しかし、ここから先は僕がストリートファイターのキャラクターを勝手に使い、あーだこーだ好き勝手に書いています。そういうのがお嫌いな方は、閲覧をご遠慮頂きますよう、宜しくお願い致します。
■では、ここからスト２編集部スタートです！⬇
ここは、スト２キャラ達が格闘家を辞めて、出版社に勤めているというifの世界。格闘家を引退して、格闘家達を独自の目線で取材して、世の人々に知ってもらおうと決意したリュウは、雑誌の編集長となり、日夜スト２キャラクター達と仕事に励んでいた。
ー■ー
リュウ編集長(以外リュウ)｢ふぅ…。オフィスで書類をまとめるのも、楽じゃないな。あっ！豪鬼会長、お疲れ様です！｣
豪鬼会長(以下豪鬼)｢ぬし、我のために少しの間戯れを良いか？｣
リュウ｢(出たよ、豪鬼語！風体といい、言い回しといい、古風を装っているけど、使い方を間違ってるから、聞いているコッチは全然意味が分からないという、編集部内でもとりわけ面倒な部類に位置付けられている豪鬼会長のしゃべり方。ええっと、この場合は『リュウ、少し話がしたい。時間いいか？』って感じかな)はい。大丈夫ですよ！｣
豪鬼｢すまぬ。さっそくだが、我、アニタ想う。どうか？｣
リュウ｢(なんのことか、全ッッ然、分からないッッ!!もう少し、話を広げて、豪鬼会長が何を考えているのか探ってみよう)アニタって、あの子役のアニタちゃんですか？｣
豪鬼｢うむ｣
リュウ｢アニタちゃん、子役しながら超能力者でもあって、幅広くメディアで活躍してますよね｣
豪鬼｢うむ｣
リュウ｢豪鬼会長がアニタちゃんのことを気にかけられていたとは、さすがと言うべきか、うちの雑誌でも今度取り上げる予定だったんです｣
豪鬼｢うむ｣
リュウ｢もし、よろしければ豪鬼会長が気になるアニタちゃんを雑誌で特集ページ組みましょうか？｣
豪鬼｢ぬし。…特集を組むとはどういう意味だ？｣
リュウ｢(え!?『アニタ想う』って、『アニタの記事の特集を組め』って意味じゃないの？アニタの記事の依頼じゃないなら、この人何しに来たの？)いや、あのぉ…｣
豪鬼｢我とアニタは、修羅の道にあり。共に歩くには障害はあまりに多く、拳にて打ち砕くしかあるまいて。しかして、あやかしとは言え実父に拳を向けるは命を張る覚悟｣
リュウ｢えっ？えっ…？｣
豪鬼｢全ては現在(いま)より未来に進むため！｣
リュウ｢いやっ…あのっ…｣
豪鬼｢礼を言う、リュウ。決心が着いた！｣
リュウ｢俺、何にも言ってないんですけど！あの、豪鬼会長ぉおぉおぉーッッ!!｣
ー■■ー
芸能担当ケン(以下ケン)｢どうした、リュウ？廊下までお前の声がバリバリ聞こえてたぜ｣
リュウ｢豪鬼会長がー…｣
ケン｢豪鬼会長なら、さっき廊下ですれ違ったけど？阿修羅閃空(豪鬼の移動技。ここでは、最高時速200キロで移動する走行という設定。…を、いま考えました！)で行ってたから、多分俺らのスピードじゃ追い付かないぜ。ありゃあ｣
リュウ｢くそぅ！このままじゃ、豪鬼会長が犯罪者になってしまう！｣
春麗副編集長(以下春麗)｢なになに？どうしたの？｣
ケン｢さっきから、リュウが変なんだ｣
春麗｢どうしたの？リュウ｣
リュウ｢実は、さっき豪鬼会長が豪鬼語で俺に話し掛けて来たんだ。アニタって単語が出てきたから、俺はてっきり豪鬼会長が今度あげる雑誌にアニタの特集記事を組むページを開けてくれって依頼だと思ったんだけど、話を聞いてるとそれが違ったんだ｣
ケン｢…何がどう違ったんだ？いや、豪鬼会長は何て言ったんだ？｣
リュウ｢『我とアニタは、修羅の道にあり。共に歩くには障害はあまりに多く、拳にて打ち砕くしかあるまいて。しかして、あやかしとは言え実父に拳を向けるは命を張る覚悟』ってー…｣
春麗｢凄いわ！豪鬼会長がその時言った言葉を全部覚えてるなんて！｣
ケン｢問題はそこじゃないだろ！まぁ、その言い回しから察するに、豪鬼会長とアニタが真剣に交際しているってのも問題だけどー…｣
春麗｢アニタちゃんは、まだ10歳だしね｣
ケン｢豪鬼会長がアニタと本気で結婚しようと思っているのもヤバイけどー…｣
