【企画17】格ゲー界のロリキャラは誰だ!?
僕の愛用の国語辞典です。中学校の時から使っています。
電子辞書も良いけど、こういうのって何だか愛着湧きますよね。
ちなみに、今回調べた単語はロリコンです!
国語辞典を持っていても、こんなしょうもないことにしか使わない。おはようございます。仕事前にブログを更新、446です!
今回は、格闘ゲームロリキャラ編ということで、スト2編集部の前にキャラの感想なんかを書いてみたいと思います。
その前に、ロリとは何ぞや?という方にちょっとだけご説明。
二次元に精通している方は、幼女や少女をモチーフにしたキャラをロリキャラと容易に連想できると思います。
これ、もともとは、ウルジーミル・ナボコフという人の小説『ロリータ』から来ていて、まぁ登場人物の愛称であるロリータを取ったのか、それとも小説の題名から取ったのか知りませんが、とりあいず、その『ロリータ』と『コンプレックス』を掛け合わせた和製英語ですね。
つまり、ロリコンという言葉は、日本で作られた英語風の日本語語彙(ごい)というワケです。
二次元では、ロリの対義語をショタなんて言いますけど、これもまた、掘り下げると本来の意味がロリは変わってきます。ロリコンの本来の意味は、ショタより考えさせられるもので、幼女や少女への性的嗜好(しこう)や恋愛感情のこと。
興味のある人は、調べてみるのも面白いと思います。二次元とは、また違った見方ができるので、実際考えさせられることも多いです。
でもまぁ、このコーナーはそういうコーナーではなく、格闘ゲームのロリキャラを紹介するコーナーなので、あんまり難しいことを考えず、ロリコンにそういう意味もあるんだなと頭の片隅に置いといて頂ければ幸いです。
では、前説はこれくらいにして、さっそくいきましょう!
■りリス(ヴァンパイアセイヴァー)
格闘ゲームのロリキャラ代表と言ったら、彼女を置いて他にはいないでしょう!
今は、ギャル格ゲーが多いですから、ロリキャラもけっこう多いですけど、昔は硬派な格闘ゲームが多かった。無論、ロリなんてご法度で、女子高生が戦うだけでも難しかった時代。
彼女は、突如として我々の前に姿を現した。
その風貌から、だいたい想像できる小悪魔的な言動と、訳は分からないけどとりあいず可愛いから許しちゃう必殺技の数々は、たちまち巷のゲーマーを虜にする。
ただ、僕はこの頃、中学生だったので、そんなに「ロリかな?」って思ってました。
よく考えてくださいね。小学校上がりたての中学生が同じ年ぐらいの女の子を見て、どう思うかって話です。
同級生をそういう目では見ないでしょ?
それが僕の中では今でも続いていて、あんまりリリスはロリキャラとは感じないんですよね。
では、ここからが本題。何故、そんなりリスを僕はロリキャラに選んだか。
これは、当時ゲーセンに来ていたお兄さん達の姿を見てですね。
当時の格闘ゲームの世界は、女性キャラを使うだけでも命懸けでした。KOF94で不知火舞の胸がゆっさゆっさと揺れれば、彼女を隣に連れている男子なんか、意地でも使えない。
何故なら、女子から引かれるのが恐かったから!
これがね、年のいった大人の女性だったり、彼女がゲーマーだったりするなら、まだ理解があるから良いんです。でも、ゲームをしない女子とかだったりすると、その偏見は物凄いからね。幾ら弁解しても、弁解したら弁解しただけ泥沼にハマっていくだけです(T_T)
そして、このヴァンパイアセイヴァーが出た年というのは、そういう偏見のわだかまりがようやく溶け始めた頃なんです。まぁ、あくまでも僕の周りだけですけどね。
そこに、リリスが颯爽(さっそう)と登場ですよ!
新キャラが出たら、1回は触ってみたいのがゲーマーの性(さが)。でも、隣には自分のことを好いて欲しいと思うあの娘(こ)が居る。ましてや、中学・高校と言えば、人生の中で一番周りから舐められなくない時期でもあります。
ここで、学生ゲーマー達は究極の選択を迫られるワケです。
自分の中にある陳腐な自尊心を捨てて、真のゲーマーとなるべくりリスにカーソルを合わせるか、自分の名誉を守るべく、ゲーマーとしてのプライドを捨てて、本当は使いたいリリスを妥協し、サスカッチを使うか!
