446の素人格ゲーブログ

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【シリーズまとめ】ヴァンパイアシリーズ

ということで、今回はヴァンパイアシリーズのまとめです。

好きなシリーズということもあり、タイトルの話をしていたとき、ほとんど自分の感想を書いてしまったので、ここでは真面目にシリーズの魅力を素人の僕の目線から書いていきたいと思います。

まぁ、ヴァンパイアシリーズの魅力を一言で言ってしまうなら、僕は世界観とキャラクターかなと思います。

こんなこと言うと、「どの格闘ゲームもそうだろう!」とご指摘を受けそうですが、ヴァンパイアシリーズのキャラクターはあまり世界観を知らない僕でもキャラクターの設定を想像しやすく、物語に入っていきやすいです。そういう意味で物語の世界観とキャラクターの設定を知らない人にも話がすんなり伝わる作品かなって思います。

というのも、このゲームのキャラクターって、タイトルにあるように西洋の童話や神話に登場するモンスターがモチーフなんです。まぁ、この作品をされている方はご存じのことと思いますが、吸血鬼にサキュバス、ゾンビにマーマンと色んなモンスターが登場いたします。

なかには、ハンター側(人間)に童話の赤ずきんちゃんをモチーフにしたキャラクターも登場するんですけど、その赤ずきんちゃんというのがお金の為なら何だってするという、モンスター達も顔が真っ青になるぐらい黒い心の持ち主だったりと、モチーフは童話や神話でもちゃんとゲームのキャラクターとしては立っていて、そこら辺のキャラクターの設定もゲームをしながら楽しめるのではないかなと思います。

ちなみに、ヴァンパイアシリーズは、漫画やOVA(声優は、ゲームとは異なる)などの派生作品もあり、ある程度世界観やキャラクターを理解してきたら、派生作品に手を伸ばしてみるのも良いかもしれません。僕は、オリジナルと派生作品では若干設定が異なったりするのがあまり好きではないので見ないようにしているのですが、そういうのを気にされない方は、ゲームと平行してご覧頂くと、なお一層作品を楽しめるかと思います。

さて、ここからは格闘ゲームとしての話。

今回は、全シリーズ好きなので、一つ一つ書いていきたいと思います。

■ヴァンパイア

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僕の中で、初代ヴァンパイアはCPU戦を楽しむゲームというイメージが強いです。

何故なら、目押しコンボ(現・チェーンコンボ)の入力受付は厳しいし、スペシャルゲージはストックが出来ず、しかもES技も任意で発動することが出来ない。更に言うと、ES技はスペシャルゲージがMAXになっているとき限定で、しかもその時、通常の必殺技がES技に変化するというものでした(つまり、そのとき通常の必殺技は使えないということ)。

まぁ、今のヴァンパイアしか知らない方には、かなりやりにくいシステムだと思います。

しかし、その代わりと言ってはなんですが、CPU戦はヴァンパイアシリーズの中でもCOMが一番超反応してきますし、【自キャラ以外との総当たり戦+ボスキャラ二人】とかなりサービスが良いので、ストイックなCPU戦を楽しみたいという方には、かなりお勧めです。

1面からCOMが全力で来てくれるので、油断しているとやられます(笑)

ヴァンパイア自体、各キャラクターの通常技に癖があるゲームなので、最初は苦労することも多いと思いますが、分かってくると、地面の下からとか通常技を出せたりするので、とても楽しいと思います。

各キャラクターのエンディングも必見です!

ヴァンパイアハンター

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前作、ヴァンパイアで言われていたシステム指摘を見事解消し、ヴァンパイアシリーズの1つの完成形として登場したのが本作・ヴァンパイアハンターです。

ヴァンパイアシリーズは、ヴァンパイアセイヴァーヴァンパイアハンターで名作はどちらかという議論がされるぐらい人気の高い作品なのですが、その理由はゲーム全体のバランスの良さもさることながら、ボスキャラクターであったフォボスパイロンをプレイアブルキャラクターにしたこと、システムの簡略化(チェーンコンボなど)、あとはスペシャルゲージをストック制にすることで、ES技を任意に出せるようになったことなど、ゲームの自由度が上がったのも理由に挙げられます。

ストーリー面では、初代ヴァンパイアがダークストーカー目線だったのに対し、本作ではダークストーカーを狩るハンター目線のお話になっています。と言っても、それはタイトルだけのお話で、格闘ゲームなので、各キャラクターのエンディングが今回もちゃんと用意されており、そこはあまり気にすることなく、作品を楽しめるかと思います。

ただ、もちろん新キャラにはエンディングがちゃんと設けてあるのですが、初代ヴァンパイアから登場する旧キャラは前作と同じエンディングが流れます。しかし、本作には後日談が設けてあり、各キャラクターのその後の話を読むことができるので、物語が気になる方は、各キャラを全クリしていくのも面白いかと思います。

