〈質問〉
メルブラって、おっさんがやる格ゲーだよね?
〈返答〉
…そうですね。
まぁ、否定はできません。
何故なら、メルブラを好きでやってる僕は、三十路を過ぎてますし、ヒゲリンだって僕と同じ年で、乱入してくれる知らない方も、あんまり学生って見かけません(たまには居ますけど)し。
うーん…。やっぱ、そうなっちゃうのかなぁ。
しかも、ショックなのが、今の格ゲーはA連打や必殺技のコマンドが昔の特殊技みたいなのが多いから、「メルブラ簡単だからやってみて♪」と言うと、「いや、あのゲーム普通に難しいッス」と言われること。
僕等の時代は、とにかく対空が強いゲームが多く、飛べないゲームが多かったんです。
そこに現れたのがギルティで、ギルティにはガトリングコンビネーションというシステムがあり、ヴァンパイアシリーズのチェーンコンボをもっと分かりやすくしたシステムが登場したんです。
このギルティのガトリングコンビネーションの大きな特徴は、チェーンコンボのように入ったらただ繋げるだけというのではなく、ガトリングコンビネーションには沢山のルートが存在するので、そこから素人でも択一を気軽に掛けられるということ。
もちろん、通常技を通常技でキャンセルしている扱いになるので、ストリートファイターやKOFみたいな目押しを駆使して先端択掛けみたいな技術を持っていなくても、ある程度のことができるようになったんです。
無論、何でもできるようにしてあるので、最初のうちこそ気軽にできるゲームだったのですが、研究が進むに連れて、敷居の高いゲームに姿を変えていきましたけど(笑)
まぁ、話を戻しますと、そんな飛べないゲームが多い中、気軽に択一が掛けられて、尚且つ何でもできるのでどこからでも攻めようとすれば攻められるゲーム、それが僕らの周りでの最初のギルティのイメージでした。
そのガトリングコンビネーションがビートエッジとなり、更にビートエッジにリバースビートという隙消しのシステムを追加し、自由度を増したのがメルブラです。
もうね、これが登場したとき、僕はギルティで全然戦えない、ただのミスターコンボマンでしたから、システムの分かりやすさと手軽さに感動しました。
この当時、ランブルとかもあったと思いますけど、多分操作が一番簡単だったのはメルブラだった気がします。
無論、バカキャンとかそこら辺のメルブラ特有の技術を身に付けた上で戦いたいというのなら、それは話が別になりますが、初心者からでも気軽に触れるゲームというのがメルブラでした。
あの当時は、メルブラも新鮮だったんですけど、今では『おっさんがする格ゲー』なんですね。
よく考えると、アンダーナイトインヴァースとか電撃もオッサンしかやってないなぁ…。
たまに、学生さん達がノリで対戦していますけど、観戦している限り、ゲームのシステムやキャラの性能を知った上でやっている感じではないので、もしかしたら、格ゲー自体、僕等ぐらいの30代から40代に掛けてのオッサンがプレイするゲームという位置付けになっているのかもしれませんね。
この質問が来たとき、ちょっぴりショックを受けたオジサンの僕なのでした。
それでは、またお会いしましょう!
閲覧ありがとうございました!