446の素人格ゲーブログ

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【対戦70】ヴァンパイア

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■CPU戦の流れ
1面から9面・通常試合
10面・中ボス(フォボス)
11面・ラスボス(パイロン)

■注目システム

(1)目押しコンボ
地上で通常技をヒットさせたとき、タイミングよくボタンを押す(強>中>弱)と、通常技を通常技でキャンセルしてコンビネーション技を出すことができます。

(2)スペシャルゲージ
技を出すと溜まっていくゲージで、ゲージが満タンになるとゲージが点灯します。以後、自動的にゲージは減っていきますが、その間攻撃力が上がるほか、強化必殺技やスペシャル必殺技を使用することができます。

(3)ガードキャンセル
攻撃をガードしたときのヒットストップ中に特定の必殺技のコマンドを入力することによって、ガード硬直をキャンセルして、入力した必殺技を出すことができます。

■評価
CPU戦の面白さ🌟
対人戦の楽しさ🌟🌟
ゲームのやりがい🌟🌟🌟
ネタ的要素🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)

■ゲームお勧め度
ネット🌟🌟🌟
446🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)

■感想

この作品が出たのは、僕がまだ小学生の頃でした。

それまでの格闘ゲームは、ストリートファイターを意識したものが多く、システムよりもキャラクターやコマンドを意識したものが多かったのですが、この作品はそれまでの常識を打ち破り、のちの格闘ゲームに様々な影響を与えています。

その最たるものが目押しコンボでしょう。

目押しコンボは、今の格闘ゲームで言うなら、ギルティギアのガトリングコンビネーションやメルティブラットのビートエッジ、もっと若い人向けに言うなら、ブレイブルーリボルバーアクションやウル4のターゲットコンボと言えば分かりやすいでしょうか。

これら、今では当たり前のシステムは、当時目押しが支流だった人々には衝撃を与えました。

何故って、通常技のモーションの戻りが早い技から発生の早い技に繋ぐ目押しは、その通常技の性能を理解した上で、次に技を出すタイミング、そして位置なんかも頭の中できちんと把握しとかなければ、安定した連続技を組むことはできません。しかも、失敗すれば相手から差されますし、キャンセルではないので、相手のキャラクターによっては割り込まれる可能性だって出てきます。

つまり、目押しはコンビネーション技に比べると安定しないんです。

しかし、この目押しコンボというのは、当ててしまえば、通常技から通常技へキャンセルしているので、確実な連続技となります。必殺技のアクが強い本作は、ちょっと言うなら、目押しコンボができれば連続技が気軽にできるというワケです。

ただ、この目押しコンボ。今の格闘ゲームのコンビネーション技みたいに簡単に繋がるものではありませんでした。

ヴァンパイアというゲーム自体、キャラクターのアクが強くて、通常技のモーションを覚えるのも一苦労。更に、キャンセルのタイミングがけっこうシビアで、今のコンビネーション技みたいに長い受付猶予がある訳ではなく、本当タタッって押してやらないとならなかった(分かりにくい表現の仕方ですみませんm(__)m)。

そして、この格闘ゲーム最大の汚点は、これだけ良いシステムと面白いゲーム性を表現してくれたのに、CPU戦が難しすぎたこと。

アルゴリズム、半端なかったです。

この格闘ゲーム、1994年に稼働したんですけど、同じく同時代に鬼ゲーと呼ばれたKOF94ですら、「ラスボスのルガールのジェノサイドカッター強すぎだろ!」というぐらいで、あとは頑張ってCOMのパターンを覚えれば、コンボ練習ぐらいはさせてくれました。

でも、このヴァンパイアは、COMが1面から幽白のトグロ兄80パーセントぐらいからスタートします。2面で100パーセントに達します。3面で100パーセント中の100パーセントです。⬅原作のネタ分からない方、すみませんm(__)m

ステージをクリアしたいなら、ひたすら待って、COMに合わせて昇龍とかでしか素人の僕ではどうにもなりませんでした。

つまり、僕が言いたいのは、目押しコンボの練習すらさせてくれないってこと。

特に、目押しコンボが必修となるビシャモンとかになると、もう苦しくて苦しくて。

ぶっちゃけ、僕の腕では初代ヴァンパイアのビシャモンは、今でもノーコン全クリってできませんね。

この頃は、近所のスーパーマーケットに初代ヴァンパイアの筐体が置いてあって、そこで時々やってたんですけど、頑張れたのはデミトリモリガンぐらいなものでした。

あっ、ちなみに初代ヴァンパイアのみ、スペシャルゲージ点灯中は必殺技の性能が変化するんですよ。

■通常時⬇

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■点灯時⬇

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もし、初代ヴァンパイアに触れる機会があるなら、よかったらそこら辺にも注目して頂ければ幸いでございます。

閲覧ありがとうございました!