次回作に当たるヴァンパイアセイヴァーのお話は、このヴァンパイアハンターの後日談を読まないと繋がらない部分もあるので、ヴァンパイアシリーズの世界観を楽しみたい方は、この後日談を読むのは必修課題ですね(笑)

ヴァンパイアセイヴァー

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本作は、前作までと全くゲーム内容が異なります。ゆえに、本作は好き嫌いがハッキリ分かれるタイトルなのですが、僕はけっこう好きですね。

本作の魅力を一言で言うなら、ラウンド制を廃止した一本勝負にすることで、対戦により緊張感を持たせることに成功していることでしょうか。

更に、インパクトダメージゲージを採用することによって、攻めの強い試合内容を作ることにより、攻める側も攻められる側もより攻撃的な対戦をしなくてはならないのも本作の魅力と言えます。

ただ、これは素人の個人的な意見になりますが、僕はこのインパクトダメージゲージというのは、格闘ゲームとしてはやらなかった方が良かったんじゃないのかなと思っていたりします。

本作で採用されたインパクトダメージゲージというのがちょっと特殊でして、体力がゼロになると、一旦体力がゼロになったキャラクターはダウンするのですが、その時に体力ゲージの下にあるコウモリが1つ無くなります。すると、ダウンしたキャラクターの体力は全回復するのですが、ダウンさせたキャラクターの体力は回復しないんです。

普通、格闘ゲームというのは、ラウンドというのが設けてあって、1回1回仕切り直します。超必殺技を使うのに消費するゲージとかは次のラウンドに引き継がれるゲームも多いですが、体力が引き継がれるというのはあんまりないんです。

そのため、本作はコウモリのマークの数だけ体力ゲージがあるという考え方をする方が多く、そう考えたとき、ラウンドという概念が存在しないってことになるんですね。

もともと、真剣勝負にラウンドの概念があることがおかしいという指摘はけっこう挙がっていたのですが、そういう意味ではこのゲームはラウンドの問題を見事に解決していると言えます。

とまぁ、世間一般と言いますか、僕の周りでセイヴァーの評価をしている人の評価をしている理由はそんな感じになるのですが、僕はというと、このゲーム内容には不満を持っていて、ラウンド制だったら、体力があと少しから巻き返すと、次のラウンドではお互いに体力満タンの状態からスタートします。しかし、セイヴァーでは巻き返しても、受けたダメージはそのままです。これってね、例えば自分がコウモリ1個しかなくて、相手があと2個ある状態で巻き返したとき、向こうは全回復するけど、こっちの体力は回復しないじゃないですか。

格闘ゲームの面白いところに、ラウンド追い詰められて体力ギリギリで巻き返し、そのまま試合の流れを変えるというのがあるのですが、セイヴァーだとそれってほぼできません。

考えても見てください。ダウンさせても、そのあと向こうは体力満タンで、こっちは弱パン1つで終了という状況では、流石に試合を覆すのは難しいですよ。

自分がプレイしてて、相手を追い詰めている状況だと、これって凄く安心です。ダウンさせられても、まだこっちは当たりながら、相手を攻めることができる。一方、相手はパンチ一発で終わる状況なら、ダウンさせてもチェーンすらまともにできない。だって、ESのガーキャンで確定とか取られたら終わりですからね。

そうなると、せっかく試合の流れを変えれても、どのみち体力のない方は、必然的に消極的な立ち回りを余儀なくされ、強気に攻めてくる相手に崩されてそのまま終わることが多い。

確かに、一本勝負という緊張感は味わえるかもしれませんが、このゲーム内容は格闘ゲームの持ち味を潰してるような気がして僕はならないんです。

とまぁ、インパクトダメージゲージへの僕の不満の説明はこれくらいにして、次は僕の考えるセイヴァーの魅力をお話したいと思います。

一言で言えば、世界観とCPU戦が僕は好きだった。

対人戦では「どうなんだろう?」と思うインパクトダメージゲージも、CPU戦だったら、COMを追い詰めるのが狙いになるので、隠しキャラの朧ビシャモンなんかを狙うときとかも、スムーズにステージを進めることができました。

セイヴァーは、僕の中でゲージ回収しやすいゲームだと思っていて、しかもストックは99も溜められるので、溜められるだけゲージを溜めといて、COMの体力がいい具合に減ってきたら、ゲージある分全部規定技に使うということができたので、隠しキャラも比較的出しやすいゲームに入ると思います。

もうね、メルブラとかゲージ満タンでも、基本2回失敗したらアークドライブフィニッシュはできませんからね。しかも、CPU戦は優しいのに、何故かアークドライブで決めるときは、連続技に組み込んでやらないとほぼガードしてくるという理不尽さ!

