446の素人格ゲーブログ

ゲーセンでゲームをするのが大好きなオッサンの日常ゲームブログ!毎週金・土・日更新!!

【企画45】(ギース編)格ゲー至上、最凶の悪役は誰だ!?

ということで、格闘ゲーム悪役紹介の第二回です。

今回は、餓狼伝説シリーズからギース・ハワードをご紹介させて頂きます。

■この人がギース・ハワード

イメージ 1

悪役レベル
🌟🌟🌟🌟🌟🌟
(MAX🌟10個で評価)

悪そうな顔をしていますね。

はい。実際、悪い人です(笑)

どれぐらい悪い人なのか、その経歴を見ていきましょう。

まずは、力を付けるためにタン・フー・ルーという武術の達人に弟子入りし、強さを手に入れます。その時、同門にジェフ・ボカードという人物が居たのですが、後に彼がタンの後継者になるということが分かり、それに腹を立てたギースは、ジェフを殺害しています。

まぁここから、ギースはプライドが高く、自分自身の存在以外を認めようとせず、身勝手な理由から他人を殺害してしまう、とても自己中心的な人物ということが分かります。

自己中心的と身勝手な人物というのは、僕は悪には絶対に必要な要素だと思うんです。

だって、この二つが揃っていないと、他人を見下したり、人をゴミのように扱うことなんてできませんからね。

普通の人だったら、良心の呵責に悩むような場面でも、自身の野望や欲望の為なら、どんな手段も厭わない、傲慢かつ尊大な、あるいみ人として終わっている悪の心があるからこそ、ギースは覇道を歩むことができたのかなと思います。

因みに、ギースに父親(ジェフ)を殺されたキャラこそ、餓狼伝説の主人公・テリーと、その弟・アンディです。

現在、動画サイトでKOFディスティニーというアニメが無料配信されていますが、そこでもジェフの殺害や、ギースに憤慨しているテリーとアンディの様子が描写されています。

それぐらい、ギースは色んな人から恨まれていて、それでも自分の野望を達成させるために奮闘しているのです。

では、ギースは一体どんな野望を掲げているのか。次は、それを見ていきたいと思います。

ギースは、巨大複合企業ハワードコネクションの最高責任者を勤めており、その本部がサウスタウンという町にあるため、事実上、彼はサウスタウンの影の支配者として君臨しています。

イメージ 5

町の支配者ではありますが、やはり全ての力を手に入れたいのか、秦兄弟の秘伝書を盗もうとしたり、KOF96ではオロチの力を我が物にしようと大会に参加したり、まぁ色々とやっています。

これだけ見ると、ベガと比べるとそんなに悪いことはしてないように見えますが、やはり目的遂行の為には手段を選ばない人ですから、冷酷で残忍な行動を取ることが多いです。

ベガと違うところは、ベガは力も欲しい、世界も支配したい、という感じですが、ギースにとって支配というのは至極当然にできることで、どちらかというと、武力に対して固執している感があります。

それは、自ら殺害したジェフへの嫉妬を今も引きずっているからなのかもしれません。

師であるタンに認められなかったギースは、次期後継者に選ばれたジェフを殺害して邪魔者を消したつもりでいたのでしょうが、殺害してしまったことで自らジェフを越える術を失ってしまい、世界を征服できる地位や権力を手にいれても、決して満たされなかったのだと思います。

ギースのイラストを見ると、常に満足していない不敵な笑みを浮かべているように見えますが、それは常に満たされないギースの感情がイラストで表現されているのではないかな、と僕は勝手に解釈しています。

そういう表現が、ギースの悪としての格好良さを演出してるのではないでしょうか。

最後は、これも悪に必要な要素。しつこさです。

初代餓狼伝説のエンディングで、ギースは負けると高層ビルから落下します。

イメージ 4

普通なら、これで亡くなったと思いますよね?しかし、彼は地面に接触する直前、手から疾風拳という必殺技の原形となる技を編み出し、身体に与えられる筈の衝撃を和らげたのです。

そしてまた、来る日の為に力を蓄えるのですが、また高層ビルから転落し、今度は死亡してしまいます。

が!

ここで終わりじゃないのがギース様です。

ギースは、復活した際に、KOFの大会で、全3巻ある秦の秘伝書を全て手に入れており、死亡したあとは、この秘伝書がギースを幻影として復活させているのです。

まぁ、役割が終わるとすぐ消えてしまうので、生きている時みたいに悪いことはできませんが、秘伝書を手に入れると『幻影として復活することができる』とギースが知っていたとするならば、ギースを恐れるものにとっては、倒すことのできない悪夢となってしまいます。

まぁ、本当に死亡したあと登場するギースの名前は、ナイトメアギースになってますしね。

亡くなっても尚、格闘家たちに恐怖を与える存在。まさしく、悪の鏡です。

イメージ 3

ここからは、僕の個人的感想。

前回のベガと比較するのも変な話ですけど、ベガは誰に対しても身勝手であり、暴力で虐げるだけなので、ただの悪党という感じしかしませんが、ギースには悪は悪でも自分なりの信念があり、そこが格好良かったりするんですよね。

実は、二回目に高層ビルから転落するとき、ギースは主人公に手を差し伸べられ、助かろうと思えば助かったんです。しかし、その手をギースは払い除け、転落する道を選択しました。

まるで、『貴様等の助けは借りん!』と言わんばかりに!

後に、秦の秘伝書で復活できるという考えが頭の中にあったとしても、人間は『生きたい』という本能が備わっている筈です。

その本能より自身の信念を貫くなんて、格好良くないですか!?

僕の周りは、ベガよりギースが好きな人多いんですけど、それ、何となく分かる気がするんですよね。

閲覧ありがとうございました!




【番外編】実は、ギースより厄介な悪役がいる!?

イメージ 2

この人物、山崎竜二と言います。

餓狼3で、ギースと同じく秦の秘伝書を手にいれたくて、大会に参戦しました。

いわゆるチンピラで、ベガやギースと比べると、悪としての品格は落ちますが、一番厄介な人物ではないかなと僕は思います。

自分が慕っていた兄を殺害され、狂喜の男に変貌し、それ以降、他人を傷付けることでしか快楽を得られなくなりました。

本当ね、環境が生んだ化け物です。

もうね、頭から狂っているので、言葉での説得は無理です。

感情も欠落しているため、笑って人を傷付けることができます。

冷酷で残忍という言葉は彼のために存在し、彼が戦ったあとはそれはそれは凄惨です。

まぁ、どの道ベガもギースも話し合いはできないんですけど、ベガやギースは組織のトップとしての威厳がありますから、まだ良識があるんですけど、山崎の場合は何にもないので、考えることを知らず、思い立ったら即実行です。

操作するときは楽しいキャラ(KOF2002の砂かけループとか)なんですけど、設定を考えたとき、「このキャラ、身近に居ると一番恐いな」と思ってしまうのは、僕だけだろうか。

もしかしたら、山崎こそが格ゲー至上、最凶の悪役なのかもしれないー…。