感想ですので、僕の思ったことを書かせて貰いますと、まぁアテナは癖のないヒロインという感じでしょうか。
レオナみたいなヤンデレ？ですか、心が病んでいて、時々女の子らしさを見せるようなクールビューティーキャラクターでもないですし、ユリみたいな生意気な子供っぽい演出を狙ったキャラクターでもないですし、マリーみたいな洋画に出てきそうなヒロイン(僕の勝手なイメージです)でもない。
悪く言えば、ヒロイン属性みたいなものがないので、ちょっと地味かなという感じもするのですが、地味だからといっても覚えてもらいにくいキャラクターというわけではなく、超能力という宿命を背負いながら、アイドルという仕事で世界のみんなを幸せにしたいと願う、頑張り屋の女の子という設定があるので、逆にそれが丁度良い案配になっている気がします。
最近の二次元のヒロインは、キャラクターの表現をオーバーにして、設定より属性でキャラクターを覚えて貰おうという感じに僕は見えるのですが、そんな時代の流れに逆らって、一人ぐらいは清楚で地味だけど、良い子で頑張り屋さん的なヒロインが居ても良いのではないかと、時代遅れを自称するオジサンは思うわけです。
ここからは、アテナの設定に関する話。
アテナは、ある意味、人間の理想を追い求めたキャラクターのようにも思いますね。
アテナは、アイドルの仕事をする傍ら、超能力という宿命に立ち向かうという設定のため、けっこうボコボコにされることがあるのですが、それでも彼女は絶対に挫(くじ)けない。
まぁ、格ゲーですから、そこら辺のストーリー描写は薄いので、あとは自分で妄想してください的なところも多いのですが、アイドルという仕事が社会や学校で荒んだ気持ちになっている現代人の心に少しでも元気になってもらえるようにと他人からの共感を得るためにする仕事だとするのならば、自分のみっともない姿は見せれませんし、またどんなに追い詰められても弱音を吐くことは許されない。
それが他人に影響を与える仕事というものです。
多分これは、ゲームをプレイしているオッサンや学生さん達にも言えることで、少なからず自分の身の回りでも、辛くても笑わなければならないこともあるだろうし、自分を奮い立たせなければならないときだってある筈です。
しかし、大半の人間は、そんな重圧に耐えきれず、気が狂いそうになるときもあるでしょう。
仕事で失態が続き、自分のために励ましてくれているのは分かっていても、感謝の気持ちを持てず、他人の優しさが鬱陶しく感じたり、結婚しているのなら、家庭というしがらみに囚われ、休みの日も気が休まることがなく、嫁や子供から離れて、どこか遠くに逃げ出したいときだってある。学生だったら、学校の人間関係や部活や勉強に追われ、やれどもやれども見通しの見えない未来に、苛立ち、何もかもぶち壊したくなる時だってあると思います。
若干、僕の気持ちも入れてみました(笑)が、そんな荒んだ気持ちになったとき、アテナを使うと僕は元気が出ますね。
あのサイコボールという言葉には何度救われたことか。
二次元は自分にとって都合の良い理想しか言いません(見ている人が都合の良い解釈がしやすいような映像表現しているため)けど、理想しか言わないからこそ、自分を奮い立たせ、理想に近付くために努力する大切さを思い出させてくれます。
そういう意味では、アテナは一番のキャラクターでした。
まぁ、ヒゲリンみたいに格ゲーのキャラクターを性能でしか見てない方には、｢なに言ってんの!?気持ち悪ｯｯ!!｣となるでしょうが、KOFのキャラクターはそこら辺のキャラクター設定もしっかりしているのでね、ドラマや小説、アニメや漫画と同じように、作品の世界に入りやすいと思いますから、格ゲーのキャラクターだけど、ちゃんとゲームの中でも設定通りアイドルの仕事をしているアテナさんを見てあげてくれればと思います。
さて、そんなアテナさんは、毎回イラストが変わりまして、タイトルが更新される度に色んなイラストが出ているので、最後はそれをご紹介。
確か、ヤフーさんは10枚しか画像を貼れなかったと思うので、最初に貼った一枚を差し引いて、残り９枚をガガンと掲載しちゃいます！
ちなみに、選別方法は僕の好みということで(笑)
■KOF94⬇
■カプエス２⬇
あれ？
１体だけ、ちょっと違う人が混じってる…。
実は、このデザインのアテナが元ネタだったりします。
ゲームは違うけどね。
知らない人は、アテナで検索を掛けてみてね。
閲覧ありがとうございました！