実際、僕がコンボで倒せるぐらいにCOMの体力を調整できれば良い話なのですが、まだまだ色んなコンボを練習している段階で、そこまで考える余裕がないものですから、ついつい単発で当てないと条件満たせないという状況に追い込まれるんです。

そういうとき、セイヴァーだったら何回もチャンスがありますから、COMが諦めて当たってくれるときもあります。

ダークネスとか、コンボに組み込むのの失敗しても、単発ダークネスでCOMさんが気を遣って当たってくれるので、とても素人の僕には優しいゲームでした。

また、世界観やキャラクターも前作以上に魅力あるキャラクターが登場してるんですよ。

本作は、魔次元というラスボス・ジェダが作り出した空間が物語の舞台になるんですけど、そのジェダ様が「俺、魔界も人間界も両方救うわ!」と言って、全ての魂を1つにしようと考えたから、さぁ大変!

さすがに魔界番長ジェダ様も、全ての魂を自分の身体に取り込むことはできないので、すべての魂を納める入れ物・神体を作る必要があったんです。

これが神体⬇

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その神体を完成させるには、ジェダ様自体もパワーアップしなければならず、そのパワーアップに必要なのが『価値ある魂』と呼ばれる(というかジェダが勝手に呼んでいる)ダークストーカーズの黒い魂だったというわけです。

つまりは、ジェダのパワーアップのために呼び寄せられたダークストーカーズやダークハンターが、ジェダ様に吸収されまいと戦うのが今回の大まかなストーリー。

まぁ、その中には、逆に魔界を征服してやろうという人や、自分達の生活を邪魔されて迷惑しつつ、でも何か面白そうだからジェダ様の茶番劇に付き合ってあげた人や、はたまたジェダ様の計画に訳も分からず巻き込まれた人とか、とりあいず色んなキャラのストーリーがあって、世界観もしっかりしている上に、キャラクターも立っていてエンディングを見るだけでも面白いです。

まぁ、昔の格闘ゲームなので、今の格闘ゲームみたいにクオリティの高いアニメ調のエンディングではなく、紙芝居形式にエンディングが流れていく淋しいものではありますが、物語が前作からちゃんと繋がっていて、しかも本作で物語完結するので、いきなり設定の内容が変わって、プレイヤーが置いてけぼりを喰らうという、この当時の他の格闘ゲームであるような状況に陥ることはないので、そういう意味でもCPU戦の全キャラ全クリを頑張れるゲームだと思います。

他にも、隠しキャラのシャドウが居たり、朧ビシャモン(隠しボス)を倒すと、通常のエンディング後に専用のおまけエンディングが流れたりと、一人でもやり込める要素がふんだんに盛り込まれています。

一人でCPU戦を楽しむなら、僕はセイヴァーお勧めです!

ヴァンパイアセイヴァー2&ヴァンパイアハンター2⬇

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まぁ、セイヴァーで言われていた指摘を解消したマイナーチェンジ版といったところなのですが、僕にとっては色々と不満の残る作品でした。

本作は、ハンターとセイヴァーのキャラクターを一同に集結させたお祭り作品にしたかったみたいなんですけど、それが容量の関係上、できなかったんですね。

それで、セイヴァーのマイナーチェンジしたタイトルを2つに分けて出すことにより、今までヴァンパイアシリーズに登場したキャラクターをセイヴァーのシステムで遊べるようにしたのが、ヴァンパイアセイヴァー2とハンター2の2作品なんです。

しかし、前作好評だった、キャラクターごとに潜在能力が違うダークフォースというシステムを統一したり、エンディングを簡素にしたところは、プレイヤーから評価の減点対象になっているみたいでして、僕もそこが不満に思っているところです。

そんなセイヴァー2とハンター2ですが、もちろん魅力もたくさんあります。

一つは、特殊エンディングが見れるということ。

全クリすると普段はこういうイラストしか見れないのですがー…。

セイヴァー2の通常エンディングイラスト⬇

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ハンター2の通常エンディングイラスト⬇

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たまにモリガンリリスが裸で向き合っているエンディングイラストが出てきますが、興味のある方はネットなんかで確認されてみるのも良いかもしれません。確率は16分の1なので、けっこうな頻度で見られるのが魅力です。

老若男女、お好きな方は、16分の1の確率に夢を賭けましょう!

あとは、そうですね。

前作では、CPU専用キャラクターだった朧ビシャモンや、家庭用特典だったマリオネットが使用可能になりました。

それと、ラスボスの登場の仕方が格好良いです。

前作・セイヴァーでも、一部のキャラクターはジェダがラスボスだったので、専用の登場演出があったのはあったのですが、セイヴァーではラスボスは固定ではないので、ラスボスがジェダでないキャラクターは、専用の登場演出というのをやってくれませんでした。

しかし、本作では全キャラのラスボスを務めますので、ジェダもパイロンもボス専用の登場演出で登場してくれます。

ヴァンパイアシリーズは、演出が他の格闘ゲームより淋しいというのがあるのですが、そういう意味では本作は強化されています。

他にも、フォボスがセシルという少年を護っていたり、どういう経緯でそうなったのか疑問な演出もたぬさんありますが、見ていて楽しいです。

なので、ゲームをしながら演出を楽しみたい人には、本作はとてもお勧めの作品です!

てなわけで、ヴァンパイアシリーズの僕なりの感想でした!

閲覧ありがとうございました!