このブログも、始めて2年ぐらいになるのに、そう言えば僕の格ゲーを始めた理由っていうか、今までの話を書いたことって一度もなかったですね。
この前、ちょっとそういう話になったので、今回は僕が格闘ゲームを始めたキッカケと言いますか、遠い昔の思い出でもお話したいと思います。
「446の格ゲーの思い出話なんか興味ねぇ!!」という方も、まぁそう言わず、最後までお付きあい頂ければ幸いです。
かなり長いですけど(笑)
今回は、格ゲーものがたりの書庫に入れますけど、ものがたり調ではなく、ずっとこんな感じで書いていきます。
僕が格闘ゲームにハマり始めたのは、小学4年生のときでした。
僕の住む地域は田舎だったので、歩いてゲームセンターに行くことは遠すぎてできなかったんです。だけど、当時は文房具屋や小さなスーパー、個人のビデオ屋さんにも筐体が設置してあったので、格闘ゲーム自体はちょくちょく目にしていて、出会ったのはそういう辺鄙な場所ででした。
因みに、駄菓子屋はもう少し前の世代の方になります。
でも、正直そこでは、「こういうのが今流行ってるのか」ぐらいで、僕はポケモンカードゲームとポケモンシールに夢中だったので、筐体は素通りしてたんです。
たまに、友達に誘われたりするんですけど、カードゲームや将棋やオセロ、囲碁などの陣取りゲームと比べると、格闘ゲームはゲームとしての魅力をそんなに感じなかったんですね。
まだ、その頃は格闘ゲームの面白さが分からなかったので、「強いキャラクター使えば勝てるんでしょ」と思い込んでいて、やってもいないのに、格闘ゲーム自体を否定してました。
で、ある日。僕は、両親と街に出掛けて、その街の小さな本屋さんに寄ったんです。
小さいと言っても、新品の本とゲームぐらいは売ってあって、ゲーム売り場のフロアにゲーム筐体も設置してあったんですね。
そこにあった格闘ゲームに出逢い、僕は衝撃を受けたんです。
その格闘ゲームとは『X―メンVSストリートファイター』!!
何が凄いってね、このゲームは今までの格闘ゲームにはない超ド派手な演出があったんです。
こんなのとか
こんなのとか
ねっ!格好良いでしょう?
まぁ、これは当時を知る人でなければ、なかなか理解してもらえないかもしれませんけど、ゲーム性はともかく、演出面では本当にインパクトがあったんです。
それまでのカプコン作品の格闘ゲームと言えば、ストリートファイターゼロ2やヴァンパイアハンターで、超必殺技でもちっちゃな弾が長く飛ぶ程度でした。ところがこれは、リュウが極太ビームを出すわ、ケンが本物の神龍になって天高く舞い上がるわ、もうオープニング見るだけでワクワクしてしまってですね。
あんまり、僕がその場を離れないものだから、呆れた両親が「ゲームは買ってやれんけど、100円やるからこれで長く遊べ」と言われたのが、思えば格闘ゲームをやり始めたキッカケです。
もう、最初はなにがなんだか分からなくてですね。
スト2とかを付き合い程度でやってはいたので、技は何とか出せたんですけど、問題はエリアルができないってことでした。
正直、この格闘ゲームはCPUのアルゴリズムはそこまでないので、エリアルなんかしなくても全クリするだけならできるんです。
でも、これを制作した人は、おそらくドラゴンボールが大好きだったと思うんですよね。
何故なら、エリアルとは空中に相手を飛ばして、空VS空の状態で連続技を入れていくシステムだから!
いまは、ギルティやブレイブルーを始め、当たり前のシステムになっていますが、この時代はまだ発展途上のシステムでした。
厳密に言えば、このシリーズの一つ前、マーブルスーパーヒーローズという作品からエリアルは正式採用されたのですが、僕はこっちを先に知って、あとからマーブルスーパーヒーローズをやった感じです。
と言うわけで、そんな制作者の想いが詰まったシステムを使わないわけにはいかない!って言うか、ドラゴンボールのキャラみたいに空中戦ができるゲームがあるなら、俺はそれがやりたい!という思いから、100円を握りしめてやっていたのがこの時期でした。
で、そんなエリアルゲーにハマっていたとき、その時からゲーマーと周囲からの評判が高かった、同級生であり、格ゲー仲間でもある『タロシャン』から、新たな情報を貰います。
タロシャン:「446。るろうに好きなら、これもやるべきだ!」
それが、サムライスピリッツ天草降臨です!
実は、サムスピというゲームは知ってはいたのですが、真サムまでの雰囲気がどうも小学生のときの僕には抵抗があって、触っていなかったんです。
そしたら、これですよ。
うぉっっ!
黒の水晶玉とか格好いい!!
出たぁーーーーっっ!!
なに、この侍、格好良すぎ!
ストーリーとか全く知らなかったんですけど、当時、るろうににハマっていたっていうのもあって、雰囲気と演出で即天サムにもハマってしまいました。
あっ!ちなみに『るろうに』って言うのは『るろうに剣心』のことですね。
この格闘ゲームも、対人戦になると、永続はある、ハメはあるで、ゲームとしては成り立たなかったんですけど、僕にはそんなこと関係ありませんでした。
演出が格好良いならヨシ!
そもそも、天サムも初代VSも、そこまで野試合というものがなくて、ほとんどCPU戦を一人でやってるか、たまに友達と近所のビデオ屋で対戦するかぐらいしかやってなかったので、この頃はそんなに辛い思いをすることはなかったんですね。
ぶっちゃけ、小学生の頃は永続という存在はKOF97のテリーぐらいしか知らなくて、格闘ゲームに関する知識は無いに等しかったんです。
インストカードに載っているシステムを、ひたすら友達と検証して、とりあいず、エリアルから真空波動拳ができたら、みんなで盛り上がるって感じでした。
あの頃は、ちょっとのことでもできると嬉しくて、更に格好良い演出がそれを盛り上げてくれるから、楽しくて楽しくて仕方なかったっていうのがありました。
今も、もちろんゲームを楽しんでいます。でも、あの頃と比べると、楽しいの意味が少し変わってくるかもしれません。
この前、面白い話を聞きまして、生まれたばかりの赤ちゃんと言うのは、手や足があることが、何よりも嬉しいそうなんです。だから、身体が思うように動かせなくても、手や足をバタバタ動かすだけで、手や足があると実感できて、嬉しくて笑うことができるそうなんです!
その話を聞いたとき、僕の小学生時代の格闘ゲームは、生まれたばかり赤ちゃんの気持ちと一緒だったんだなぁと、改めて思い返すことができました。
こういうのを、純粋にゲームが面白いって言うんでしょうね!
中学生編へつづく!
閲覧ありがとうございました!