今回は、僕の思い出のタイトルということだけあって、かなり文章が長いです。読んでいて、疲れることもあるかと思いますが、最後まで閲覧していただければ、幸いでございます。
それでは、スタート!⬇
■CPU戦の流れ
●時間制限内に6人目まで倒した
1面から6面・通常試合【※1】
7面・中ボス(天草四郎時貞)
8面・ラスボス(壬無月斬紅郎)
9面・ライバル戦(キャラ固定)
●時間制限内に6人目まで倒せなかった
1面から6面・通常試合
7面・ライバル戦(キャラ固定)
【※1】6面までに各キャラクターに設定されている制限時間の条件を満たすと、天草四郎時貞(悪)と壬無月斬紅郎が出現する
■注目システム
〈斬サムから引き継いでるシステム〉
・レベル選択
・剣質選択
・鍔迫り合い
・回り込み
・避け
・防御崩し
・白羽取り
・当て身
・不意打ち
(1)特殊動作
・追い討ち攻撃
・移動起き上がり
・クイック起き上がり
・ダウン回復(ダウン時にコマンド入力で体力を回復できる)
・武器捨て挑発(コマンドを入力することで、自ら武器を地面に捨てる)
・自決技(コマンドを入力すると、体力ゲージがゼロになり一本ラウンドを失うが、次のラウンドでは怒りゲージMAXの状態で戦うことができる)
(2)必殺技が強化される
怒りゲージMAX時のみ、各キャラクターに設定された必殺技が
強化され、ヒット数やダメージが格段に上がります。必殺技より通常技のダメージの方が高いイメージがあるサムスピですが、本作では怒りゲージがMAX時だと、小技からキャンセルして必殺技でダメージを稼ぐなんてことも可能です。
(3)連続斬り
本作の目玉のシステムの1つです。キャラクターに接近した状態で、連続切り入りこみという連続斬り始動技を入力後、決められたコマンドを入力することにより、通常技を通常技でキャンセルするような、今で言うコンビネーション技に繋げることが可能です。全部で4種類有り、その殆どが最後に必殺技でキャンセル可能という特徴を持っています。また、14連斬というコンビネーションのみ、フルヒットさせると怒りゲージがMAXになるという恩恵を受けることができます。
(4)断末奥義
サムライスピリッツ零スペシャルの絶命奥義の前進となったシステムです。そのラウンドを勝てば、次のステージへ進めるというラウンドで、相手を倒したときの残り時間が40秒以上か武器捨て挑発を1回以上行っている場合、断末奥義のコマンドが画面に出現、そのコマンドを入力することで、特殊な演出を見ることができます。対人戦では関係のないシステムですが、演出を重視する方には大変面白いシステムだと思います。ちなみに、ナコルル・リムルル・COM天草・COM斬紅郎には発動できません。
(5)怒り爆発
本作の一番の目玉となるシステムです。今で言う、バーストみたいなシステムで、連続技を喰らっている最中にも発動できるという、当時にしてみれば時代を先取りしたシステムでした。
ABC同時押しで発動し、そのステージは怒りゲージがなくなってしまいますが、その代わり以下の恩恵が受けられるシステムです。
●連ね斬り
ABC同時押しすることで、最大6ヒットの連続技を出すことができます。使用回数に制限があり、残り体力が少ないほど多く使用ができます。最大で4回も!
●一閃
怒り爆発時、BCD同時押しで発動します。閃光のこどく相手に斬りこみ、体力ゲージを半分前後奪う大技です。怒り爆発状態の持続時間が多いほど威力が上がり、発動すると、強制的に怒り爆発が終了します。こちらも、怒りゲージの残量が多いほど、ダメージが大きくなります。
■素人の僕から見たゲームの特徴
それまでサムスピシリーズで定着していた通常技の破壊力を抑え、連続技の爽快感に重点を置いた新規ユーザーを狙った意欲作。しかし、怒りMAX時に必殺技が強化されるという本作独自のシステムにより、通常技を差したあと必殺技でキャンセルを行い連続技へ持っていくことにより、一度の判断ミスが命取りになるというサムスピ独自の緊張感は残っている。連続技の導入により、通常技の破壊力の他に、差し合いからも大きなダメージが狙えるようになり、ますます緊張感のあるゲームへと進化した!
