今回は、検索ワードに「ボス性能」とあったので、それについて書きたいと思います。
皆さんは、ボス性能と聞いて、どんなものを頭に思い浮かべるでしょうか?
最近の格闘ゲームは、CPU戦が影に隠れているので、若い方はそれを想像すること自体、難しいかもしれませんね。
まぁ、最近の格闘ゲームで言うのなら、ブレイブルーのスコアアタックに登場するアンリミテッドキャラクターなんかがそんなボス性能に当てはまるのではないでしょうか。
必殺技の性能が通常版のキャラクターより向上していたり、体力が通常のキャラクターより高かったり、そういうのをボス性能と呼んで良いと思います。
COMのアルゴリズムは今回は置いときます。これは、ボスとしての性能とは、また別の話ですので。
そして、多分このブログに検索を掛けてくれた方も、ボス性能と言ってもアンリミテッドキャラクターのことを仰っているのではなく、オリジナルの隠しボスの性能ことを仰っていると僕は考えています。
なので、今回はそんなオリジナルのボスの性能の特徴を幾つか書いてみました。
(1)必殺技の性能がずば抜けている
画像は、スパ2Xの隠しボス、豪鬼の斬空波動拳です。
添付した写真は、ゲーメストのムックから転載したものなので、波動拳を1発しか出していませんが、実際は2発同時に発射します。
「斬空2発とか、ウル4の隠しボスの豪鬼も2発出すやろ。つーか、楽勝やろ」とお思いの方も多いでしょう。
確かに、対策ができた今となっては、けっこう簡単に倒させてくれる隠しボスです。
しかし、当時はこの赤い悪魔ならぬ、黒き鬼に苦しめられた人は何人も居たと思います。
スパ2Xには、ダッシュもステップもありません。つまり、確実に狙い打ちをしてくる豪鬼の斬空に対処するには、無敵などの技で避けるか、豪鬼を打たせるように誘導するしかないのです。
前者はコマンド入力に自信のある方が、後者は対策に精通した方がされていることが多かったですね。
そういうのの究極版が、カイザーナックルのジェネラルや幽白のトグロ100%、そこにプラス技術がないと対策だけではどう足掻いたって勝てないのが、アルカナのパラセです。
パラセなんて、対策知ってても、技を回避して近付くだけの技術をプレイヤーが持ってなかったら、飛び道具ボンボン打たれて終わりますからね。
せっかく追い詰めても、氷とか張って体力回復しますから。それを割ろうと近付くと、即死っぽいことしてきますし。
必殺技のボス性能で一番嫌いなのは、僕はアルカナのパラセだったりします。
(2)攻撃力が無駄に高い
画像は、カプエス2のゴッドルガールの通常投げです。
隠しボスですから、多少の攻撃力の高さは納得できますが、投げで3分の1の体力を奪うというのは何とも…。
こちとら、やっとオリコンでまとまったダメージを取ったっていうのに、通常投げの存在に気付かなくて投げられたら、とんでもないダメージをもらってしまうというー…。
いや、仰りたいことは分かりますよ。
このゲーム、キャラクターにレシオというレベル設定みたいなのをしなくてはならなくて、レシオ1のキャラクターがボスの攻撃を受ければそりゃダメージだってデカいだろうって話です。
でも、だからって通常投げやただのパンチだけで3分の1とかね、そりゃないだろうって話です。
これがサムスピならまだ許せるんです。
でも、カプコンゲーですからね。
ゴッドルガールだって、カプコンが制作したキャラクターで、本家には居ないからね。
こういうボス性能のキャラは、同人ゲーム以外ではあまり見ませんけど、こういう理不尽さがあるから、ボスと戦っていて面白いっているのがありますね。
ちなみに、運が良ければ、足払いだけで勝てることもある、ゴッドルガールさんです。
チャレンジしたことがない方は、是非とも狙ってみてください。
(3)一度倒したあと全回復する、途中で回復する
まぁ、一番有名なのは、スト3シリーズのボスであるギルのリザレクションですかね。
全回復すると言っても、その技を発動しているときは無防備状態なので、その間に攻撃すればある程度回復を止めることができます。
まぁ、ギルはそこまでないんですけど、これがギルティのアクコアの隠しボスである聖ソルやアルカナ2転校生のパラセとかになると、とんでもないことになります。
両方とも対戦の途中で発動してくるのですが、パラセなんて氷を割らないと回復が止まらないので、下手するとタイムオーバーになって負けてしまいます。
聖ソルは、フレイムディストーションというボス聖ソルのみ実装している必殺技がありまして、この状態のときは、レベルは常に3、攻撃力増加、そして体力回復です。
倒す前に心が折れてきます。
最近だと、ラスボスではありませんが、電撃のおにいたまこと達也さんが体力がなくなったあと回復するというのを使ってきます。
あれは、COMのみの性能なのか、気になるところです。
(4)防御力が高い、体力が多い
これに関して特にぶっ飛んでいるのは、KOFシリーズですかね。
KOFも、2001まではそこまでなかったんですよ。
2002のオメガルガールから、体力がぐんと上がった感じです。
しかも、ジェノの性能はとんでもない(笑)
MAX超必で締めたのにも関わらず、全く減りませんからね。
本当、どうなってんだ?状態です。
これより酷いのが、2002UMのオメガ様、NWの若ギース様。
UMのオメガ様は、ともかく体力が高く、全然減らない。
若ギース様も一緒なんですけど、若ギースの場合は技に対策取れてないから、それでボロボロになります。
掲載している画像は、KOF11のラスボス・マガキですが、僕はこのマガキを倒すのが一番苦労したので掲載しています。
実を言うと、マガキはこれ以外の上記の性能を兼ね備えたキャラ(体力回復はない)で、特に必殺技の類いが対策できないとエグイ。
マガキの技の性能をわかっていないと、まるでガー不を毎回させられているような錯覚に陥ります。
それに、ボス性能の最大の技である、全体攻撃をしてくる感じです。
あっ!
そう言えば、今回は全体攻撃をご紹介するのを忘れていましたね。
まぁ、全部の格ゲーのCPU戦のラスボスに通ずるものではありませんが、これもボス性能の醍醐味の1つなので、機会があればご紹介したいと思います。
それでは、今回はここまで!
閲覧ありがとうございました!