と言うわけで、サムスピシリーズも一段落です。
シリーズまとめということで、今回は僕の偏見でサムスピのことを好き勝手に書きたいと思います。
中には、不適切な表現が含まれるかもしれませんが、そこは温かい眼差しで閲覧して頂ければ幸いです。
今回ご紹介したのは、アーケードで稼働した十作品。
(1)サムライスピリッツ
(2)真サムライスピリッツ~覇王丸地獄変~
(3)サムライスピリッツ斬紅郎無双剣
(4)サムライスピリッツ天草降臨
(5)侍魂
(6)侍魂2アスラ斬魔伝
(7)サムライスピリッツ零
(8)サムライスピリッツ零スペシャル
(9)サムライスピリッツ天下一剣客伝
(10)サムライスピリッツ閃
本当は、これにサムライスピリッツ新章・甦りし蒼紅の刃というサムスピシリーズの時代軸的に最後の話になるゲームもあるのですが、それはアーケードでは稼働していない家庭用のみの作品となるので、今回は省きます。
こういうのをすると、よく「好きなゲーム順にランクを付けて」とリクエストされるので、さっそくランクを付けたいと思います。
僕も、こういうの好きなんですよ!
■対人戦編
(1)剣サム
(2)零スペ
(3)真サム
(4)閃サム
(5)アスラ
(6)零サム
(7)天サム
(8)斬サム
(ー)初代
(ー)ポリサム1【※】
※(ー)は、プレイしていないゲームタイトル
●なんだかんだで、対人戦は剣サムが一番面白かったです。
キャラクターもいっぱい居たし、単純に対戦相手がたくさん居たというのもあります。
僕の仲間内でサムスピやっている方っていないんですよね(笑)
なので、サムスピってだいたい一人でCPU戦をすることが多かったんですけど、剣サムは色んな人と野試合を楽しむことができたので、単純に面白かったです。
キャラクターの多さもさることながら、スピリッツセレクトもよく出してくれたって感じですね!
選択できるゲージが六つもあったので、キャラクター1人で6人分楽しめた。
それは、対戦でも一緒で、例えば強キャラのミナやいろは、あとは火月とかはよく対戦で当たっていたのですが、選択してくるスピリッツゲージが違うから、それだけで同キャラでも対戦の仕方が変わってくるし、更に言えば一人一人対戦の仕方も変わるから、プレイヤーによって色んな戦法があって、対戦しててめちゃくちゃ面白かったですね。
●零スペは、ともかく一撃の破壊力が凄まじかった。
それと、境地が決まったときの爽快感。これが、僕の考える零スペの面白いところです。
零スペは、零サムのマイナーチェンジで、キャラクターの調整が加わり、キャラクターやシステムの性能もかなり変わったのですが、それがかえって良かった気がします。
やっぱり、キャラランクが崩壊している作品はキツいですよ。
僕は、前田慶二系のキャラクターが好きなので、零サムで徳川慶寅が好きだったのですが、自分の好きなキャラクターがダイヤグラムを脅かす存在だとそれだけで嫌煙されます。
そういう意味では、慶寅に適度な調整をしてくれた零スペは、僕にとって楽しい作品でした。
と言いつつ、零スペの持ちキャラは、リムルルだったりする僕。
●真サムは、かなり昔のゲームになるのですが、ともかくバランス調整が行き届いたゲームだと思います。
キャラの組み合わせによっては、通常投げを狙うぐらいしかダメージを取っていけないキャラクターもいますが、それでもワンチャン狙えるのとほぼ詰むとでは変わってきますしね。
あと、何気にぬいぐるみとかのシステムが好きでしたね。
まぁ、正直お遊び程度のシステムですが、無敵があるので、技に合わせて変身しつつ、戻って攻撃してみたり、案外楽しかったです。
あとは、特殊動作。
初代までは、そういうのなかったので、特殊動作でワンチャン稼げるようなったのは大きいです。
やっぱり、ワンチャン稼げるというのは対人戦では大切ですね。
特に、サムスピはワンチャンから狙える火力が半端ないですから、もうこの時間じゃ無理だろうという状況でもひっくり返せたりしますし。
真サムも、多少初代と比べればダメージは落ちましたけど、怒ったときの火力はどのキャラもけっこうあると思います。
