■CPU戦の流れ
1面~3面・通常試合【※1】
4面・ライバル試合(キャラ固定)
5面・通常試合【※1】
6面・ライバル試合(キャラ固定)
7面・中ボス(天草四郎時貞、羅将神ミヅキ、壬無月斬紅郎、兇國日輪守我旺)
8面・ラスボス(魔界を統べし我旺)
【※1】条件を満たすと、3面終了後か5面終了後に祭囃子双六が乱入する。
■注目システム
・踏み込み
・退き込み
・防御崩し
・追い討ち攻撃
・アイテム使用
・弾き返し
・白羽取り
・挑発
・武器捨て挑発
・武器拾い
(1)受け身
格闘ゲームではよく聞くシステムですが、サムスピシリーズでは実装されるのは始めてのシステムです。本作には、近距離受け身と遠距離受け身の二種類があり、近距離受け身はその場で素早く起き上がり、遠距離受け身は受け身を取りつつ距離を離すことが可能だ。
(2)スピリッツセレクト
本作には、怒・真・斬・天・零・剣の6つのパワーゲージがあり、その中から一つだけ選択し、使用することができる。それぞれに、実装されているシステムが異なる。
(3)超斬り
怒スピリッツのみ実装されているシステム。出すまでの隙は大きいが超高威力の技をコマンド入力することで出すことができる。このシステムの良いところは、コマンドが簡単なので気軽にできること。強斬りの強化版。
(4)ミキリスライド
剣スピリッツのみ使用可能のシステム。相手の攻撃にタイミングを合わせてコマンドを入力することにより、相手の攻撃を避けることができる。すると、剣スピリッツのみに実装されている秘奥義ゲージが上昇する。
(5)完全ガード
剣スピリッツのみ使用できるシステム。一定量のスピリッツゲージを消費して、相手の攻撃を防ぐことができる。完全ガード中は、掴みとコマンド投げ以外の全ての技を防ぐことができ、また必殺技の削りダメージを無効化できる。
なお、家庭用は持っていないので、僕は家庭用で実装されているシステムについては知りません。
■僕から見たゲームの特徴
サムライスピリッツシリーズ、集大成の格闘ゲーム。歴代最大数のキャラクターに加え、自分のお好みに合わせて、システムを選ぶことができ、初代で『静』のサムスピが好きだという方にも、斬サムや天サムの『動』のサムスピが好きだという方にも、世代を選ばず各々の戦闘スタイルでゲームを楽しめるという最強のお祭り作品。キャラクターのタイプも、遠距離・中距離・近距離と揃っており、色んな意味で何とも贅沢な作品です!
■僕から見た評価
CPU戦の楽しさ🌟🌟🌟
対人戦の面白さ🌟🌟🌟🌟🌟
ゲームのやりがい🌟🌟🌟🌟🌟
ネタ的要素🌟🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)
■ゲームお勧め度
ネット🌟🌟🌟
446🌟🌟🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)
■感想
僕の中では、サムスピシリーズの4つの傑作の一つです。
しかし、ネットではそんなに評価が高くなかったので、声優とかシステムかなと思っていたら、キャラクターという意見が圧倒的に多かったですね。
やはり、和風メイドは好みが分かれますね。狙ってやった感があったので、それを嫌悪されている方もけっこう多かったみたいです。
■問題の和風メイド・いろはさん⬇
しかも、ミナに並ぶ強キャラというのがね、またプレイヤーの怒りを買う結果になったようですね。
まぁ、僕もね、このキャラは流石に世界観を無視したキャラだなって思いました。
あくまで僕の見解ですが、このキャラって剣サムから入ったプレイヤーならまだ許せると思うんです。
まぁ、この時代になると、アルカナやメルブラといった、ギャル格ゲーがありますし、そっちはもっと萌えを狙ったキャラクターがいっぱい出てきますから、あぁこういうゲームなんだなと考えることができると思います。
ただ、昔からサムスピをしてきた方は、それだけサムスピの世界観やキャラクターに惚れてゲームをしてきているので、いきなり和風メイドを見せられても、作品にそれを望んでいないので、「えっ!?」となっちゃうのだと思います。
まぁ、そこは個人の見解で変わってきますけど、使っていて思うのは、どのキャラに対しても分け隔てなく戦っていけるキャラクターなので、対人戦するなら使うのも悪くないと思います。
さて、いろはの話ばかりしていても仕方ないので、そろそろゲームの話をしたいと思います。
本作は、スピリッツゲージの選択により、色んな戦い方ができる、まさにサムライシリーズ究極のお祭り作品!
初代や零スペを「ザ・サムライスピリッツ!」と銘打ち、サムスピユーザー向けの名作と唄うなら、剣サムは真サムみたいな一般ユーザーへ発信したお祭り作品だと思います。
やっぱり、防御システムが多彩なのが良いですね。
昨今の格闘ゲームがなぜ自由度が高いと言われるのか。それは、防御システムがたくさんあって、それがいい案配に機能しているからです。
防御システムが機能すればするほど、判定の強い技に対応ができるので、工夫次第でどうにかなると思えるようになります。
もちろん、それでも強キャラ・弱キャラは存在しますが。
本作は、ミナが一強で、次点にいろはや火月だったかな?