リュウ｢これで、結婚しようとアニタを豪鬼会長が連れ出したら、単なる誘拐だからな｣
ケン｢だけど、一番ヤバイのは『拳にて打ち砕くしかあるまいて！』の部分だッッ!!｣
リュウ｢あぁ。このままでは、アニタちゃんの育ての親であるドノヴァンさんに本気で危害を加える可能性がある！というか、ドノヴァンさんの命が危ない！｣
ケン｢豪鬼会長が言うと、本当にやりそうで恐いんだよな。自分の障害となるものは、全て消しそうだし。でも、豪鬼会長を止めるとなると至難の技だぞ。いくら格闘技をやっていたからといっても、今の俺達の身体はすっかり鈍ってる。それに比べ豪鬼会長の体力は未だに落ちていない。この前、新聞に豪鬼会長の記事が掲載されていたんだけど、とある民家に襲ってきたヒグマ３頭を素手で倒したらしい｣
リュウ｢ヒグマを…３頭もか！｣
春麗｢どうしよもないわね｣
リュウ｢いや、大丈夫だ。春麗、お前ならきっと止めれる。と言うわけで、春麗。豪鬼会長を止めに行ってくれるか？｣
春麗｢ハァ？何でそうなるわけ!?｣
ケン(なんの脈略もなく、いきなりボケてきたな、リュウのやつ)
リュウ｢だって、お前。この前猟友会の人に頼まれて、猪を５頭とツキノワグマを３頭、素手で倒したって言ってたじゃないか｣
春麗｢リュウ！あんた、バッカじゃないの！豪鬼会長が倒したのはヒグマよ、ヒグマ！私が倒したツキノワグマなんて、あんなの豪鬼会長にとって仔犬とおんなじなのよ？獲物が全然違うじゃない。だいたい、か弱い女の子をあの豪鬼会長のもとに送るなんて、一体どういう了見よ！｣
ケン｢(まぁ、ツキノワグマを素手で倒すってのも十分凄いけどな)そうだぞ、リュウ。お前には、デレカシーってもんがない。女の子相手にそれは失礼だ。ということで、３人で行こう！｣
春麗｢『失礼だ』とか言いながら、しっかり私も連れて行くのね。ケン｣
ー■■■ー
ケン｢てなわけで、ドノヴァン邸に来たわけだが、これからどうする？｣
リュウ｢豪鬼会長はまだ来てないみたいだな｣
春麗｢それにしても、ドノヴァン邸までヘリコプターで来ることなかったんじゃない？｣
ケン｢しゃーないだろ。時間がなかったんだ。こうやって、豪鬼会長より早めに来て、ドノヴァンさんに事情を話して、豪鬼会長が来る前に、ドノヴァンさんとアニタちゃんをどこか違うところに隠せば、とりあいず一件落着だろうが｣
？？？｢豪鬼さんならお越しになってますよ｣
リュウ｢なっ!?ドノヴァンさん！｣
ドノヴァン｢うちのアニタを可愛がってくれていて、本当に助かります｣
リュウ｢ドノヴァンさん。よくぞご無事…、いや！今日の豪鬼会長は何か変わったところがありませんでした？｣
ドノヴァン｢そうですね。そう言えば、いつもはボロボロの胴着を着て来られるんですけど、今日はタキシードでしたね。変わったところは、それくらいかな｣
リュウ｢どうやら、豪鬼会長もさすがに思い止まったようだな｣
ケン｢思い止まったっていうより、あの豪鬼会長がタキシードを着ている時点で、豪鬼会長なりに｢娘さんをください！｣とかそういうことを言おうとしてた感じもするけどー…｣
豪鬼｢うぬら、何故ここに居る｣
リュウ｢あっ！豪鬼会長!!｣
ケン｢隣に居るのは、アニタちゃんですか？｣
豪鬼｢うむ、察しの通りだ。して、何用だ？｣
リュウ｢何用というより、豪鬼会長が心配でー…｣
ケン｢あぁ！実は、朝一で大きな会議が入っちゃって、豪鬼会長にも緊急で出席してもらわなければいけなくなったんです。それをご報告しに来た次第でして｣
豪鬼｢うむ。会議か｣
リュウ｢(小声で)おい、ケン。明日の会議は編集会議だろ！豪鬼会長は出席する必要ないぞ！｣
ケン｢(小声で)馬鹿か、お前は！『豪鬼会長が心配で来ました』なんて言ったら、『何が心配なんだ？』って話になるだろうが！そこで、豪鬼会長がアニタの育ての父であるドノヴァンを消すかもしれないから心配で来ましたって話にでもなってみろ！ドノヴァンさんは無事でも、今度は俺達が無事ではすまないぞ！｣
リュウ｢そっ…そうか。すまん｣