このお兄様たちの葛藤を目の当たりにするとね、やっぱりリリスってロリキャラだから、みんな使うの恥ずかしいんだって僕は思ったりしたワケです。
もう後ろから観てるとそれが丸分かりですからね。1回カーソルがリリスの方に行くんですけど、迷った挙げ句、オルバスやサスカッチを選択する人が続出してましたから。
せめて、レイレイは選んであげようよ!
リリスはね、そういう意味で実際隠れプレイヤーが多かったですね。
普段は、サスカッチやオルバス使って、CPU戦でめっちゃ凄いパフォーマンスしてるお兄さん達が、日曜の朝とか行くと、リリスでやってて、CPU戦でCOMにフルボッコにされているワケですよ。
「そこまでして使いたいのか!」って当時は思ってましたけど、これはやってみて分かりましたね。
リリスはね、何もかも不十分なキャラクターで、性能があとちょっと足りてないんですよ。それを、プレイヤーの技量で補うっていう、未完成だけどその分プレイヤーの力量が問われるヤリガイのあるキャラなんですね。
ただ、そんなのゲームやってる人間しか分かりませんし、知らない人はキャラクターだけ見て、表面上でしか判断しませんから、リリスっていうのは当時そういう意味でもゲーマーを苦しめたキャラだったと思います(笑)
■ももこ(KOF11)
ももこは、癖のあるキャラクターでしたね。性能的には、アンヘルを簡単にしたキャラクターと言ったら良いでしょうか。
実を言うと、ももこにはあんまり思い出がないんですよね。僕、KOF11はあんまりできなくて、素人強キャラの牙刀とユリばっかり使ってましたから。
正直、あの二人がいなきゃ、対人戦では戦うことすらできませんでした。
ももこはね、もうあからさまに狙っているというか、そういうところがあまり好きにはなれませんでしたね。
幼く見えるけど実は高校生。
どこのA○設定ですか!?
そして、このキャラは本作の売りであるクイックシフトともあまりマッチしていなかった気がする。
クイックシフトというのは、攻撃をキャンセルして控えのキャラクターに攻めを継続させるっていうシステムなんですけど、ももこは一人で攻めを継続させるような接近戦に特化したキャラクターなので、このクイックシフトを使おうと思ったとき、「ん?」ってなってしまいます。かといって、締めとしても微妙な感じですしね。
でも、このヒップアタックはナイス!
■智花(電撃CXシリーズ)
近年の格ゲーのキャラの中では、一番のロリキャラじゃないかなと思います。
だって、年齢もそうだし。
智花の原作は、電撃文庫の『ロウきゅーぶ』というライトノベル(漫画みたいに気軽に読めるをコンセプトにした小説)からなんですけど、このお話、戦いはありません。僕は、読んだことがないんですけど、バスケットのお話だそうです。
問題は、なぜ彼女が格ゲーのキャラクターとして選ばれたのか。
だって、電撃ですよ。電撃!
僕も、電撃のラノベ持ってますけど、昔もいっぱいバトルラノベあったのに、なんで彼女が選ばれたのか、その真意が僕は知りたい!
しかも、何気に彼女強いですからね。
組合わせ次第では、近付くことすらままなりません。
まぁ、今回は性能面じゃなくて、このキャラの話ですから、智花の話をさせて頂くと、智花はね、セイヴァーのリリスみたいに使いたいけど妥協するっていう人は見たことなかったですね。
僕の時代からすると、時代が変わったっていうのもありますね。
学生同士で遊びやデートに来ている子達の話を聞いてても、男女ともに理解のある人達が多い。それこそ、大人よりも子供の方がそういう理解に対して柔軟なんじゃないかと思えるくらいに。
あと、立場が逆転してきたっていうのもありますね。
この前見たのがですね、あるカップルが電撃やってたんですけど、彼氏じゃなくて彼女が格ゲーやってるんですよ。で、彼女が智花を使ってて、彼氏が「その娘って強いの?」って聞いてましてね、彼女がその彼氏に言ったんです。
「そういうの知らないけど、ロリキャラが好きだから使ってる」
僕は、口に含んだお茶を吐き出しそうになりましたね。あまりの衝撃的発言に、時代が変わったなと感慨深くなる1コマでした。
■都古(メルティブラットシリーズ)
究極のロリキャラ、ここに見参!