ちなみに、本作にも永続ループ、即死コンボというのが存在する。
■僕から見た評価
CPU戦の楽しさ🌟🌟🌟🌟
対人戦の面白さ🌟🌟🌟
ゲームのやりがい🌟🌟🌟🌟🌟
ネタ的要素🌟🌟🌟🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)
■ゲームお勧め度
ネット🌟🌟🌟🌟
446🌟🌟🌟🌟🌟
(MAX🌟5つで評価)
■感想
僕は好きなんですけどね。
周囲やネットの意見、また他のブロガーさんが紹介されている天サムの感想を閲覧すると、評価が分かれるタイトルです。
その理由は、皆さんご存知の通り、あまりにも尖った連続技が多いから。
接近戦では、連斬を利用した永久ループができますし、怒り爆発後に連ね斬りを利用したループは、相手が怒りゲージがなければ、ほぼ確定の即死技です。
もちろん、怒りゲージが相手にあればループから抜け出すことは可能ですが、ならばせめて「怒りゲージをラウンドでリセットするという処置を取るべきだ!」と、まだ幼い僕は常々思った。
もうね、怒りゲージがない状態で「二本目!」とか言われても、全くやる気は出ませんよ!(汗)
だって、次1回なにかの技を貰ったら、永続ループか即死技でほぼやられますからね。
同時、僕は小4とか小5だったと思うのですが、同級生同士で対戦をすると、ほぼガン待ちの試合です。
1ラウンド目は永続を2回仕掛けて終わり。2ラウンド目は永続を1回仕掛けて終わり。
野試合になると、対戦知ってますという初級者以上の大人の人達が、蒼月で端寄せ怒り月光を連発し、怒りゲージすら使うことも出来ずに試合終了。
天サムの怒りゲージには、ビックリする特徴がありまして、なんと怒りゲージが満タンになったあと、必殺技を使っている間は時間のカウントがされないんです。
これは、つまりどういうことかというと、各キャラクターに設定された怒りゲージMAX状態のタイマーが、必殺技を連発することにより永遠に継続されるということです。
蒼月の怒り月光は、通常時と性能が変化し、相手に連続ガードをさせることができるので、1回ハマったら抜け出せません。
これに関しては、十兵衛の怒り水月刀もそうですが、
ただ、これはあくまで素人の僕の感想で、上級者同士の対戦になると、やっぱり面白いです。
当時、僕が通っていたゲーセンには、エレファントという常連のゲーマーさんがおられたのですが、この方が真サムと天サムの大会優勝者で、そのエレファントのグループはとにかくみんな凄かった。
結局、僕は蒼月や各キャラのループに対する対策が出来てなかっただけなんですね。
どの格闘ゲームにも、このゲームはこれが強いから取れない行動というのがあって、僕はそこら辺の対策を考えるというのを怠っていたのです。
エレファントは、僕より年上でしたが、差ほど年は変わらない。
僕は、その当時、天サムを「コンボゲー」、「即死ゲー」と批判しただけで、エレファントのように、ならばどうすれば良いのかというのを考えることをしなかった。
エレファントのグループの試合は、それはそれは観戦する者を惹き付ける試合で、同級生とするようなただ永続を狙い合うだけの試合ではなく、強キャラ蒼月の端に寄せるためにシャンシャン牽制を振るだけの試合ではなく、物凄く内容のある試合で、感動したのを覚えています。
あれから云十年経つも、僕は結局そこまでの境地には立てませんでしたが、1つだけ分かったことがあります。
黒歴史と呼ばれるゲームでも、創意工夫で楽しく遊ぶことができるんだ!⬅結局、これが言いたかっただけ(笑)
さて、ここからはCPU戦のお話です。
CPU戦は、前期(2000年以前の作品)の2Dサムスピ集大成ということで、キャラも揃ってるし、物語も真サムに繋がる話ということで、ただ全クリして、エンディングを見るだけでも面白い作品だと思います。
時代劇調でありながら、コミカルな演出もあって、サムスピ独特の雰囲気を味わうことができ、その世界観に浸れるのは他のゲームでは感じることのできない、天サムならではのテイストではないかと僕は思っています。
CPU戦で重要なのは、演出の他にボスキャラもだと僕は考えています。
本作のボスキャラは、初代のラスボス・天草四郎時貞と斬サムの壬無月斬紅郎ですが、この二人も良い味を出しています。
まず、天草は光の天草と闇の天草という設定があって、プレイヤーが使用できるのは光の天草四郎時貞です。
ボスキャラの天草は、武器である玉は赤黒く、肌も紫色に染まり、既に人間としての面影は薄くなっております。
■悪の天草四郎時貞⬇
かといって、僕から見た感じ、そんなズバ抜けて性能がボス仕様になっているというわけではないので、倒せない相手ではないのですが、ともかく格好良い。
ストリートファイターの豪鬼などの渋さではなく、男の色気と言いますか、男性なのに妖艶な雰囲気を出しているところ辺りが、SNKは演出が上手!と世のゲーマーに評価される理由の1つではないかと僕は考えています。
まぁ、ここら辺は個人の見解でだいぶん評価の仕方が変わってくるので、あくまで僕の感想として読んで頂ければ幸いです。
ラスボスの斬紅郎、僕は斬様と呼んでいるのですが、彼のラスボスとしての演出は、天サムが一番だと僕は思っています。
天草が認めた最強の兵器・壬無月斬紅郎!
■この人です!
天草ステージの背景で確認して頂きたいのですが、女の子がファーって浮いている後ろにある石板みたいなのに封印されているのが斬様です。天草が倒されると、封印の力が弱まり、自ら封印の石板を割り、登場します。
天草は、斬サムの物語で討ち取られた斬様の死体を持ち帰り、自分の下僕にしようとするのですがあまりに強大な力だったため、天草は斬様を制御できずに下僕にすることに失敗します!