ケン｢さっ…さぁ、豪鬼会長！ヘリが用意してあります。こちらへ！｣
ドノヴァン｢おや、豪鬼会長。もうお帰りですか？｣
豪鬼｢うむ。仕方あるまい。ドノヴァン殿、先程の件、感謝する｣
春麗｢(小声で)ちょっ…ちょっとちょっと！『先程の件、感謝する』とか豪鬼会長言ってるわよ！もしかして、アニタとの結婚、ドノヴァンさん許してくれたんじゃない？｣
リュウ｢(小声で)いやいや。それはないだろう。見ろ、あれを｣
春麗｢豪鬼会長ったら、アニタに首のない人形で殴られてるー…｣
ー■■■■ー
リュウ｢ヘリの中はやっぱり落ち着くな｣
ケン｢マスターズ(ケンの名字)財閥の財力に感謝しろよ。お前ら｣
春麗｢ボンボンが粋がってるんじゃないわよ｣
ケン｢あのなぁ、春麗｣
リュウ｢それより豪鬼会長。先程、アニタに人形で殴られていたようですが、大丈夫ですか？｣
ケン｢ちょっ…リュウ！(それを今ここで聞くか、普通！)｣
春麗(せっかく、私達がわざとその話題に触れないように話をそらしてたっていうのに！)
豪鬼｢問題はない。あれは戯れなり｣
ケン(いや、思いっきり頭から流血してるんですけどー…)
春麗(『戯れ』と書いて『暴力』と読むのかしら)
リュウ｢ハッハッハ！なるほど。あれを戯れとは豪鬼会長らしいです。ところで、ドノヴァンさんと何かお話していたようですが？｣
ケン(切り込むなぁ。大丈夫か？豪鬼会長大丈夫か？)
春麗(変な質問して、豪鬼会長怒らせたら終わりなんだからね。ヘリコプター壊して、地球も壊しちゃうからね)
豪鬼｢アニタとの結婚を申し込んで来た｣
ケン(やっぱり！)
春麗(もうそれ以上は聞いちゃ駄目よ、リュウ！)
リュウ｢それで、どうでした？｣
ケン(リュウゥウゥウゥーッッ!!)
春麗(あぁあぁあぁあぁ)
豪鬼｢我等は相思相愛。ドノヴァン殿もそれを感じてくれていたみたいでな。我等の結婚を承諾してくれた｣
ケン(なっ…!?)
春麗(えっ…!?)
リュウ｢それはおめでとうございます｣
豪鬼｢うむ。実は、結婚式の日取りも決まっていてな。リュウ、お主には是非結婚式に出てもらいたい｣
ケン(えぇえぇえぇ!?)
春麗(あぁあぁあぁあ)
リュウ｢豪鬼会長の結婚式に出れるなんて、私は幸福者です。それで、式はいつされるんですか？｣
ケン(結婚式の日取りなんて、すぐに決められるものじゃないぞ。それを進めていたってことは、ドノヴァンさんに承諾を貰う前から、式の準備は秘密裏に進められてたことになる)
春麗(その前に、アニタちゃんはまだ10歳だからね？結婚できないからね。女の子が結婚できるのって16歳からだからね)
豪鬼｢10年後の６月31日だ｣
ケン(丁重に断られたようだね)
春麗(さすがにドノヴァンさんもこんな人に娘はやれなかったか)
リュウ｢はい！喜んで行かせて頂きます!!｣
ケン＆春麗(てか、お前は６月に31日がないことくらい、気付けーッッ!!)
ーおわりー
■感想
てなわけで、アニタと豪鬼のお話を書いてみました。
相変わらず、グダグダなお話ですが、最後までお付き合いしていただき、ありがとうございます。
ガイルがロリキャラ好きという設定なので、ガイルとアニタを絡ませようとも思ったのですが、ガイルの場合、最後のオチのとき、気付いちゃうから書けないというのがありまして、豪鬼なら俗世間から離れているので、６月に31日がないことは分からないかなぁと思い、今回は豪鬼を出しました。
今回の話は、けっこうすんなり書けたのですが、アニタが豪鬼を人形で殴っているところの描写は、もっとこう分かりやすく派手に書きたかったんですけど、…なんかスッと通り過ぎちゃう感じになっちゃって、それは心残りですね。
僕のなかで、スト２編集部は会話のみで表現するというのがルールなので、会話で第三者が何をしているのか、それを伝えれるような書き方を、素人なりに今度は考えておきたいと思います！
それでは、明日は検索に引っ掛かっていた『ハイレグキャラ』の紹介と、スト２編集部をいきたいと思います！
閲覧ありがとうございました！
