今回は、上級者のプレイを観戦した感想ではなく、僕が小学生にプレイを観戦された話です。
その日は、ちょうど3連休中日で、お神がチャイルドを実家に連れて行くからゲーセン行ってきて良いよと言ってくれたんです。
なので、僕は自分の買い物をホームセンターで済ませ、いそいそとゲーセンへと足を運びました。
余談ですけど、そのゲーセンの近くのホームセンターってのが、また凄いんスわ。
1階は工具や農機具、2階はインテリアと事務用品、そしてプラモやミニ四駆、クラフト等に使う専門器具、3階は日用品とカー用品、カー用品は車からバイクのエレメントまで、メーカー別に単品で売ってあるという拘り仕様。
こんなホームセンター、他にはありません!
僕、昔ガソリンスタンドに居ましたので、業者との取引もしてましたけど、業者よりも品物揃ってんじゃね?ってぐらい、めっちゃ揃ってる。
1日何も買わずに居るだけでも楽しめるホームセンターです!
すみません。脱線しました。
■ということで、ここからが本題です。
その日は、ずっとメルブラばっかりやってて、そのゲーセンはオールネットの筐体が対戦台で4台設置してあるゲーセンでした。
僕が1台は使っていたので、違うゲームをするなら隣の筐体を使うしかありません。
もうすぐ、ヒゲリンがメルブラの対戦会を主催するということで、今回はヒゲリンの格ゲー仲間の対戦会に参加する訳ですから、僕の主催する生温い対戦会とは違い、メンバーもメルブラやり込み勢が来るって事で、雑魚なりにも1ラウンドぐらいは取りたいと、とりあいずコンボミスが無いように練習をしていた訳です。
ロアだったら、弾設置したあと、ほぼ隙なく充電できるテクニックがあって、まぁ僕は上級者がやるような、次々設置していって、相手の行動を雷で封鎖するような戦い方はとてもできませんから、せめて自分ができることを形にしようと奮闘していたんです。
そしたら、少年が僕の隣に座ってきて、DOA5をやり始めたじゃありませんか。
でも、隣の画面はジラジラしててプレイしにくそう。
ということで、僕は声を掛けたんです。
「もうすぐ俺の方のCPU戦終わるから、こっちでやる?」
すると少年は首を横に振ります。
でもまぁ、いきなり変なオッサンに声掛けられて、びっくりしたのかなと思い、僕はCPU戦が終わったあと、席を立って麻雀格闘倶楽部をしに行きました。
で、いっときして、少年が居なくなってたから、そろそろ良いかなと思い、また戻ってメルブラをやり始めたら、また少年が僕の隣に座ってDOA5をやり始めた。
もしかして、乱入して欲しいのかな?と思ったけど、どうも違うみたい…。
だって、CPU戦そっちのけで、コッチ見てたから。
あっ…、なるほど。僕のプレイを観戦したかったけど、後ろで見てると、後で見ると何か言われるか分からんから、とりあいずDOA5でもやりながら観戦してた感じか。
いや、嬉しいね!
こういうのって、素直に嬉しいですね。
なので、少年ができそうなのをやってやました。
まぁ、多分溜めやディレイ掛けなきゃいけないのは無理だと思うので、ビートエッジからエリアル、締めまでするのと、アークドライブへ繋げる方法を画面越しにやってみせた感じです。
使っていたのが制服秋葉だったので、2Cからアークドライブに繋げるだけでも驚いてました。
せっかくだから、少し声を掛けてみることにー…。
446「メルブラ好きなの?」
少年「うん。オジサンが使ってるのと同じの使ってるんだけど、友達のリーズに勝てないんだ」
446「そっか」
まぁ、ここでリーズの対策を教えても良かったんですけど、小学生でも僕より強い奴なんて沢山居ます。その友達のレベルが未知数な以上、僕からアドバイスできることは何もありません。
ありませんけどー…。
446「君は、リーズを使ったことあるの?」
少年「ない」
446「なら、使ってみたら何か分かるかもしれないよ」
でも、少年は黙ったままでした。もしかしたら、使ってみたけど、よくやり方が分からなかったのかもしれません。そこで、僕がやって見せることにしたんです。まぁ、僕なんかの素人プレイを見てくれたお礼です。
すると、少年は溜め6Cを見て、「あっ!これっ!!」と叫びます。溜め6Cは通常の6Cと異なり、中段技となるので、もしかしてしゃがんでガードしてる?と聞くと、少年はうんと答えます。
まぁ、そうなると友達の攻撃は全て当たりますわね。
それを説明すると、少年は嬉しそうに帰って行きました。
いやぁ~、なんかね。少年にメルブラ教えてる時、ふと昔の自分を思い出しましたよ。
僕は昔、少年ぐらいの年の頃、マーブルスーパーヒーローズっていう格ゲーがあって、大好きだったんだけど、エリアルができなかったんですね。
そのゲームの売りは、エリアルという自分も相手も空中に居る状態で、チェーンコンボのあと必殺技や超必殺技で締めるってものなのですが、当時仲間内で僕だけそれができなかった。
いっつも、友達に馬鹿にされて、みんなが帰った後、最後の100円でCPU相手にエリアルの練習をしようとするんだけど、エリアルの練習するとCPUが殺しにかかってくるから、5面辺りからお金が勿体無くて、全クリする為にCPUをプレイするってことをするもんだから、エリアルの練習なんかまともに出来ずに居たんです。
すると、そこのゲーセンでスタッフしてる兄ちゃんがね、僕に言ってくれたんです。
「CPU戦をただ全クリするだけじゃ、お前一生友達に馬鹿にされたままだぞ」
ってね。
そして、お金をやるんじゃなくて、ゲーム機の中に入れてくれるんですね。
決して、これをこうした方がいいとか教えてはくれなかったのですが、今思うと、そのお兄さんが入れてくれた100円でエリアルの練習をできたお陰で今の僕のスキルがあると思うんです。
気が付けば、少年にあの時の自分を重ねていました。
彼が僕ぐらいになった時、今度は違う誰かに格ゲーの何かを教えていればえぇなぁと思ったりー…。
いや、妄想ですね。
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!