はい。ということで、今週最後のブログはスパ2Xの話を引っ張りに引っ張ってお送りしております。
最後は、スパ2Xで対戦中に色んな人と話す機会があったので、そのことについて話したいと思います。
やっぱりね、ゲーセンの何が良いかって、こういう風に知らない人とゲームの話で一夜を明かせるというとですね。
まぁ、「一夜を明かす」というのは過剰表現ですが、それぐらいゲームの話を対面でできるっていうのが、僕的には楽しいです。
僕が学生や社会人成り立ての頃のゲーセンは、みんな虚勢を張ってのマウントの取り合いだった。
下手だと馬鹿にされるし、弱いヤツは相手にすらされない。
学校や会社と同じで、そのゲーセンでの縦社会が成立してて、初心者お断りの感じがムンムン漂ってたので、ゲームは趣味だったけど、ぶっちゃけ楽しくはなかった。
でも、今になって、そのゲーセンの在り方というのに変化が起こってます。
▼それを感じた会話が月華1の人と会話をしたとき。
446「へぇ。それじゃあ、僕よりだいぶ上ですね。僕の時代は、恐い兄ちゃんは居ましたけど、喧嘩や喝上げはそこまでありませんでしたよ」
月華の人「俺等の時代はさ、個人でやってる店が多かったんだけど、ここみたいにゲームに精通した人がやってるというよりは、あのときは流行ってたからとりあいずゲーセンやりました的な個人のゲーセンが多かったんだ。だから、店の人もあんまゲームのこと知らないし、経営者がヤンキーってのもザラだったよ。ゲームしに入ってさ、ヤンキーの先輩とかがタムロってて、開口一番『お前どこ中や?』とか普通に言われるんよ」
446「…それイヤッスね。僕の時は、対戦してて灰皿ソニックとかはありましたね。あと、負けると言いがかりつけてくるヤツ。若干控え気味になると、椅子の足を蹴ってくるヤツとかね。あぁ、でも一番嫌なのは、負けた癖に友達呼んで後ろからひたすら解説してくるヤツとか居ましたね。あれはマジで嫌だった」
月華の人「ハハ!そんなの全然マシだよ。だって、ゲームはできてるじゃん。俺等のときは、先輩とかニートヤンキーがゲームしないで、そこで煙草とか酒やってんのよ。で、来店したヤツに因縁吹っ掛けるみたいなね。だから、恐くてとてもじゃないけど、ゲーセンにゲームしに行きたくても行けなかったよ」
446「へぇ。でも、今は結構対戦来てますよね。もうだいぶん通ってるんでしょ?」
月華の人「いや、実はここ2年ぐらいでなんだ。コロナで在宅勤務になって環境が変わってね。時間もできたから、晴れて夢だったゲーセンへ足を運んでいるって訳さ。それまではオンラインばっかだけど、良いよね、無駄に時間を費やして、ゲーセンまで行ってさ、そこでしか会えない人と話しながらゲームする。オンラインでも、チャット機能があれば会話はできるけど、雰囲気はここでしか味わえないからね」
446「なるほど。因みに、もう一度ゲーセンへ行こうってなったキッカケは何なんですか?」
月華の人「ゲームセンターミカドの動画だよ」
やっぱ、ミカドツヨシです。
ホント、生きている間に1回は行ってみたいゲームセンターですね。
話を戻して、こんな感じで『昔は恐くて行けなかったけど、今は治安が良くなったから遊びに来てます』って人が結構居ます。
ルールが整備され、本当にゲームが好きな人が行くようになったからこそ、安心してゲームセンターへ行けるっていうのがあるんでしょうね。
もうあの頃とは違う。今なら、PTAもゲームセンターへ子供が行っても…はい、無理ですね。
▼あとはね、若い子とも話す機会がありました。
446「君は、スパ2Xはしないのかい?」
若い子「あっ、俺、スト6しかしないんですよ。でも、盛り上がってるゲームを観戦するのは好きなんで」
446「そうなんだ。なんか、強そうだね」
若い子「はい。一応、やってるゲームならある程度戦えると自負しています」
446「でも、ガチ勢って訳でも無さそうだ」
若い子「強くなりたいだけなら、オンラインずっとやってたほうがいいでしょ(笑)」
446「確かにね。因みに、格ゲーは何から入ったんだい?」
若い子「ギルティのストライブです」
瞬間、世代だなぁってめっちゃ感じました(笑)
ストライブって言ったら、ギルティの最新作ですよ。
僕ね、あのゲーム全然分からなくて、ぶっちゃけCPU戦すら全クリできません、(笑)
この後、僕はついつい声を荒げて「世代だなぁ…。俺の時代のギルティは」と続けたら、「青リロッスよね?昔、ここ強かったらしいですね」とすぐに言ってくれました。
そのゲーセン。今はカプコンが強いのですが、昔はアークゲーとナムコが強かった。90年代は勿論ネオジオ、SNK系。理由は割愛します。大体分かりますよね?個人のゲーセンですから尚更です。
でも、思えばこんな昔のことを2周りぐらい年の離れた子と普通に会話できることが奇跡だと感じています。
しかも、スパ2Xの対戦を観戦しながら。
こういうコミュニケーションの場は、これからも残って欲しいですよね。
世代を超越して、共通の話題で気軽に楽しめる場所なんて、ゲーセンぐらいしかないって!
それでは、またお会いしましょう!
ありがとうございました!