〈時代軸〉
ヴァンパイア➡ヴァンパイアハンター➡『ヴァンパイアセイヴァー』
※『』内は、今回紹介するタイトル
〈物語〉
100年の眠りを経て、冥王ジェダが復活。滅亡に瀬する魔界を憂う彼は、すべての魂と同化して『神体』にまとめることこそ、完全なる魂の救済につながると判断。その礎として『価値ある魂』の持ち主を『魔次元』へと呼ぶ。果たして、その野望の行き着く先はー…。
(オールアバウトカプコン・P114参照)
ということで、話自体はこれがシリーズ最終作品になります。
前作は、モンスター達のお話にも関わらず、何故かラスボスは最強の宇宙人でしたけど、今作の物語の核となる人物は、ちゃんとしたモンスターです。
■今回のラスボス・魔界番長ジェダ様⬇
前作は、宇宙人・パイロンが闇の住人たちに果たし状を送り付け、闇の住人たちはその誘いに乗るというような物語でしたが、本作は物語の内容がかなり濃くなっています。
簡単に言ってしまうと、本作のラスボスであるジェダが魔界の均衡が崩れたことに不満を抱き、魔界を救うためにはみんなの魂を一つにするしかないって結論に達して、その魂を一つするには神体と呼ばれる器が必要で、でも神体を作るのにはかなりのパワーが必要で、自分のパワーアップを図るにはドス黒い魂が必要だということで、ダークストーカーズや一部心の黒い人間を集めましたというのが今回のお話です。
まぁ、なので今回のお話はジェダの思い描くシナリオの第一段階って感じですね。
■ちなみにこれが魂を一つにするという神体⬇
ぐっ…グロい!
もともと、ジェダは魔界三大貴族の一つ『ドーマ家』の当主で、まぁ他人に干渉することなく、他のダークストーカーズ同様に静かに暮らしていたんです。
ところが、ヴォシュタル家という、シリーズ通してキャラクターは出てこない魔界三大貴族の当主・霊王ガルナンがキャラクターデザインをされることなく亡くなってしまったため、魔界の均衡が崩れちゃったんです。
うぅ…。ヴァンパイアシリーズが好きな一人としては、ガルナンがどんな感じなのか見てみたかった(T_T)
で、何を血迷ったのか、ジェダ様は、チャンスだと思ったんでしょうね。モリガンの家族に当たる、魔界三大貴族・アーンスランド家の当主・ベリオールに挑むため、人間界の扉を開き、無限の力を手に入れたんです。
でも、力を手に入れたは良かったんですけど、自分にそれを操れるだけの能力がなかったので、自滅しちゃうんです!
そして、100年経って再生したジェダ様は、何故その結論にたどり着いたのかは分からないんですけど、「とりあいず俺が魔界を救うしかない!」と考え、魔界を救うために上記に書いたことを実行するため、闇の住人たちを自分の作った魔次元という世界に引き込んで、魂を同化(吸収?)しようとしている訳です。
ここら辺、ジェダの明確な動機が記載されていないので、もしかしたら今後の続編で明確にされるのかなと思ったりもしてるんですけど、エンディングを見ると、どのキャラも話が完結しているので、やっぱりヴァンパイアシリーズの続編は難しいのかな。
でも、ジェダのエンディングを見ると、人間界の統率者をどうにかしないと魔界は救えないと言ってますし、そのジェダが示唆している恐らく人間界の統率者であろう、ドノヴァンの側にいつもくっついていたアニタは、ヴァンパイアセイヴァーの家庭用で成長した姿で出てきています。
成長したアニタは、ドノヴァンが記憶を無くしたディーというキャラクターのラスボスとして出てくるんですけど、これがね、また謎めいたエンディングなんですよ。
ディーとアニタは戦わず、そのままエンディングロールが流れるというね。
その時、アニタはお墓の前で泣いています。
こっ…これは、次回作への何かの伏線か!?
あっ!画像見付けたので、せっかくですから成長したアニタを掲載しときましょう。
■大人になったアニタ⬇
■ドノヴァンにくっついていた頃の幼きアニタ⬇
■セイヴァーに出る筈だった成長したアニタ⬇
どういうことだ!
大人になったアニタと幼い頃のアニタは面影があるのに、途中段階のアニタは何だかアニタっぽくないぞ!
本を持っているところも気になりますね。本を読みながら、魔物を召喚して、何か必殺技を出しそうです。
あっ!あれは、ちがう漫画だったか(笑)
まぁ、ちょっと裏設定を書いときますと、アルカナのリーゼみたいな感じで、アニタも人形を使って戦うスタイルだったようです。
操作してみたかったなぁ。
どうせなら、ベリオールとかそこら辺も出して欲しいですけど、ってなんか関係ない話になってきましたね。
では、話が脱線しまくったところで、今回はこの辺で!
閲覧ありがとうございました!