しょうがないので、葉月の封印能力を使って斬様を封印するのです。
この設定を見ると分かる通り、どこまでも他力本願な天草四郎時貞様!
初代のような自分でやってやるぞ!というような考えはどこにもなく、そういう小物に成り下がった本作の天草様にも注目して欲しいですね。
ちなみに、ボスの斬様には、ボス性能と呼べるバグがありまして、プレイヤーが空中に居るときに無限砲という武器飛ばし技を斬様に発動されると即死します。
最初は、ボス性能だと思っていたこの仕様。まさか、バグだとは思いませんでした。
これに関しては、タムタムで骸骨を投げただけで倒れてくれる斬様の見掛けによらない心優しさを拝見するならば、寧ろこれくらいのボス性能(バグ)は許せる範囲じゃないのかなというのが僕の感想です。
さて、天サムCPU戦の感想。まだまだ続きます!
どのキャラでもイメージ通りに動かせるようになったら、次はCPU戦で永久ループや即死連続技を探す!というのが本作最大の楽しみだと僕は思います。
というか、これをやらないと天サムのCPU戦をやり遂げたとは言えません(笑)
あくまで僕の感想ですが、天サムは究極の自己完結ゲーだと思うんです。
エレファントぐらい、独自の攻略とキャラ対策ができているのなら、それなりにコミュニケーションが取れるゲームだと思いますが、僕のレベルではしょせん永続を狙うか、蒼月で牽制振って、14連斬成功したらひたすら怒り月光でぐらいしか戦っていける方法がありません。
なので、天サムの対戦を知らない方からは「素人狩り」と揶揄され、対策や戦い方を知っている上級者からは「対戦できない永パ野郎」と僕は呼ばれます。
このゲームで、相手とコミュニケーションを取ろうと思うなら、友達とルールを決めてゲームをやるか、永パを知らない人に合わせて、自分も同じルールで戦うか、めちゃくちゃ引き出しを持っている上級者に乱入してフルボッコにされるか、この3つしかありません。
しかし、これも上級者との対戦を除いて、お互いに遠慮しあってプレイしているので、満たされることはないのです。
そこで、CPU戦!
CPU戦なら、永続ループをしても誰にも迷惑を掛けないし、オマケに色んな連続技を見付ける楽しみもある。
最近では、ギルティの地獄人形さんやビオラさんなど、コンボ動画の職人と呼ばれる方々の動画が多数サイトにアップされていますが、あの始まりが天サムとかその辺りの格ゲーではなかったかなと思います。
それぐらい、連続技の研究が楽しい格闘ゲームだということです!
上級者のプレイを視聴して自分も真似してみるも良し、自分で色々と試しプレイしてみるもよし。
自分が満足するまでCPU戦でずっと遊べるゲーム。だから、僕の中では自己満足ゲーなんです。
言い方は悪いですが、これだけ徹底的に連続技を研究できるゲームは他にないと思います。
だって、どのキャラでも本当、工夫次第でどこからでも永続コンボが入りますからね。
連斬ループの理屈が分かってきたら、連ね斬り➡連斬➡連ね斬り➡連斬のループも良いし、連斬がお好きでないならば、斬サムみたいな通常技と必殺技をループさせ、最後に武器飛ばしみたいな即死技もあります。
雑誌に紹介されているのはほんの一部なので、理屈が分かってきたら自分で探して「こんなのもできるじゃーん♪」と自己満足に浸るのも有りですね。
ちなみに、僕の好きな連続技はリムルルの連斬ループ。
まず、対戦で使えるような永続ループではないですが、13連斬目をキャンセルしてまた連斬始動技を入れるのがなかなかシビアで、最初にできるようになった永続ループなので、よく覚えています。
ただし、連続技の内容にもよりますが、永続ループや連斬は時間が掛かるものが多く、CPU戦の全クリを平行して行うことは難しいので、永続ループや即死技の練習を始めたら、キャラによってはボスキャラを出現させるのは諦めた方が良いですね。
ということで、天サムの紹介でした。
余談ですが、天サムは初めて触った格闘ゲームなだけあって、思い出深い作品です。
なので、書きたいことがたくさんあって、ついつい長くなってしまいました。
ここまで、閲覧してくださった方、本当にお疲れ様でしたm(__)m
でも実は、これでも僕的にはまだ半分ぐらいしか感想を書いていません(笑)
天サムとアスラは、自分がまっぽし世代だったということもあり、テスト勉強や受験勉強をそっちのけで遊びまくった作品なので、サムスピの紹介が終わったら、また感想だけ別にがっつり書きたいと思います。
その時は、連続技なんかの紹介も一緒にできたらなとか思ったりー…。
本当は、ネシカに天サムスペシャル辺りを家庭用からの逆移植して配信してくれたら嬉しいのですが、…難しいですよね。
天サムのチャムチャム、使ってみたかったなぁ。
閲覧ありがとうございました!