ゲームセンターの環境って、今と昔では大きく違いますけど、『Mr.初心者』の異名をプレイヤーを数十年持つ僕が、野試合していて一番感じるのは、「乱入していいですか?」と声をかけた時の対応が全く違うということです。
今回は、そんなゲームセンターのプレイヤーの今と昔を振り返ってみたいと思います。
僕は、対戦をする前に必ず一声かけて乱入するようにしています。
理由は、そのあと話をできるというのと、僕は弱いので、相手によっては黙って乱入すると『捨てゲー』されることがあるからです。こっちから声を掛けて応対したあとに、流石に捨てゲーってしにくいでしょ?僕的に、初心者狩りされようが、分からせるためにボコられようが、対戦ができればそれで楽しいので良いんです。
ただ、捨てゲーされるのは辛い。
「はいはい。お前が強い、強い。だからもう俺に関わるな」と言わんばかりに、1ラウンドフルボッコにして、2ラウンド目にはゲームを辞めている。残された初心者の僕は、そんな誰も動かないキャラを虚しく殴るというあの哀しみは、今も昔も屈辱以外の何物でもありません。
話を戻して、声をかけたとき、大抵の人が昔はOK出してくれてたんです。
まぁ、「お前、そのレベルで乱入すんの?」とか言われたことはありますけど、その時は「宜しくお願いします」って自分より年下の子にも言ってました。
ただ、最近は断られることが多くなりましたね。
無論、対戦馴れしてる人や中・上級者の人達で断る人は居ないのですが、問題は僕と同じ初心者から初級者界隈の人。
昔は、対戦を断ること自体恥ずかしい行為という風潮もあったので、どんな初心者でも「かかってこいやぁ!」って息巻いてる人が多かったんですけど、今は普通に「自分初心者なんで、乱入とか辞めてもらっていいですか」とか「対戦とかできるレベルじゃないから、ごめんね」とか、ビックリするほど断られる。
一回、自分も初心者ですからと無理に押し通したことがあるのですが、…これはね、やめた方が良いですね。
乱入するとき、大抵相手のレベルを見て乱入することと思いますが、CPU戦と対人戦では必要なスキルが変わってくるし、対戦馴れしてないと、CPU戦では綺麗な立ち回りしているように見えても、それはその人がCPUの行動パターンを覚えているだけで、択一や読み合い、況してや誘発なんてしたら、全部こっちの思惑通りに行動してくれるので、大変なことになる。
僕のような、対戦したがりの初心者の方にお伝えしたいのは、向こうの方が絶対上手だと思っても、対戦を押し通すのは絶対に辞めた方が良いということ。
相手が断ってくるのには、絶対に理由があります。
考えるのが好きな人は対人戦、作業が好きな人はCPU戦。
最近は、そこら辺がより明確になっているので、…うん、なんてか時代変わったなって痛感します。
というかね、乱入自体最近は自分からしないと対人戦さえできない環境になってきました。
最近出会った、よくスパ2Xで対戦する上級者の方なんかは、初心者の僕にもよく色んなことを教えてくれるし、会ったら対戦してくれるんですけど、最初僕が声を掛けたときは、「まさか、ゲーセンで対戦できるとは思わなかったです」よ!
彼は、大会でも実績残している(らしい)上級者ですけど、ほぼ対人戦はオンラインで、仕事帰りによるそのゲーセンでは、CPU戦メインでやっているのだとか。
ゲーセンなのにCPU戦ッッ!?
僕らの世代(30代から50代)では考えられない返答でしょ?
これね、意味分からんとか思っちゃアカンのですよ。今はもうね、そんな感じになっちゃってるんです。
最近は、若い子達から今のゲーセンの環境を聞く為にも声を掛けている感じです。
ガチでね、時代変わりましたよ。
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!