質問が来ています。
Q1.ときどき対人戦を楽しんでる初級者です。俺は、CPU戦でかなり練習しているんだけど、対人戦じゃCPU戦見てる限り、そこまで技術がない相手に負けるんだよね。なんでだと思う？
A1.CPU戦はどんなに超反応しようとも、パターンが決まっています。一方、対人戦は人が動かしますから、色んなパターンがあります。そこに、勝敗の大きな鍵があると思います。
ということで、今回の質問はこんなのが来ました。
まぁ、自分はこれだけ練習してるのに、プレイ風景を見た感じ、自分より格下だと思う相手に負けるのは、とても悔しいですよね。
そういうのって、俗に経験値が高い人って言いますけど、じゃあ経験値が高いってどういうこと？ってことになると思うんです。
なので、これはあくまで僕の勝手な考えですけど、ここに書いてみたいと思います。もし、お時間に余裕があれば聞いて頂ければ幸いです。
まず前提として、今からするお話は初級者ぐらいまでのレベルの話になります。中級者・上級者になると、そもそも今からお話するような事態にはまずならないと思うので、そのつもりで読み進めて頂ければと思います。
初級者のレベルというのは、｢CPU戦では凄い技術ができるけど、対人戦では機能しない｣、｢対人戦では、まずまず戦えるけど、CPU戦はあんまりできない｣の二通りに分かれると思います。
その理由は、間合いの取り方や牽制の仕方、隙の消し方を何となくでしか分かっていないからです。
この方は、CPU戦メインでされている方で、たまに対人戦をされているとのお話でしたが、そもそもCPU戦と対人戦では必要なスキルが違います。
CPU戦だったら、二択を掛けようが、上手く通常技を差そうが、COMのアルゴリズムが超反応だったら、まともに勝負して人がCOMに勝てるワケありません。なので、その場合、COMの行動パターンを把握し、COMが当たってくれる技を探し当て、そこからコンボでダメージを取っていくというのが、CPU戦を進めていく上でやっていかなければならない作業になります。
それが対人戦だと、相手は人VS人ですから、知識を用いたキャラへの対策や技術合戦、あとは経験から相手を読んで行動するというのが重要になってきます。
お話を聞いていると、相手のコンボの技術を見た限り、自分の方が上だと思い、乱入したらフルボッコにされたとのことでしたが、それは恐らく相手が対戦慣れしていたのでしょう。
実力が拮抗している場合を除き、コンボだけでは相手の強さなんて分かりません！
僕も経験がありますが、時々とんでもない上級者に乱入されて、｢なんで俺のレベルにこんな上級者が入って来るんだ？｣と思ったことはありませんか？
まぁ、あれは素人狩り目的で入られることもあるでしょうけど、上級者だって実際のところ、あまりに極端な例を除いては、対戦してみないとその人のレベルが分からないというのがあるからみたいです。
ですので、まず相手のレベルをコンボだけで査定するのが間違いです。
例えば極端な話、相手が基本コンボぐらいしか持っていなくて、こっちが８割持っていけるコンボを持っていたとしても、相手の方が牽制の出し方が上手かったり、ヒット確認や隙消しができたら、こっちの攻撃は当たらないし、攻め込むこともできませんからね。
CPU戦では、ただガン攻めしているように見えても、実は攻めていったあとに防御できる状況を作ることが出来ていれば、こっちの攻撃が当たることは絶対にない。それどころか、１パターンなコンボの始動の仕方だったら、そこから切り返されて、相手が端に詰めれるコンボを持っていたら、固められて崩される可能性だってあります。
僕、思うんですけど、格上とか格下とかね、自分を中心に考えて、相手のゲームの腕を査定するのって良くないと思うんですよね。
そういう概念を自分で決めつけてしまうから、自分がゲームで強くなりたいと思うより先に、予想と違った場合、相手への嫉妬が生まれて、悔しさが先走りし、結果、前が見えなくなって、自分が強くなるために、本当にやらなければならないことを見失うのだと思うんです。
まぁ、これは僕の場合ですけど、僕は１試合１試合を大切に戦いつつ、戦った対戦相手の方にはいつも敬意を払うように心掛けていますけどね。
そうすると、CPU戦だろうが対人戦だろうが、自然と丁寧な対戦ができて、理屈が色々と分かってきます。理屈が分かってくると、今度は対人戦やCPU戦の強いラスボスに当たっても、何故やられているかが理解できるので、闇雲なプレイではなく、自分なりに対策練ったプレイが出来るようになります。
そうなると、負けてもそこまで腹が立たないんです。
だって、負けたとき、自分に何が足りないかも同時に分かるから、今度はそこに向かって練習すれば良い話でしょ？
まぁ、とりあいず何も考えずに全力で試合に取り組むってことが大切なんじゃないんですかね(笑)
閲覧ありがとうございました！
