前編(雑記55)の続きです。
詰まるところ、格闘ゲームの場合で考えれば、一人のユーザーが自分ができないゲームをやっていれば、それに対戦を挑むことすらできず、不快感を与えてしまいます。その結果、対戦を目的としてゲームを楽しみにゲームセンターまで足を運んでいたユーザーも、ゲームセンターへ行くことを辞めるのではないかと考えています。
対戦するだけならば、今の時代オンライン対戦で世界のプレイヤーと楽しむことが可能です。しかし、ゲームセンターへ足を運び対戦を楽しむプレイヤーというのは、ゲームセンターの臨場感とプレイヤーとの触れ合いも視野に入れて楽しもうと考えていますから、自分のできないゲームを永遠とされていても、不快感が募るだけでストレスが溜まるだけだと思うのです。
楽しむ為に来ているゲームセンターで、ストレスを感じてしまえば、行く価値も薄れることでしょう。
やがて、個々のゲームに一人歩きを始めたネット配信筐体は、対戦の概念を無くし、ビデオゲーム自体のコーナーが縮小してくる。そして、対戦の概念を無くした筐体は、麻雀格闘倶楽部みたいな、シングル筐体になる。
後編に続く。