現在、アミューズメント施設やゲームセンターでサービスが提供されている『ネシカ×ライブ』ですが、2017年・夏に『ネシカ×ライブ２』のサービスが開始されることが発表されました。
まず、ネシカとはどういうサービスなのかというお話なのですが、ネシカっていうのは、タイトーのサーバーからネットワーク回線・NESYSを通じて、設置したネシカサーバーに配信中のアーケードゲームが無料で提供されるっていうシステムです。
現在、バージョンは2.00になっており、格闘ゲームだけでもかなりのタイトルのゲームを１台で楽しむことができます。無論、格闘ゲーム以外にも配信されているタイトルならばプレイすることができ、僕は格闘ゲーム以外にもパズルボブルとか楽しんでいますね。
ネシカが開発された最大の目的は、店舗側が初期投資さえすれば金銭的な負担をせずに、配信されているタイトルを自由に設定・稼働させることができるというところにあります。
昔、ネオジオの筐体もSNKを始め、メーカーで協力しあって、ゲームを提供するという光景が見られましたが、まぁアレがパワーアップしたと考えて頂ければ結構です。
ご存じの方も多いと思いますが、ビデオゲームは体感機の中でも利益があがりにくいと言われています。
そんな利益はあがりにくいけれど、｢ゲーセンでゲームと言えばビデオゲームだろ！｣という往年のゲーマー(僕もその１人w)のために開発されたのが、このネシカという配信サービスなのです！
ゲームセンターやアミューズメント施設を、格闘ゲームを始めとしたビデオゲームの最大のオフラインツールだと考えるならば、ネシカはその最終形態と言っても過言ではありません。
そして、来年の夏！そんなネシカの配信サービスが大きく変わります!!
従来の配信サービスに加え、なんと店舗内のオンライン化が検討されているとのことです！
店舗内のオンラインが実装されているのは、今のところ鉄拳７FRしかありませんが、ネシカでそれが実現すれば、色んな格闘ゲームで全国のプレイヤーと腕を競い合うことができます！
遂に、ゲーセンもここまで来たか！
家庭用のオンラインの波に押され、一人淋しい空間で、CPU戦でコンボ練習をすることももう無くなるという訳ですね。
ただ、これって１つ不安もあります。
CPU戦をメインに楽しむ方への配慮ってどうなるの？
無論、そんなのネシカ側からしたら、｢そこは店の問題だろ！｣って話になると思うんですけど、鉄拳７を見ていても、オンライン対戦が実装されてから、オフライン対戦やCPU戦をしている人というのは少なくなりました。更に言うと、鉄拳タッグ２のオフライン対戦で盛り上がっていた頃より、鉄拳７オンラインが実装されてからの方が人が減ってる気がするんですよね。
格闘ゲームのメインは、確かに対人戦かもしれません。
でも、ゲーセンに格闘ゲームをしに来る人って、家じゃ全然ゲームしないけど、ちょっと時間潰しにゆる～く格闘ゲームをしたいなって方も来店すると思うんです。
というか、僕も平日の朝からゲーセンに行くようになって知ったのですが、平日はそういう方が結構おられます。
オンライン対戦は、対人戦の問題を解消してくれる素晴らしいシステムですが、これによって、ゲームセンターやアミューズメント施設をオフラインの対戦やCPU戦をメインに利用していた方がどういう動きをされるのか、それも注目ですね。
恐らく、オンラインメインになると、オフラインモードっていうのは鳴りを潜めると思うんです。
そうなると、オフラインモード自体がやりにくくなって、オフラインメインでされていた方は肩身が狭い思いをしなくてはならない感じもします。
また、メーカー側もオンラインの提供に伴って、オフラインモードを疎かにするという例が見受けられますから、そこら辺をどう対応してくるのかも僕的には注目しています。
僕は、対人戦も好きですが、それと同じぐらい、CPU戦を楽しむことも好きだし、スコアアタックやタイムアタックで好成績を狙うのも大好きです。
しかし、オンラインが充実するに伴い、オフラインが疎かになるのならば、昔のゲームセンターを知る一人の好き者として、これほど淋しいことはございません。
ネシカ２。オンラインの実装は楽しみですが、そういう意味では不安もありますね。
さてさて。来年の夏は、どうなることやら。
閲覧ありがとうございました！