あんまり感想を書いていると、話が終わらなくなるので、次はCPU戦の話をいきたいと思います。
■CPU戦編
(1)アスラ
(2)零サム
(3)天サム
(4)閃サム
(5)真サム
(6)剣サム
(7)斬サム
(8)初代
(9)零スペ
(ー)ポリサム1
ポリサム1は、プレイしたことがないので何とも言えませんね。
CPU戦は、ほぼ物語と演出で決めています。
●アスラは、ともかく演出が好きでした。
アスラ以外もそうですね。上位三つは演出と物語が僕の好みの、ダークでねっとりとした、少しマニアックな感じというのが好きだったりします。
故に、僕は好きですけど、サムスピを知らない方は、その設定を知ったとき、不快に思われる方もおられるかもしれません。
サムスピは、剣劇ファンタジーというジャンルで、時代劇調なのですが、西洋のファンタジー要素も取り込んでおり、アスラは設定にも残虐要素が含まれ、なのにその残虐設定に果たしてそこまでする意味はあるのか?という疑問もあり、そうですね、今風に言えば中二病要素が強い作品です。
特に、途中で乱入してくる巌陀羅(がんだら)というボスが製造したモンスターの設定なんか、かなりぶっ飛んでます。
ただ、その一歩間違うと18禁指定になるのではないかという、かなりギリギリまで突っ込んだ設定が僕は好きで、ゲームをプレイしながら、ときおり流れてくる映像と設定を照らし合わせながら、CPU戦を楽しんでいました。
内容は濃いですけど、好きな方は好きだと思うので、もし機会があれば設定と一緒にゲームを楽しまれてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、アスラにはOVAがあるのですが、こちらはだいぶん残虐表現を抑えられています。
●零サムも、これまた残酷なエンディングが多いです。
本作では、CPU戦をしていても、そこまで残酷演出はありません。しかし、エンディングのバッドエンドが半端ない残酷さです。
端から見れば、ほぼ救われない演出ばっかりです。
しかし、これはショートストーリーや他のキャラクターのエンディングを視聴することにより、考え方が変わってきます。
本作のエンディングは、キャラクター1体のエンディングでストーリー完結ではなく、繋がりのあるキャラクターを何体か全クリすることにより、初めて制作者が言いたいことが伝わってくるものとなっています。
零サムのエンディング自体がバッドエンドが多いので、それ単体で視聴すると酷いエンディングだなと思うのですが、しっかり伏線を回収しながら話が進んでいくので、全キャラ全クリしたとき、このゲームは何を言いたかったのか、人それぞれにその解釈は異なるでしょうが、答えを出すことができると思うので、ただの格闘ゲームとしてだけでなく、物語として楽しむことができた格闘ゲームでした。
●天サムは、もう演出ですね。
ともかく、時代劇調の演出が格好良かった。
あと、断末奥義も良かったですね。
断末奥義というのは、ある一定の条件を満たすと、COMを倒したあと、コマンドを入力することで見られる特殊演出のことで、キャラごとに決められた断末奥義の演出は必見です。
というか、僕は好きでした。
まぁ、今みたいに派手な演出はなく、ただ突進して相手を斬るというだけの、地味なものなんですけどね。
それでも、当時はそういう演出自体ありませんでしたから、隠し演出があるだけでも嬉しかったものです。
そして、天草四郎時貞の妖艶さ、壬無月斬紅郎の渋さ。
この魅力あるボスキャラ2体を見たいがために、毎回コインを投入していました。
まぁ、対人戦としては問題のある本作ですが、初めてプレイした格闘ゲームがこのゲームでしたし、思い出の作品ということもあり、今でもレトロコーナーに復活したら、ついついコインを投入してしまうタイトルですね。
と言うわけで、これでサムスピシリーズの紹介を終わります。
次回は、また雑記や検索事情を挟みまして、物語の紹介と感想を書いて、それからサムスピの物語とムックの紹介をしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!
閲覧ありがとうございました!