まぁ、とにかくこの三人はよく対戦でお見受けしました。
僕も、対人戦でここぞというときはミナを使ってましたけど、ミナはシューティングキャラなので、やっぱりサムスピやってる感じにはなりませんね。
本当は、祭囃子双六を使いたかったんですけど、このキャラ、僕には難しくて…。
正直、サムスピは技術よりも状況判断が物凄く問われるゲームだと、素人の僕は思っています。
他のゲームだと、相手の方が差し合いが上でも、連続技の技術が勝っていれば、ごり押しというのができます(素人の僕のレベルの対戦ではという意味です)が、サムスピは単発のダメージが大きいため、状況判断をミスるとドンとダメージがくる。
それを代表するのが閑丸の『緋刀流 真・雨流れ狂落斬』という必殺技。
■狂落斬⬇
この技は、単発では機能しないのですが、ボタンを押しっぱなしにし、溜め続けることによりダメージが変化するという技で、長く溜めれば溜めるほど、ヒットした時のダメージが大きくなります。
一生懸命差し合い、競り合いを制して、ちょっと一休みなんてガードを緩めたり、勝ちを急いで無理に攻め込もうとしようものなら、この技がドスと突き刺さり、まだ三割ぐらいしか削られていなかったのに、一撃であの世へご招待されるというね。
よく剣サムはサムスピっぽくないと仰る方がいらっしゃいますが、このようにところどころサムスピらしさは散りばめられています。
この狂落斬なんかは、相手の油断したところを突き刺すというところ辺りがまさにサムライスピリッツらしいのではないでしょうか。
ダメージも、溜めとけば8割とかいきますしね。
たまに、スト2をされている方とかから、スト2だって単発でダメージがっつり稼ぐぜっお話を聞くのですが、スト2はあくまで素人の僕の見解ですが、知識を絡めた読み合いなんですよね。
例えば、相手のしゃがみキックに合わせて昇龍拳とか、昇龍拳に無敵があることを知ってないと出せない技ですからね。
無論、サムスピにもそういう状況もいっぱい出てくるのですが、例えば上記で紹介した狂落斬なんか、本当、相手の隙を突いて刺すって感じです。
それ考えると、どちらかというと、他の格ゲーより経験値がかなり物を言う感じが僕はするんですよね。
剣サムになって、そこら辺は多少緩和されていますが、前作の零スペとかはそこら辺かなり顕著でした。
さて、ここからはCPU戦の話。
僕的には、好きな内容のアーケードモードでした。
ライバルも途中とボス戦前と掛け合いがあり、乱入キャラもちゃんと居て、ラスボスもきちんと用意されている。こういうCPU戦を待っていた!という感じでした。
まぁ、この対戦で感じたことを書くと、まず乱入キャラの双六は、本当はラスボスだったんだろうなってこと。
理由は、魔界我旺と超必殺技が似通っているから。
あくまで、素人の僕の予想なので、あまり信じないでください(笑)
中ボス戦も、歴代ラスボスを用意してくれているので、僕的にはとても満足です。
アルゴリズムも適度にCOMが動いてくれるので良いですね。ただ、正直に言うと、斬紅郎様は苦手でした(笑)
僕ってば、すぐにジャンプするので、斬様のしゃがみ強斬りの対空迎撃に当たっちゃうんですよね。
ラスボスの魔界我旺は、悪鬼信長という感じで好きですね。この、いかにも魔王って感じの顔が、ラスボスっぽいです。いや、ラスボスなんですけど。
強さも申し分ないですね!
倒せない強さじゃないけど、魔界我旺の技をある程度処理できないと倒せないように制作されているのは、プレイヤーとしては燃える展開です。
まぁ、中にはミナみたいにジャンプ駆使すれば、超必すら避けられるとんでも性能のキャラクターが居るので、僕はサムライキャラでいくことをお勧めします。
倒せるようには制作されていて、ミナなんかでいくとやたら弓に当たってくれるんです。超必もけっこう避けれる場面やガードできる場面で出してくれるので、逆に全クリだけしたい時は、僕はミナがお勧めですね。
このゲームのCPU戦は、僕ってば新キャラはいろは以外全滅でした。
特に、アンドリューとおちゃまろは全く話にならず、よくやられてましたね(笑)
アンドリューは、本作の主人公的位置付けで、設定はアメリカの独立戦争に大きく貢献した人物と言われています。
その静かな物腰とサムスピらしからぬBL感満載の容姿が気になり使ってみたら、まぁ主人公っぽくなくて使いにくかった。
ともかく、技が使いにくいんですよ(笑)
素人の僕にとって、ここはとても重要です。
必殺技の用途が解りやすい、通常技を当てやすい、この二つてですね。
しかも、相手を空中に浮かして、銃で射つなんていう面白い技があるので、余計に連続技を狙いたくなるんです。
でも、それを魔界我旺に狙おうとすると、全く当たってくれません。
いえ、格闘ゲームが対戦するゲームというのなら、ガードされて当たり前でどう相手の防御を崩し、連続技を当てていくのか、それが面白いゲームなのでしょうが、ついついCPU戦って当たってくれることを期待しちゃうんですよね。
当然、魔界我旺にはボス性能というのが存在しますから、対人戦と同じような立ち回りをしていても、技を処理できなければ勝つことなんてできません。
ミナやいろは、覇王丸や火月などと違い、技に癖があるアンドリューは、何度も魔界我旺の餌食となりました。
結局、アンドリューやおちゃまろ、あとは双六も全クリしてないんですよね。
あと、紫ナコルルもエンディングがナコルルと違うらしくて、全クリしたいんですけど隠しコマンドを忘れてしまいまして、結局エンディングを見てません。
どうせなら、家庭用みたいに黒子さんとかもアーケードに出して欲しかったなぁ。
まぁ、お祭り作品としては間違いなく面白い作品なので、サムスピが好きでまだ剣サムを触っていないという方は、是非とも一度触ってみてはいかがでしょうか?
閲覧ありがとうございました!