高校編を書くにあたって、出てくる登場人物の紹介をしたいと思います。
エレファントは、僕の10個上の大先輩です。
何を隠そう、その当時通っていた個人のゲーセンで、最強の名を欲しいままに暴れてた最強のゲーマーでした。
エレファントは、僕のゲーム人生に大きく影響を与えた人物です。
今でこそ、ゲーセンやビデオゲームのイメージはだいぶん落ち着きましたが、当時はかなりイメージが悪かったんです。
僕も、最初の頃は正直ゲーセンに行くこと自体が怖くて、らっきょ達と行くことはあっても、一人で行くってことはなかなかできなかったんです。
ですが、エレファントはそんな僕に気軽に話し掛けてくれて、ゲーセンは恐くないところだよ、と言うのを教えてくれました。
まぁ、エレファントは良い意味でも悪い意味でもマイペースな人で、対戦した人には誰にでも話し掛けるんですね。
ただ、自分がフルボッコにした人にも話し掛けたりするのでね。いくら、相手のプレイを称賛しても、相手は気分良くないですよね。
そういう意味では、抜けている部分もありました。
でも、エレファントは気さくで話しやすく、ゲームの腕も超一流だったので、本当に強くなりたい人達には尊敬されていましたね。
社会人になってから、僕は友達と県をまたいでゲーセンへ行くことが多くなっても、エレファントとの縁は切れませんでした。
何故なら、彼も他県をウロチョロし、時々ゲーセンで会っていたから!
その当時はね、僕も若かったですから、「格ゲー好きなら、色んなゲーセン行くもんだろ」と思っていましたけど、エレファントと同じ年になった今、エレファントがやっていた凄さというのが分かるようになりました。
仕事と家庭を両立しながら、わざわざゲームしに他県へ行くという根性がスゴい!
皆さんも、よーく考えて下さい。
いくら、自分の好きなことと言っても、月1のペースで仕事と家庭を両立しながら、時間作って趣味に没頭しようと思いますか?
そりゃ、暇なときは良いですよ。時間的に余裕があるならね。でも、月によっては忙しい時もあるし、エレファントはその時もう結婚して子供も居ましたから、家の行事もあるし子供の行事もある。ましてや、目を離せないくらいの小さい子も居たから、心身的な疲労もあったでしょう。
そんな状況下で、月1で遠征する根性が凄いと僕は思う!
まぁ、エレファントだけでなく、エレファントの趣味を理解する奥さんはもっとすげぇなって話ですが、ともかくその気合いと根性は凄いなって思います。
そしてね、他県のゲーセンにもエレファントにはたくさん知り合いが居るんですわ。
僕らが他県でエレファントと会ったとき、エレファントと対戦していたら、エレファントに話し掛けて来る人が居まして、「あれ?知り合いですか?」って聞いたら、「このゲーセンで知り合った」とか言うじゃないですか。
あんた、全国のゲーセンに知り合いが居るんじゃないだろうね!
もう、エレファントの存在が凄すぎて、僕はもっとエレファントと友達になりたかったんですけど、エレファントの周りには大会クラスの凄い人達がいつも側に居て、僕は彼にとってゲーセンで会う知り合いの一人にしかなれませんでしたね。
せめて、もう少しエレファントにとって、印象付けれる試合が僕にできたらなぁ。
閲覧ありがとうございました!