446の素人格ゲーブログ

ゲーセンでゲームをするのが大好きなオッサンの日常ゲームブログ!毎週金・土・日更新!!

【企画68】(その3)GWゲーセン1日旅行

と言うわけで、GWゲーセン巡り、その3です。

その2までを読んでいない方のために説明しますと、GWの休暇を利用して、ヒゲリン・サラブレッドのオッサン3人で、1日使って観光がてらゲーセンを巡ったというお話です。

そんな楽しい1日もあっという間に過ぎ、夕方がになってきたので、どこで飯を食おうかという話が車内では浮上していましたが、運転手の僕はサラサラ飯を食いに行く気はありませんでした。

こういう乗り合わせで行くとき、一番主導権を握れるのは、運転している運転手です。

乗り合わせで行くとき、必ず僕が運転手をする理由はそこで、今回の旅の目的を達成するためには、運転手になる必要がありました。

というのも、僕にはその方面の県に行くならば、絶対に行きたいゲームコーナーがありました。

ゲームセンターではありません。ゲームコーナーです。

そう。ということは、そこは複合施設になります。

まぁ、複合施設じゃなくて、ショッピングセンターの2階って話なんですけどね。

僕がまだ、20代前半の頃、一度だけニートをしたときがありまして、そのときに貯めてた貯金を全部使って九州の行きたいところをともかく電車で旅したんです。

その時にふと立ち寄ったのが、今回の旅の目的でもあるショッピングセンターでした。

その地域は温泉が有名で、目的はゲームではなく温泉に入りに来てたのですが、ふと立ち寄ったショッピングセンターにゲームコーナーがあるとなれば、ゲーム大好きな僕は寄らない訳には参りません!

そこは、お世辞にもお洒落とは言い難い、本当、町の団地の一角に隣接するスーパーマーケットみたいなノリの、どっちかと言えば、地域密着型のショッピングセンターでした。

それは、ゲームコーナーも一緒で、ビデオゲームが設置してあるのは良いものの、全然メンテされていないので、ボタンもきかない、レバーもイカれてる、スタッフを呼んで直してもらおうとしたら『故障中』の紙を貼られて対応され、おまけにクレジットの返却はナシ。

その当時のサービスでも、ゲーセンだったらまずあり得ない対応のゲームコーナーでした。

しかし、僕が小学校ぐらいのときは、実際そういうゲームコーナーというのが多かった。

僕のゲーム世代は、駄菓子屋世代のちょっぴりあと。ネオジオがスーパーやショッピングモールに進出し、ともかくビデオゲームを置けばお店に利益が出るという時代。

だけど、肝心のゲームコーナーに常駐するスタッフに筐体の知識がなく、対応がともかく疎かで、ボタンの交換すらできないところが多かった。

そんな時代に育った僕は、そのゲームコーナーの雰囲気が懐かしくて、ニートのとき、ついつい二時間ぐらいゆる~くゲームしながら入り浸ったのを覚えています。

そこには、当時としても懐かしい、ゲーメストの雑誌も置いてありましてね、いろいろと僕にとっては最高のゲームコーナーでした。

そんなゲームコーナーがまた存在するのなら、是非とも行ってみたい!

ヒゲリンとサラブレッドからは大ブーイングでしたが、気になったら居ても立ってもいられないのが僕の性格。二人には無理を言って、強行です!

当時の記憶を頼りに、駅から車を走らせること15分。そのスーパーマーケットは、当時の面影を残しつつ、まだ元気に営業していました。

はやる気持ちを抑え、いざ店内へ!

店内は、相変わらず団地の一角に存在するスーパーマーケットみたいで、親しみやすい反面、特徴のないスーパーという感じ。

そこに、婦人服やクリーニング屋などもテナントに入っていて、当時と同じ雰囲気丸出しです。

これは、ゲームコーナーもまだ存在するのではないか!

そう思い、2階へ続くエスカレーターを探していたのですが、…ない…!

では、階段はないか探してみましたが、それもない!

何故に!?もしかして、ここじゃないのか?と思っていたら、ヒゲリンが僕の肩をトントンと叩きました。

「2階に行けるエスカレーターらしきものが石膏ボードで覆われて、封じられてるっぽいよ」

ヒゲリンに言われ確認してみると、確かにそのようなものがありました。

慌てて店員さんに聞いてみると、「昔は2階もあったんだけどねぇ」と話してくれたあと、一言。

「君たちみたいな三十過ぎた子達は、よくウチのゲームコーナーがどうなったのか見に来るよ」

…やっぱり、そういうこと考えるのって僕だけじゃないんだ…。

思い出に浸る時間がなくなってきたからこそ、一つ一つの思い出を大切にしたい。そんな思いからこの御時世にゲームコーナーなんてあるわけないだろと頭では思いつつも、どこかで『もしかしたらまだ生き残っているかも』という期待を胸に探してみるも、店は生き残っていてもゲームコーナーが生き残っていることはほぼないみたいですね。

でも、これで胸のつっかえは取れたので本当に良かった。

最後は、みんなで温泉に浸かりながら、バカ話。

楽しい休暇を過ごすことができました。

それでは、またお会いしましょう!

閲覧ありがとうございました!