彼女こそ、僕は格ゲーのロリキャラで優勝するキャラなんじゃないかなって思っています。
元気いっぱいで、性格も飾ってないし、おまけに一生懸命だけど、狙っていないバカっぽさがある。
これをロリキャラの演出だとするならば、大成功じゃないですかね?
これは、僕の勝手な偏見ですけど、都古は使っててもそんなに恥ずかしくないんですよね。
そりゃあ、格ゲーしてない友達とかからは、僕が都古使ってると「お前、その年でマジか!」とか言われますよ。でも、それは格闘ゲームのことを知らない人の言動ですし、他人の目を気にしていたら、こんな年までゲーセンでゲームなんてできませんからね。
多分、ゲーマーはみんなそうだと思うんですけど、自分の中で恥ずかしいキャラを使うとき、その恥ずかしさに自分の中のボーダーラインがあるんだと思う。
例えば、二次元を知らない人から言わせれば、智花も都古も同じロリキャラなワケです。
僕の身内で言うなら、サラブレッドは格ゲーやるんですけど、鉄拳やウル4、KOFまではギリギリオッケィでギルティはアウトです。彼曰く、クーラは良くてもメイちゃんは自分的に受け付けないということでした。
まぁ、つまりはそういうことでしょうね。
僕のボーダーラインでは、都古はまだイケるキャラ。
■アンジェリア(アルカナハートシリーズ)
都古が使ってても恥ずかしくないロリキャラならば、アンジェリアは僕の中で使ってて一番恥ずかしいロリキャラです。
アンジェリアは、アルカナハート2という作品のラスボスで、ラスボスなのに使いにくいです。
正直、見れば分かるように、そのデザインも斬新で、透けたシャツに下は履いていないというロリキャラの夢を乗せた仕様となっております。
さすがにね、これは色々とマズいのではないかと、これを格闘ゲームに出すことで、子供を持つ親は心配する何かが出てくるのではないかと。
昨今、二次元の表現の自由問題が深刻になっていますが、こういう行きすぎた表現が問題を大きくしている気もしますよね。
さて、アンジェリア。僕は、恥ずかしい思いをしても、もちろん使ってました。
やっぱり、最初は恥ずかしくても、使っている内にだんだんと愛着が湧いてきます。
ただね、このアンジェリアに関しては、練習しても全然思うように動かせなかった。
というのも、アルカナハートはやるだけでもおじさんには勇気が要るのに、アンジェリアは更に追い討ちを掛ける一言が待っているからです。
CPU戦で練習をしていると、最初のうちはどうしても最終面とかでやられてしまうんですよね。で、やられるとコンテニュー画面に移行するでしょ?すると0になった時に、彼女がとんでもない一言発するんです。
「お前なんか大嫌いだー!(とっても可愛らしい声で)」
人が少ないときの個人のゲーセンとか、これが店内に悲しいまでに響き渡ります。
正直ね、「なんの罰ゲーム?」って思いますよ。
いや、ロリキャラとしては良い、良いとは思うよ。
でも、全クリ時とかコンテニュー0になったときに言う台詞は、家庭用特典にしとこーよ。
ちなみに、コインを投入すると、「ティロリン(やっぱり可愛い声で)」とか言います。誰の声かは分かりませんけど。
どちらにしろ、最初のうちは顔から火が出る思いになるのは間違いないでしょう。
後ろに人が並んでたりすると、コンテニュー画面になっても逃げれないからね。下手すると、「ちゃんと処理してから行ってください」とか注意されるからね。
まぁ、でもアンジェリアがこの台詞を言ってくれたお陰で、少しはマシになりました。
だって、全クリしないとこの声を聞かなきゃいけないから。
次回は、このキャラを使ったスト2キャラのコントです。
では、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!