今回は、「ビクトル、エミリー、電気」とあったので、それをいきたいと思います。
上記に記載しているのがビクトルですが、そうですね、今回はビクトルの周囲の人物相関図ですので、せっかくですから、ビクトルの家族なんかを紹介したいと思います。
■ビクトル・フォン・ゲルデンハイム
すみません。生前の画像が見付からなかったので、今回はエンディングの一枚絵で勘弁してください。
ゲルデンハイムは、ビクトルを製造した博士の名前です。
ビクトルがフランケンシュタインをモチーフにしたキャラクターというのはご存知の方も多いと思いますが、博士の設定まで同じというのは驚きですよね。
フランケンシュタインも、人造人間の名前ではなく博士の名前ですが、まぁビクトルも一緒です。
しかも、博士はビクトルを動かすために、大量の電気を注いだ結果、自分もその電気を喰らってしまい、亡くなってしまいました。
ビクトルの記憶は、博士の断末魔から始まります。
そして、何も分からないビクトルは、博士が動かない理由も分かりません。
動いてくれないのはどうしてか。
とりあいず、自分が最強であることを証明すれば博士がまた笑ってくれる。
そう思って、ビクトルは戦うんです!
これね、ある意味ビクトルが博士が亡くなった理由を知ったりしたら、救われない人生になりますよ。
知識を身に付ければ身に付けるほど、自分の存在意義を問いたくても、答えれる人物は居ない訳ですから。
しかも、感情は少なからず持ってるんですから、孤独にも襲われる訳です。
まぁ、親でありながら、ビクトルの一番の苦悩を産み出したのがこのゲルデンハイム博士ですね。
そういう意味では、ビクトルの親でありながら敵でもある気もします。
■エミリー
ゲルデンハイム博士が製造したもう一人の人造人間、それがエミリーです。
ゲルデンハイムの趣味で製造されたのか、それとも自分がビクトルを製造するとき、死期を予期してビクトルが孤独にならないようにレミリーを製造したのか、それは謎です。
ただ1つ言えることは、エミリーの存在はその後のビクトルの人生に大きな影響を与えたということ。
エミリーと出会う前のビクトルは、ただただ自分を親に認めて貰いたいだけの自分のことだけしか考えれない、子供のような存在でした。
しかし、エミリーと出会うことで、ビクトルは愛を知り、人を思いやるということができるようになったのです。
そういう意味では、エミリーはビクトルを成長させた人物と言えるでしょう。
ということで、簡単ではありますが、ビクトルとビクトルの周囲の人物相関図でした。
ビクトルのお話は、一応ヴァンパイアセイヴァーで完結します。
その理由は、ビクトルが死ぬからです。
そもそも、セイヴァーのビクトルの参戦理由が、ジェダの誘いに乗ることで、エミリーを生き返らせることができるのではないかと思ったからなんです。
しかし、結局ジェダを倒してもエミリーは生き返りません。
そこで、ビクトルはありったけの電気をエミリーに注ぐことでエミリーを生き返らせたんです。
しかし、エミリーを生き返らせたことで、ビクトルは力尽きてしまったんですね。
ビクトルの話はね、意外とまとまっています。
主人公のデミトリさんなんか、「人間界も魔界も俺のものだー」とか言っときながら、結局モリガンの魔力1つ撃ち破れず、「楽しみはあとにとっておくものだ」とか強がって終わってますが、ビクトルは誕生から死ぬときまで、しっかりストーリーが組んであって、格闘ゲームだけど1つの物語として楽しめるところが魅力ですね。
ヴァンパイアシリーズでは、弱キャラということもあり、あまり目立たないキャラですが、機会があったら触って見るのも悪くないと思います。
閲覧ありがとうございました!