その年代によって、世代のゲームってありますよね。
今回は、僕の周りの仲間のみですが、世代の格ゲーは何かっていうのを聞いてみましたので、それをここに書きたいと思います。
■40代以上
・バーチャファイター2
・ストリートファイター2
・餓狼伝説スペシャル
僕の世代になると、ここら辺の格ゲーは、家庭用かショッピングセンターか百貨店の屋上にあるっていうイメージでした。
世代の方にお話を聞くと、バーチャとスト2の人気は本当に凄かったそうです。
スト2もそうですが、バーチャはもっと凄かったそうで、その当時1回200円という、高価なプレイ料金であったにも関わらず、連日人が並び、ワイドショーで有名プレイヤーが取り上げられるなど、現在とは比べ物にならないくらい社会現象になっていたそうです。
スト2で1対1の試合をするゲームが誕生し、3Dでより現実的な格闘技をゲームで表現して、ゲームに無限の可能性を感じたユーザーは、稼働する格闘ゲームが発表される度に、毎回胸を踊らせていたと、当時を知る人は語ります。
これは本当ね、世代の人じゃないと分からない気持ちですよね。
僕なんかは、その当時ゲーセンでゲームをしていたワケではありませんから、昔は人気があったゲームという感情しか湧いてきません。
やっぱりそこはね、その場に居て、臨場感を味わうからこそ、思い出として強く残るんだなと思います。
これぞ、世代の格ゲー!
餓狼SPは、当時流行っていたのか分かりませんけど、僕の勝手な偏見で書かせて貰いました。
というのも、今でも餓狼SPをしているオジサマ方が多いからです。
この世代の格ゲーで、現在もゲーセンに生き残っているのは餓狼SPぐらいじゃないかなと僕は思います。
現在は、対人戦をしているという人はあまり見かけませんけど、CPU戦でスコアアタックをしている方はよく見かけますね。
僕らも、世代は違いますが、なにも分からない小さな頃に、近所のビデオ屋にあった餓狼SPで友達と対戦していた記憶があります。
それがキッカケで、大人になった今も時々触るんですから、そう言う意味では、餓狼SPは世代を越えて愛される格闘ゲームなのかもしれませんね。
■30代
・カプコン VS SNK 2
・ギルティギアイグゼクス♯リロード
・KOF2002(無印)
僕らの世代です。
この世代は、ちょうど格闘ゲーム黄金期から衰退期にかけてで、ゲーセンの光と闇が重なった時代でもあります。
僕は、上記3つを名作として挙げてますけど、30代は、前期と後期で意見が別れます。
僕は、高校卒業ギリギリまで格ゲーやりまくっていたので、2000年から2003年ぐらいの格ゲーを書いてますけど、これが中学で格ゲーを引退して、あとは触り程度しかやっていない人になると、世代の格ゲーは、KOF98(無印)やゼロ3になるんです。
まぁね。この時代は、ともかくコンボゲーと呼ばれる格ゲーが多いです。
1995年ぐらいから、じわじわとコンボの波が押し寄せ、1997年ぐらいになるとシステムが崩壊します。まぁ、何を崩壊と言うかというと、簡単に永続コンボができるってやつですね。
コンボも、ブレイブルーやギルティみたいに、ちゃんと対処できるシステムがあって、要所・要所で駆け引きできるポイントがあれば、それは格闘ゲームとして認められると思います。しかし、この時代のコンボゲーと言うのは、コンボの途中で切り返すことはできません。加えて、固められても簡単にはガーキャンできません。判定の強い技に対して、直前ガードやシールドなどで優位フレームを稼ぐこともできないんです。
つまり、一端固められればほぼ詰みで、しかも読み間違えれば永続コンボが待っています。
格闘ゲームで一番楽しむところであろう、読み合いが発生しないゲームが多かったのがこの時代の特徴です。
さぁ!こうなると大変です。
スト2時代、駆け引きを楽しんでいた人達が次々と格闘ゲームを辞めていきます。
よく考えてください。永続を仕掛けた側は気持ちが良いですよ?だって、自分が練習した自慢のコンボを相手に見せつけ、優越感に浸れる訳ですから。
でも、仕掛けられた側は、相手のコンボが終わるまで、観戦することしかできないんです。
楽しい対戦を望んでコインを入れた筈なのに、気がつけば相手の独りよがりに付き合わされる訳ですね。
もうね、この時代の永続コンボは、それはそれは長いですから、一旦コンボが始まったら、自動販売機にお茶を買いに行けます。
まぁ、それは言い過ぎた表現ですけど、それくらい長いと理解して頂ければ幸いです(笑)
それでもね、僕は、この世代の人間ですから、この時代の格闘ゲームが大好きなんです。
やっぱり、世代が世代ですから、コンボに取り憑かれていましたね。
それは、周りも一緒で、みんなで『自分で見付けたコンボ』を自慢し合うっていうのをよくやってました。
