ということで、今回はお題スロットからお題を拝借致しました。
これはもう、いきなりゲームに纏わる話に走りたいと思います。
昔のゲームセンターって、ゲームセンターに行ったことない人にイメージしてもらうなら、昔のパチンコ屋やドライブインみたいな感じで、カップラーメンやたこ焼き、焼きそばなんかが自動販売機に売ってありまして、食べながらゲームすることができたんです。
今は、アミューズメント施設の一角がビデオゲームコーナーとなっているので、飲み物は辛うじて大丈夫ですけど、煙草すら吸えないですよね。
まぁ、受動喫煙などの健康被害を考えるのなら、それが正しいのでしょうが、そういう文化が廃れるのは少し寂しい気がします。
僕が中学・高校の時は、ちょうど格ゲー黄金期の時代で、ゲーセンでは飲食もできたし、煙草も吸えました。流石に、酒飲んで来る人は通報されてましたけどね。
何故って?負けたら暴れるからです。
こう書くと、ゲーセンは凄く治安の悪いところのように見えますが、それは誤解で、どんなところにも一人や二人、悪ぶっている輩が居るように、ゲーセンではそういう奴ばっかりがPTAや保護者の目に留まり、彼等がゲーセンの中身を知ろうとしなかったが故に、『ゲーセンは治安の悪いところ』というレッテルが貼られてしまったのです。
まぁ、その話はいずれ雑記のテーマにして議論するとして、今回は『思い出の味』なので、その話をしたいと思います。
上記で、昔はゲーセンで飲食ができたという話をしましたが、個人経営のゲーセンになると、腕に自信のある奥さんが自分の料理を販売するなんてお店もありましてね。
高校の頃は、電車で通学していたので、ゲーセン寄って帰ると家に帰るのが遅くなるんです。
僕は、ゲーセンに行きたくて、部活は何も活動してなさそうなパソコン部に入ったのに、そこが意外に活動してまして、1年はとにかく検定を取らされまくるので、頭の悪い僕はなかなかゲーセンに行けなかったんです。
で、19時とかにゲーセンに着く頃には、もう腹が減って仕方ないんですね。
そこに、ゲーセンのおばちゃんが作った肉じゃががポンと出てくる訳ですよ。
買うしかないでしょう!
それがまた、大したものは入ってないし、醤油と砂糖ぐらいのシンプルな味付けしかしてなさそうなのに、めちゃくちゃ旨いんだ!
でね、おばちゃんが言うんです。
「ウチに勝てたら、飯1杯奢ってやるよ」ってね。
おばちゃんは、そんなに強くはなかったんですけど、それでもそれは今の僕のレベルからするならの話で、当時高校生で、対人戦もまだまだ粗削りな部分が多かった僕は、今みたいに色んな格ゲーは触ってなかったので、駄目なゲームは話にならないほど駄目だった。
おばちゃんは、僕がいつも何をやってるか知ってるから、そのゲームはわざと外して、僕がしないようなゲームで対戦を挑んでくる。
まぁ、大抵が真サムライスピリッツっていうやつか、サムライスピリッツ零スペシャルってやつでしたね。
お陰で、このゲームはサムスピシリーズのなかでは多少戦えるようになりました。
で、おばちゃんは僕を何度かフルボッコにしたあと、わざと負けてご飯大盛りを無料サービスするんですね。
でも、その頃には僕に金を使わせているから、元は取り戻している訳ですよ。
今思うと、商売人だなぁって思います。
当時も、それは分かってたんですけど、おばちゃんとの対戦も面白かったし、そのあと頂くご飯も堪らなく美味しかった。
高校のとき、部活に汗を流して青春を謳歌した方には嘲笑されるかもしれませんが、僕にとってはこれが青春の思い出の味です。
あの頃、個人のゲーセンで食べた肉じゃがの味は、今も忘れられませんね。
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!