自分が運命に試されていると思うときはないですか?
今回はそんなお話です。
僕は、仕事の関係で朝からゲーセンへ行くことが多いのですが、お盆も過ぎ、さっそくいつもの方々がゲーセンに帰ってこられていました。
夜ゲーセンへ行くと、対戦する人と顔馴染みになるように、朝からゲーセンへ行ってもそれは同じようで、野試合こそないですが、顔馴染みの人が増えてきます。
夜みたいに、「本キャラなんですか?」とかいきなり初対面の人と話すことはないですが、それでもお互いに意識はしてきますよね。
それで、CPU戦をしていると、居たら必ず僕のプレイを観てくれる3人組が居て、彼等はかなりの上級者なのでやっててとっても緊張するんです。
今回は、どのゲームをしても自分的に納得いかないCPU戦ばかりだったので、正直その人達だけじゃなく、誰にも観られず静かにゲームをしたかったのですが、こういうときに限って、DOA5の身内戦をやっているオジサン達に見つかり、「兄ちゃん、今日は技のキレが悪いね!」と皆さんにまじまじと見られる始末。
いきなりなんの罰ゲーム!?
もう、許してよぉおぉ!(T_T)
DOA5Uのひとみって、数回しか使ったことないんだからさ。勉強してこなかった僕が悪いけど、コンボどころかまだ技もよくわかってないし、手探り状態なんだから(笑)
そんな苦難を乗り越えて、こうなったら自分の調子が良いゲームをしていつもの調子を取り戻そうとウル4にコインを入れたら、今度は幼児が隣に座って来た訳です。この子は、朝のゲーセンでは有名な子で、よく隣に座ってCPU戦を観戦してきます。
最早、これは試練か?
僕は、少年がくったない笑顔を見せて来たとき、そう思いましたね。
少年は、ウル4とKOF13CXのCPU戦が大好きで、僕がCPU戦をしていると楽しそうに観戦してくれます。ただ、今回はめちゃくちゃ調子が悪いです。手が思うように動いてくれない最悪の事態です。それでも少年は言います。
「剛拳かオニが観たい」
この状態で少年は隠しボスを要望です。断ることもできましたが、そこは僕も男です。少年が隠しボスを観たいと言っている!このリクエストに乗ってあげるのが男と言うもんだ!!
まぁ、格好つけましたが半分ヤケです。
案の定、ラウンドを途中で落としてしまい、セスを倒したあと、オニも剛拳も出てきませんでした。
「あれ?オニ出てないよ!」
そう無邪気に言う少年に、僕はにっこり笑い少年に言いました。
「オニは今日、出てこない日なんだよ」
「なーんだ」と言う少年に、僕は「パパとママの元へお帰り」と頭を撫でてあげました。少年は「うん!」と大きく頷き手を振って帰って行きます。
すまん少年、嘘ついて。今度はちゃんとオニさん出すから。
少年に嘘を付いた心苦しさから、最後はコンボをやってて気持ち良いのがやりたいと思い、電撃をしに歩いて行った訳ですけど、そこであの3人組のことを思い出し、僕は決心します。
あの3人が筐体で遊んでいたら、今回は帰ろう!
しかし、見ると筐体には誰も居なかったので、意気揚々とユウキの練習しようと思いコインを投入!
それと同時に3人がやって来た。
僕は、なにか悪いことをしたのだろうか。いや違う!これは、試されているだ!!
なにか分からないけど、とにかくなにかを試されているんだ!
そう自分に言い聞かせ、いざプレイ開始!正直、自分でも満足できていないプレイをしているときの背後からの解説はかなりキツいものがあります。はっきり言って拷問です。
余裕があるときは、その人達が言っていることは実際に正しいので、あとでやってみようかなとかなるんですけど、まず自分のプレイに集中できていないので、その人達の声ばかりが先に入り、結局なにを練習したかすら分からないCPU戦になるんですね。
実際、中身なんてあったもんじゃありません。
こういうときは、ぶっちゃけ、乱入してもらい潰してくれた方が僕的にはスッキリするんですけど、まぁその人達は初級者の僕には絶対に入らないので、厳しい解説が永遠と耳に入ってきます。
結局、今回もだいぶ背後から解説されました。まぁ、指摘は指摘としてね、ありがたく頂戴したいと思います。
いやぁ、しかし今回は面白いほどにすごい状況に見舞われました。あとから思い返してみると、スッゴく良い思い出になりました。
でも、そのときは辛かった!(笑)
閲覧ありがとうございました!