば、普通すぎてあんまりパッとしない印象を受けましたね。
今までは、面を進めていくごとに、アルゴリズムが高くなり、馴れない内は道中でも苦しめられる場面があったのですが、本作はそれが全くなかった。
あっという間に８面までたどり着き、マワシした平八が待っている。
一体、どういう世界観だ!？
■注目システム
・壁コンボ
・ポジションチェンジ
・アンジュレーション(地形の高低差)
鉄拳４は、意欲作ではあるんですよね。
壁コンボの導入に、ポジションチェンジ、地形の高低差を利用した対戦。
どれも、マニアックなシステムだと思います。
バンナムの原田さんが仰ってましたけど、これは万人受けする鉄拳で、やってはならないシステムでしたね。
悪くはないと思うんです。ただ、こういうのすると、覚えることも多くなるし、地形を利用した対戦なんかは、キャラ性能以上に理不尽に狩られることもあるため、知識に差があると、それまでの対戦の経験値だけではとても太刀打ちできない。
それに怒りを覚えた鉄拳好きのプレイヤーは、これを機にゲームをやめていくわけです。
これは、バーチャ３でもあったことですが、こういう意欲作は冒険なので、本当にメーカー側は賭けでしょうね。
ただ、僕は対戦好きでした。
CPU戦は、あんなになってしまったので、許せずにあんまりやってませんでしたが、こういうメーカーのやる冒険はぼく好きで、色々と試してましたね。
ここら辺になってくると、タッグまであやふやだった、状態変化もしっかりしてくるし、鉄拳という格ゲーの基盤が良い意味で出来てきた気もします。
後に、５で人気を取り戻す鉄拳ですが、この４のシステムも、何らかの形で残してありますし、システム自体は悪くなかったんです。
ただ、あまり万人受けするシステムではなかったみたいですね。
■ゲームお勧め度
ネット:
４４６:
(MAX
５つで評価)■感想
やっぱり、全作と比べると、評価に雲泥の差がありますね。はっきり言って、鉄拳にしては低い評価です。
ネットでの声を拝借すると、やはり壁コンボの存在が評価を下げている最大の要因のようですね。鉄拳に突如として出現した壁コンボの存在は、空コンが決まっても、壁まですぐに届いてしまい、空コンが決まりにくくなったため、空コンを主体としたタッグまでの対戦とは違い、全体的に地味な印象を与えてしまった。また、【壁コンボ＝追い詰める】という印象を与える本作は、同時に卑怯ととらわれてしまう。突き詰めれば、壁コンボも空コンも、決まればがっつりダメージを持っていけるので、やってることは同じだと思うのですが、どうしても壁という概念が空コンのそれとは気持ち的に変わってくるのでしょうね。
僕は、この格ゲー。やってた人とやってない人でお勧めする
の数が変わってきますね。やってる人には、お勧め度は
１個です。やっぱりね、この壁コンっていうのが、鉄拳ファンは許せないと思うんですよ。例えば、弾が強いスト４なんかで、キャラの個性以外で、全てのキャラが【軸移動
ステップ】で簡単に近付けたら、それは最早スト４じゃないでしょ？鉄拳４も一緒で、最早これはバーチャ３と言っても過言ではないくらい、全作とは別ゲーになってるんです。SNKユーザーみたいに、耐性があればまだしも、これだけシステムを変えられると、多分いろいろと許せないところが出てくるので、僕的にはあまりお勧めできません。
逆に、鉄拳をあまり知らない、またはやってるけど、そこまでやりこんでないという人にはお勧めです。
鉄拳って、空コンが決まれば、がんがんダメージ持っていかれるから、勝負が割りと早く決まる格ゲーなんですけど、鉄拳４は空コンより壁コンの方がメインになるから、地上でのじりじりした読み合いになるんです。しかも、壁まで寄せないと、そこまでまとまったダメージも取れないから、１試合が長く遊べる良いタイトルだと僕は思います。
結局、知ってしまったあとは、どっちが自分の好みの格ゲーか！？ってことになるんですけど、ネットで騒がれているようなクソゲーでは決してないと僕は思います。
面白いか、それとも自分に合わないか、それは、まずはやってみて、それからアナタが決めることッッ!！
閲覧ありがとう御座いました！
