格闘ゲームに限らず、ゲームってけっこう精神力を養えるものだと僕は思っています。
どういうゲームにかもよりますけど、ゲームの目的は、相手に勝利することが前提だったり、与えられたダンジョンやステージをクリアすることにあります。
ということは、攻略が必然的に重要となるわけで、攻略っていうのは、自分で色々見付けていかなくてはならないので、自分の技術が足りない部分とか、分からない部分が出てくるゲームは、必然的に精神が追い詰められるという訳ですね。
その時に、こうなんとも言えないイライラが襲ってくる訳ですが、それを乗り越えて冷静に攻略していくことが、ゲームをしていく上で重要になっていくのだと思います。
スポーツや勉強と一緒です。ゲームもね、極めようと思うなら、必ずどこかで躓(つまず)きます。そして、何度練習してもできない・やれない『壁』にぶち当たり、苦しい思いをしなくてはならないのです。
その壁を乗り越えるためには、やはり他の誰でもなく、まず、自分自身と向き合う必要があるんですね。
｢もう俺には無理！｣と諦めたら、そこで試合終了です！
何度も心折れそうになりながら、コツコツ練習していくしか道はなくて、その長い道のりは、やっぱり精神的に鍛えられるものがあるなと思ったりします。
まぁ、僕の場合だったら、KOF2002という格ゲーが一番鍛えられました。
この格ゲーには、クイックマックスというシステムがありまして、必殺技から必殺技に繋げて最後超必で締めるコンボの練習をしていたんですけど、これが何回やっても最初はできなくてですね。
後に出た2002UMってヤツは、まだ受付が甘かったから良かったんですけど、2002は本当にシビアだった。あくまでも、個人的感想ですが(笑)センスのある人は、簡単にやってのける人も居ましたし…。
このできない間にやっている練習は、本当に地獄です。
自分の腕の未熟さに劣等感を覚え、それでも練習を続けていると、今度は誰もいない背後から自分を卑下する声が聞こえてきます。
そんな被害妄想が発動すると、もう前が見えてません。なので、そう言うときは１回止めて、心を落ち着かせます。
そして、それを何度か繰り返すうちに、ようやく出来るようになってきたら、今度は初心者狩りにフルボッコにされて、また自身喪失します。
それが何回かループして、ようやく普通の人達と対戦が許されるのです！
できるようになってからの初心者狩りも厄介で、こういう人たちは何人か連れで来てますから、最初はそのグループの中で一番弱い人が入ってきます。それを倒せるようになったら次、それが倒せるようになったらまた次、と、これまたループするわけですね。
多分、格闘ゲームを嫌いになる人の多くは、この２つ(『コンボや牽制の練習』と『せっかく練習したのに無慈悲に素人狩りにボコられる』)が原因で辞めていく人が多いと思います。
素人狩りの問題は、本当に深刻です。
まぁ、あからさまな素人狩りも居ますが、この人面白そうだから入ってみようと思って乱入しても、相手が素人狩りと思ったら、乱入した側にその気がなくても素人狩りになってしまいます。
僕も以前、スト３サードで乱入したら、｢素人狩りが！｣と憤怒された挙げ句、椅子を蹴られたことがあります。正直、そんなに相手との差は変わらなかったんですよ？てか、実力は拮抗した試合でした。運良く僕が連勝しただけで、でも相手の方はそれに気付かなかったんでしょうね。それでも、相手がそう思えば乱入した側に悪意がなくても、悪になるんです。
僕は、この経験から、自分が同じような状況に陥っても、｢あぁ。この人は悪気があって乱入して来た訳じゃないんだな｣と思えるようになり、乱入するのもされるのも、積極的にできるようになったですが、まぁこれも、その人の考え方に左右される問題ですしね。ゲームは、目的によって、考え方も変わってきますから、そこは何とも言えないところです。
さて、話がかなり脱線しましたが、まぁ僕はこれで精神力を鍛えられたと自負しています。
最後に！
｢ゲームに何でそこまでしなくちゃいけないの？｣と思ったら、負けです！
戦うべき相手は自分！疑問を持たず、やり続けることが強さに繋がる!!
と、おじさんは格好つけてみる(笑)
閲覧ありがとうございました！