正直、僕はこの頃学生だったので、身内同士の対戦が殆どだったんですね。はっきり言って、野試合とか、誰かに乱入される以外でやるって殆どありませんでした。
だから、永続だろうが無駄コンだろうが、何でも有りだったし何にも考えないで対戦してました。
でも、正直この何も考えてない時期が一番楽しかったですね。一番ゲームをゲームとして遊んでいた気がします。
不思議なもので、一旦駆け引きの楽しさを覚えてしまうと、それに伴い、立ち回りや防御面を考えなくてはならなくなってしまうので、どうしても勝ちに固執した対戦を意識してしまうんです。そうすると、コンボも『冒険』より『安定』を求めてしまうので、あの頃と比べると、今は固い戦い方をしているのかなと思ったりします。
実際、コンボは持っていれば強いのは強いですけど、決めれなければ逆転される可能性が充分にありますからね。それを考えると、安定コンでゲージを溜めて、【ダウン起き攻め】で次に繋げるというのが、試合の流れとしては良いと思います。
でも、それって、どこにも遊びがなくて、ロマンもないなって、コンボ世代の僕はふと思うんですね。
自分で戦闘スタイルを変えときながら、そんなことを思うなんて、何とも滑稽な話なのですが、永続コンボができる格闘ゲームには、永続コンボができる格闘ゲームの面白さがあると理解して頂ければ、僕にとってこれほど幸せなことはありません。
因みに、上記に挙げた3つの格闘ゲームは、この時代の良作と呼ばれる格闘ゲームです。
■10代から20代
・ブレイブルーセントラルフィクション
・ギルティギアイグザードレベレーター
・鉄拳7
ここに、ウル4を入れなかったのには理由があります。
若い人、ウル4あんまりやってない!
そう。タイトルは新しくなっても、若い人にとって、ウル4は過去の格闘ゲームなんです。
そう考えると、鉄拳は凄いですね。世代を越えて愛される。
タイトルが新しくなるごとに新規ユーザーも増えるのに、古参ユーザーもあんまり離れない。
正直、7は超必殺技的なのを実装したので、古参ユーザーは離れると僕は思ったんです。
でも、これはこれで面白いと鉄拳を昔からしている人も、今の若者たちも言う。
これだけ鉄拳が愛される理由って、一体なんなんだろう。いずれ、僕なりの考えをまとめて、また雑記に書きたいと思います。
さて、ではここから本題。
10代から20代の世代の人に人気がある格ゲーと言ったら、ブレイブルーとギルティギアでしょう。この世代のアークゲー人気は凄いですね!でも、理由わかります。だって、クオリティ高い上にゲームも作り込まれてて、言うことナシだもん。
僕らのときもギルティギアはありましたが、僕らの世代はゼクスからイグゼクスシリーズだったので、イグザードシリーズとはまた別物ですね。
スト2世代の人から見たら、バーチャ4やギルティゼクスなんかも革命なのでしょうが、イグザードシリーズやブレイブルーなんかは更にその上をいく映像技術です。
もうね、ぶっちゃけアニメ映画観てるみたいです。
格ゲーなんかできなくても、ストーリーモードを観てるだけで満足します。
ゲームもゲームで作り込まれてますね。
アンダーナイトや電撃もそうですけど、今の格ゲーは、スト2世代の駆け引き中心の格ゲーとマブカプ2世代のコンボ中心の格ゲーを、上手くまとめて制作されていますね。
そう。長いときを経て、迷走していた格闘ゲームは遂に完成したんです!
技術も、昔はバージョンごとに変えなくてはいけなかった基板を、ネットワークを上手く利用して、メーカーが配信してくれるから、随分と楽になった。
格闘ゲームを好きでやっている者としては、本当に良い時代になったと思います。
ただね、三十路過ぎたオジサンには、勇気を出さないとコインを入れれない格闘ゲームが増えましたね。
自分が年を取って、今の時代の思想に偏見を抱いているというのが「恥ずかしい」と考える最大の理由だと思うのですが、やはり、ストーリーモードのフルボエス化と超必殺技時の長い演出は、最初抵抗がありました。
がんばって、メルブラのラストアークまでです。
本当ね、ニトロプラスのレベル3超必殺技やブレイブルーのアストラルヒートの演出は、慣れるまでけっこう時間が掛かりました。
いや、そういうのも好きなんです。好きなんですよ!好きなんですけど、慣れるまでオジサンは勇気がいるんです。
ブレイブルーなんか、相当キャラクターに拘りを持って作ってるじゃないですか。だから、演出も凄くこだわりを持っている。
「しんくぅー、はどうけん!」では、許されないんです!
ただ、慣れてしまうと、僕の場合はもともと格闘ゲームが好きということもあり、もうイケイケでした(笑)
現在の格闘ゲームは、ゲームとしての内容はもちろん、ストーリー性や映像のクオリティまで、三拍子揃っているので、どこから攻めても楽しいゲームの作りになっていますね♪
あなたの一番やり込んだ格闘ゲームはなんですか?
閲覧ありがとうございました!